売れている人ほど売り込んでいない理由

この記事の要点

  • 売り込みが必要になるのは、この人に頼む理由がまだ十分に伝わっていないからです。
  • 専門性、印象、実績、人柄、導線が整うと、この人に頼むのが自然という状態ができます。
  • 売らずに売れる人は、説得しているのではなく、自然に動いてもらう設計を先に作っています。

どうも岩崎です。

ふと気づいたんですが、私自身、いわゆる営業らしい営業をほとんどしたことがないんですよね。

SNSで撮影受け付けていますと大声で叫んだこともないですし、値引きして取りにいったこともない。飛び込み営業も、売り込みのメールも、ほぼやったことがないです。

でも、それでも仕事が来る。

これは別に私がすごいという話ではなくて、この人に頼むのが自然、みたいな空気がどこかでできているからだと思っています。

今日はその話です。売れている人ほど売り込んでいないのはなぜか、という話ですね。

説得しないと売れない状態の方が、実はしんどいです

売り込みが必要になるのは、まだこの人でなければならない理由が十分に伝わっていないからなんですよね。

専門性が見えていない。何が得意なのかわからない。人柄が伝わっていない。実績が見えない。頼んだ後のイメージが湧かない。

こういう状態だと、最後は説得しなきゃいけなくなります。

でも説得って、やる側もしんどいですし、される側もしんどいんですよね。押せば押すほど空気は重くなるし、うまくいってもどこか無理が出ます。

逆に、この人に頼むのが自然、という状態ができていると、売り込まなくても話が進みます。これが強いわけです。

売らなくていい状態は、勝手にはできません

ここ、大事なんですが、売り込まなくても売れる状態って、放っておいてできるわけじゃないです。

むしろ逆で、かなり地味な積み上げの結果なんですよね。

第一印象で変な違和感がないこと。写真やデザインで損していないこと。何者なのかがパッと伝わること。実績やお客様の反応が自然に見えること。価格の見せ方が破綻していないこと。関係性を少しずつ育てる導線があること。この人から買いたいと思える人柄がにじんでいること。

こういうものが全部つながって、初めて売り込まなくても売れる状態に近づいていきます。

自然に動いてもらう設計をしているだけです

今週話してきたことをまとめると、全部ここにつながるんですよね。

  • 第一印象で感情を動かす
  • 希少性で背中を押す
  • 社会的証明で安心してもらう
  • 価格設計で判断しやすくする
  • 小さなYESで関係を育てる
  • 好意で この人から を作る

これ、全部説得するための技術じゃないんです。

自然に動いてもらうための設計なんですよね。

つまり、押して動かすのではなく、相手の中で自然に頼みたい状態を作る。その方が売る側もラクだし、買う側も気持ちいいです。

ブランドって、説明しなくても伝わる状態のことです

ブランドとか権威というと、なんだか大げさに聞こえるんですが、私はもっとシンプルだと思っています。

この人は何者で、何が得意で、どんな人のためにやっているのか。それが迷わず伝わる状態になっていること。

要するに、説明しなくてもだいたい伝わる状態ですね。

逆に、説明しすぎると怪しくなります。良いものは語らずとも伝わる、みたいな話って、写真でも商売でもあるんですよね。

もちろん何も言わなくていいわけじゃないです。でも、言わなくても伝わる部分が増えるほど、売り込みは減っていきます。

人は論理で納得しているようで、かなり感情で動いています

結局、人は理屈だけで動いていないんですよね。

まず印象で見て、感情で動いて、あとから論理で納得しています。だから、論理で説得しようとするより、感情に自然に届く状態を作った方が、長い目では圧倒的にラクです。

売れている人ほど売り込んでいないように見えるのは、そこが先にできているからです。

無理に押さなくても、この人に頼むのが自然、となるように整っている。だから売り込んでいないように見えるだけなんですよね。

売れている人ほど売り込んでいない理由

売れている人が売り込んでいないのは、営業をサボっているからじゃないです。

売り込みが不要になる状態を、先に作っているからです。

専門性、世界観、実績、人柄、印象、価格の見せ方、導線設計。こういう地味なものを一つずつ整えていくと、気づいた時には、この人に頼むのが当たり前、みたいな空気ができてきます。

そこまでいくと、売り込む量は自然に減ります。

だから、売り込まなくても売れるようになりたいなら、もっと営業トークを磨くことより先に、売らなくていい状態をどう作るかを考えた方がいいと思うわけです。

それでは、良い1週間を。

よくある質問

売り込まないと、本当に売れないのではないですか?

最初はある程度必要な場面もあります。ただ、長くラクに売りたいなら、押す営業より、この人に頼むのが自然と思ってもらえる状態を作る方が強いです。

売り込みが不要になる状態って、具体的には何ですか?

何者なのか、何が得意なのか、どんな人に向いているのかが自然に伝わり、この人に頼むのが安心で自然と思ってもらえる状態です。

まず何から整えればいいですか?

第一印象、プロフィール、実績の見せ方、価格の見せ方、このあたりからです。派手ではないですが、ここが整うと売り込みの必要はかなり減ります。

P.S.

売り込まなくても売れる状態は、一朝一夕ではできないです。でも、今週話してきたことを一つずつ整えていくと、気づいた時には、なんか問い合わせが増えてきたな、という状態になります。地味ですが、結局そこがいちばん強いと思うわけです。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。