ツァイガルニク効果。あえて未完成にすると作業がはかどる話

この記事の要点

  • 脳は完成したことより、未完成のことの方を気にし続けやすいです。
  • 作業をきりのいいところで終わらせるより、少し途中で止めた方が、次に再開しやすくなることがあります。
  • 最初の一歩を踏み出しやすくするために、あえて未完成で終わるのはかなり使える方法です。

どうも岩崎です。

ドラマを見ていて、いいところで終わると続きが気になってたまらなくなること、ありますよね。

次回に続く、のタイミングが絶妙で、もう1話だけ、と思ったら気づけば朝だった、みたいなやつです。

あれ、ちゃんと理由があるんですよね。

ツァイガルニク効果なんて呼ばれる心理現象で、完成したことより未完成のことの方が、脳に残りやすい、という性質です。

今日はこの話です。

脳は終わったことより、終わっていないことを気にします

脳って、終わったことは案外すぐ閉じます。

でも、終わっていないことは閉じにくいんですよね。途中で止まっているもの、答えが出ていないもの、解決していないものは、ずっとどこかに引っかかり続けます。

だからドラマの続きが気になるし、途中で止めた作業がなんとなく頭の片隅に残るわけです。

要するに、未完成のものには、脳の注意を引きつけ続ける力があるんですよね。

これ、仕事にもかなり使えます

で、これをそのまま仕事に使えるわけです。

作業をきりのいいところで終わらせるんじゃなくて、あえて途中で止める。

文章を書いている途中で止める。タスクを半分だけやって翌日に残す。構成だけ作って本文は途中でやめる。そういう感じですね。

こうすると、脳が 続きがある と認識して、ずっと気にし続けます。

結果として、次に再開する時のハードルがかなり下がるんですよね。どこから手をつければいいかわからない、という状態になりにくいです。あ、そうだ続きをやればいいんだ、で入れる。

調子がいいところでやめる、はかなり理にかなっています

有名な話で、ヘミングウェイが 一番調子がいいところで書くのをやめる みたいなことを言っていますが、あれもかなり理にかなっていると思うんですよね。

普通は、調子がいいならそのまま全部終わらせたくなります。でも、そこであえて止める。そうすると翌日また気持ちよく入りやすくなる。

全部出し切って終わると、次の日にゼロからエンジンをかけ直す感じになります。ここが重い。

でも、少し乗ったまま止めておくと、翌日はその続きから入れるんですよね。この差って、地味ですがかなり大きいです。

やる気は、出てから始まるんじゃなくて、始めると出てきます

ここにもう一つ重なる話があります。

やる気って、出たら始めるものだと思われがちですが、実際には逆なんですよね。始めるから、やる気が出てくる。

最初の一歩がいちばん重い。でも、いったん動き出すと、脳はそのまま流れに乗りやすくなります。

だからツァイガルニク効果が効くわけです。未完成で終わっておくと、翌日の最初の一歩が軽くなる。軽くなれば始めやすい。始めれば、そのまま進みやすい。

要するに、未完成で終わることは、次の日の自分を助ける仕掛けでもあるんですよね。

完璧に終わらせるより、次につながる止め方の方が強いです

きりのいいところまで終わらせたくなる気持ちは、すごくわかります。

でも、毎回きれいに終わらせることが正解とは限らないんですよね。むしろ、次につながる止め方の方が、長い目では強いです。

今日全部やり切る、ではなくて、明日の自分が入りやすい形で止める。こう考えると、作業の切り方が少し変わります。

特に、先延ばししやすい人とか、再開が重い人にはかなり効くと思います。

ツァイガルニク効果。あえて未完成にすると作業がはかどる話

脳は、完成したことより未完成のことを気にし続けます。

だからこそ、作業をあえて途中で止めると、次に再開しやすくなります。続きをやればいい状態が残っているので、ゼロから始める重さが減るんですよね。

完璧に終わらせることより、次に入りやすい形で終わること。ここを意識するだけで、作業の進み方はかなり変わると思います。

一度、あえて未完成で止めてみてください。翌日の入りやすさが変わるはずです。

それでは。

よくある質問

ツァイガルニク効果って何ですか?

完成したことより、未完成のことの方が記憶に残りやすく、脳が気にし続けやすいという性質のことです。続きを気にしてしまうのは、この働きによるものです。

なぜ途中で止めると再開しやすくなるのですか?

脳の中に 続きがある 状態が残るからです。どこから始めればいいかわからない状態になりにくく、続きをやればいいので入り口が軽くなります。

どんな作業で使いやすいですか?

文章を書く仕事、編集作業、現像、企画づくりなど、続きがある作業全般で使いやすいです。特に 再開が重い 作業にはかなり効きます。

P.S.

写真の現像作業も、全部終わらせようとすると重くなるんですよね。今日は100枚のうち50枚だけ、と決めて止める方が、翌日にまた開く気になりやすいです。地味ですが、かなり効くと思うわけです。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。