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【ゼロからの挑戦】本当に必要なものだけを選び取る力

どうも岩崎です。

前回、【トレードオフ思考】で成功を掴む!リソースを最大限に活かす方法 についての話をしましたが、その中で「ゼロベース思考」という内容に触れましたので、少し補足しようと思います。

ゼロベースで考えるという事は、既存の価値観や前提条件を一度リセットし、新たな視点から物事を見直すことで、本当に必要なものや行動を見極めるための強力な方法なんですね。

つまり、無意識に続けている不要な活動や、単に「持っているから」「これまでやってきたから」という理由で継続していることに対して、再評価を行うことができます。

ゼロベース思考の重要性

ゼロベースで考えるという方法は、戦略的な意思決定を行う際に特に有効です。

例えば、コスト削減や業務効率化を図る際に、既存のリソースやプロセスをゼロから再検討することで、真に価値のあるものにリソースを集中させることが可能になります。

この考え方をビジネスですることで、無駄なコストを削減し、効率的な運用を実現することができます。

ゼロベース思考を深める方法

  1. 現状の固定観念を排除する
    ゼロベース思考では、まず現状を疑うことが重要です。これまでのやり方や既存のリソースを当たり前のものと考えず、それらが本当に必要であるかを問い直します。

    たとえば、定例会議が習慣化している場合、その会議が本当に必要であるかをゼロベースで考え直すことができます。
  2. 新しい視点から評価する
    ゼロベースで考える際には、新しい視点からすべての選択肢を評価することが求められます。

    たとえば、「このプロジェクトを今から立ち上げる価値があるか?」「新たにこのツールを購入する価値があるか?」といった問いを投げかけ、既存のリソースやプロセスに縛られない評価を行います。
  3. 選択肢を広げる
    ゼロベース思考は、新しい選択肢を探求するための機会でもあります。既存のものに固執せず、新たな方法やツール、戦略を検討することで、より効果的で効率的な解決策を見つけることができます。

    例えば、今までやってきたプロセスを一新するために、デジタルツールを導入することをゼロベースで検討することが考えられます。

実践のステップ

  1. 現状のリソースを棚卸しする
    現在利用しているリソース(時間、労力、コストなど)をすべてリストアップし、それらが真に必要かどうかをゼロベースで考え直します。
  2. 代替案の模索
    現状のままでいいという前提をしないで、もし新たに何かを始めるのであれば、どのような手段やリソースを選ぶかを考えます。

    たとえば、既存のソフトウェアをゼロから選び直すことを考えることで、最新かつ最適なツールを見つけることができます。
  3. 不要なものを排除する
    ゼロベースで考え直した結果、不要と判断されたリソースやプロセスを排除します。

    これにより、本当に価値のある活動に集中することが可能になります。

ビジネスにおけるゼロベース思考の事例

ゼロベース思考は、多くの企業が戦略的転換をする時に使われています。たとえば、コカ・コーラは昔、ポートフォリオの整理をゼロベースで行い、収益性の低い製品を排除し、主力ブランドにリソースを集中させることで成功しました。

ユニクロと東レの「ヒートテック」の開発も同じですね。2000年代初頭、東レは従来の「ものづくり」から顧客ニーズを重視した「新しいサービス」に発想を転換。その結果、ユニクロとの協力で開発されたヒートテックは、単なる保温インナーにとどまらず、機能性とデザインを兼ね備えた商品として大ヒットしました。これは、ゼロベース思考を取り入れ、過去の常識にとらわれずに新しい価値を創造した結果です。

ゼロベース思考は、個人や組織が持つリソースを最適化し、最も価値のある活動に集中するための強力なツールです。これを実践することで、無駄なリソースの浪費を防ぎ、戦略的な優位性を築くことが可能になります。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。

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