集中すると時間があっという間に過ぎる理由。時計の針を早める話

この記事の要点

  • 集中している時に時間が短く感じるのは、フロー状態に入っているからです。
  • 同じ1時間でも、フローに入れている時と入れていない時では、進み方がかなり変わります。
  • 集中力は根性より、難易度設定と邪魔の少ない環境づくりでかなり変わります。

どうも岩崎です。

撮影に入ると、時間の感覚がなくなります。

気づいたら3時間経っていた、なんてことが普通にあります。お腹が空いていることにも気づかない。疲れているはずなのに、その時は疲れを感じない。ずっと、もう少し、もう少し、という感じで動き続けられるんですよね。

逆に、全然乗れない日もあります。

1日頑張ったのに、思ったほど進んでいない。時計は進んでいるのに、仕事は進んでいない。こっちはかなりしんどいです。

この差って、作業時間の長さだけじゃないんですよね。今日はその話です。

時間が短く感じる時は、だいたいフローに入っています

こういう状態は、心理学ではフロー状態なんて呼ばれています。

完全に没入している状態ですね。やっていることに意識が全部入っていて、余計なことを考えていない。だから主観的な時間感覚が変わるんですよね。

実際には3時間経っていても、本人の感覚としては、え、もうそんなに経ったの、みたいになる。だから、あっという間だった、になるわけです。

で、面白いのはここからで。

フローに入っている時って、時間の感じ方が変わるだけじゃなくて、パフォーマンスもかなり上がっているんですよね。集中力も判断力も創造性も上がる。だから同じ2時間でも、入れている時と入れていない時では、進み方がまるで違います。

頑張った時間より、入れたかどうかの方が大事です

なんか今日はよく動けたな、という日は、だいたいフローに入れていた日です。

逆に、1日頑張ったのに全然進まなかった、という日は、フローに入れていなかった日だったりします。

ここって、かなり大事だと思うんですよね。

多くの人は、何時間やったか、で考えがちです。でも実際には、何時間机に向かったかより、その中でどれだけ没入できたかの方が結果に直結します。

要するに、長くやることより、深く入ることの方が効くわけです。

難しすぎてもダメだし、簡単すぎてもダメです

じゃあ、どうすればフローに入りやすくなるのか。

まず一つ大きいのが、やることの難易度です。

簡単すぎると退屈になります。退屈だと意識が散るので、フローに入りにくい。

逆に難しすぎると、不安になります。これも入れない。

ちょうどいいのは、自分の今のレベルに対して、ちょっとだけ難しいくらいなんですよね。頑張れば届く。少し背伸びが必要。でも無理ではない。そのくらいがいちばん入りやすいです。

なので、集中できない時って、自分がダメなんじゃなくて、単純に難易度設定がズレていることもかなり多いと思っています。

通知ひとつで、せっかく入りかけた流れが切れます

もう一つ大きいのが、邪魔をなくすことです。

通知を切る。スマホを別の部屋に置く。関係ないタブを閉じる。これだけでも、入りやすさはかなり変わります。

フローって、入りかけたところで邪魔が入ると、一回リセットされるんですよね。またゼロから入り直しになる。

なので、集中力がないというより、単に入り口で毎回邪魔されているだけ、ということも多いです。

ここは意志の問題ではなくて、環境の問題なんですよね。

時計の針を早めるように始めると、入りやすくなります

あと、私が大事だと思っているのが、時計の針を意識的に早めることです。

この2時間で仕上げる、と決めて始める。そうすると、脳が自然とそのペースに合わせようとするんですよね。

締め切りを先に作る感じです。

仕事って、与えられた時間いっぱいに膨らみやすいじゃないですか。半日あると半日かかるし、1週間あると1週間かかる。だから逆に、あえて短く区切る方が集中しやすいです。

ゆるく始めると、ゆるく終わるんですよね。

でも、この1時間でここまでやる、と決めると、自然と余計なことを切り始めます。これがフローの入口になりやすいです。

集中できないのは、気合い不足ではなく設計不足のことが多いです

集中できないと、自分は意志が弱いんじゃないか、と思う人が多いです。

でも実際には、意志の問題じゃないことがかなり多いんですよね。

難易度がズレている。通知が多い。締め切りがない。環境が散らかっている。単に設計が悪いだけ、ということが本当に多いです。

なので、集中力を根性で何とかしようとするより、入れる条件を作る方が先なんですよね。

今日から一つだけやるなら、通知を切る。これだけでもかなり変わると思います。

集中すると時間があっという間に過ぎる理由。時計の針を早める話

集中している時に時間が短く感じるのは、フロー状態に入っているからです。

で、その状態は、ただ気持ちいいだけじゃなくて、ちゃんと結果にもつながっています。同じ1時間でも、入れている時と入れていない時では、量も質もかなり変わるからです。

だから大事なのは、長く頑張ることより、入りやすい設計を作ることなんですよね。

難易度を少しだけ高めにする。邪魔をなくす。時間を短く区切る。時計の針を少し早めて始める。こういう地味な工夫の方が、集中力には効きます。

意志が弱いから集中できない、ではなくて、入れる条件をまだ作れていないだけ、ということはかなり多いと思うわけです。

それでは。

よくある質問

フロー状態って誰でも入れますか?

入れます。ただし、難しすぎず簡単すぎない課題設定と、邪魔の少ない環境づくりがかなり大事です。自然に入るというより、入りやすくする感じですね。

集中できないのは意志が弱いからですか?

そうとは限りません。環境や難易度設定、締め切りの作り方がズレているだけのこともかなり多いです。根性より設計です。

今日からすぐできることはありますか?

あります。まずは通知を切ることです。それだけでも入り口で邪魔されにくくなるので、集中しやすさはかなり変わります。

P.S.

撮影中にフローに入れる時と入れない時の違いを考えると、入れる時ってだいたい この光は今しかない みたいな切迫感があるんですよね。締め切りとかなり似ています。自然と時計の針が早まっている感覚になるわけです。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。