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写真が上手いだけではダメ! カメラマンが生き残るための3つの理由

現在、私は金魚写真を専門で、番組制作の仕事が中心です。たまに展示会などを開催しておりますので、現在は安定して仕事ができていますが、写真の業界全体が大きな変革期を迎えています。

これからのカメラマンには新たなスキルと柔軟性が求められ、写真撮影ができるだけではなく、マーケティングの一環としての提案力が不可欠とされています。

つまり、写真が撮れるだけのカメラマンは通用しなくなるという事です。

そこで今回は、写真家が生き残るために必要な3つの理由をご紹介します。

利益を生み出す写真が撮れる

お客さんにとって「利益を生み出す写真」とは、単に綺麗で美しい写真ではありません。ターゲット層に響き、購買意欲を喚起するような写真です。

そのためには、お客さんの目線に立った写真を撮ることが重要です。ニーズや商品・サービスの特徴を理解し、お客さんにとって魅力的に見える写真を撮りましょう。

また、写真だけではなく、写真を使った集客方法についても知識が必要です。写真の撮り方だけでなく、写真の加工方法やウェブサイトへの掲載方法、SNSでの活用方法などを学ぶことで、より効果的に集客できるようになります。

利益を生む写真の本質とは?

利益を生む写真とは、単なる美的意識や業界のルールにとらわれず、第三者が魅力を感じ、購買意欲を喚起される写真です。例えば、料理撮影の場合、ライティング(照明)よりもレイアウトが重要視されることがあります。

ただ、業界の配置のルールこだわりすぎると、見た目のインパクトが不足し、売上に影響を与える可能性があります。

売上で年間数億円を出すようなところの場合、業界ルールに固執して出された料理をそのまま撮ってしまうと、料理目当ての宿泊客の減少につながります。なぜなら、食べてみたい写真ではなく、単に綺麗な美しい写真になってしまうからです。

両者は似ているようで全く違います。

あなたの美的意識や業界のルールを一切考えずに「第三者が見て行きたい or 買いたいと思える写真か」という撮影ができるのが利益を出すための技術です。以前はここまでがプロカメラマンとしてのスキルととマインドだと感じていましたが、それも通用しなくなってきています。

「お客さんをたくさん呼べる写真が撮れた」と、そこで満足するカメラマンは将来的に仕事がなくなるかもしれません。

その写真を使用した集客方法が以前とはまったく異なるからです。

インターネットが普及する前(2006年以前)は、紙媒体への広告入稿が基本でした。

よってリーチ数(読者数)が安定していたので、カメラマンは写真の良し悪しだけでクライアントからの評価を受けることができました。残念ながら、それも終わりを迎えようとしています。

ウェブマーケティングの知識とスキルを持つ

毎年、紙媒体の出版数・発行部数は減り、一般ユーザーはまずウェブでの情報収集をする時代です。つまりググる時代です。

マーケティングの基本であるAIDMAの法則の最初、Attention(興味を引く)は、ほぼほぼWEB上で行われます。大手企業から飲食店、宿泊施設などほとんどがWEBサイトを運営していますよね。

目的はとしては、お客さんに閲覧してもらい(発見してもらい)、来店してもらう(購入してもらう)、つまり売上を出すことです。そのためにFacebook、Twitter(X)、Instagram、ブログなど様々なメディアを使用するのが今の集客のスタンダードになっています。

印刷媒体の売上が減りウェブでの情報収集が増え続ける限り、「お客さんをたくさん呼べる写真」だけでは売上が落ち続けます。なぜなら誰もその写真にたどり着くことがないからです。

ウェブに最適化していますか?

Instagramでは5:4の比率なので、一眼レフでは最適な構図が難しい。しかし、手間をかけて一眼レフで撮影し、スマホに取り込んでレタッチした写真を日常的に投稿することで、ブランディングと集客につながりやすくなります。

身近な飲食店を例に挙げると、食べログのサムネイルは1:1の正方形フォーマットです。写真一覧で表示されるため、写真の構図が売上に直結します。

このように効果的な写真を撮る技術は、今後のカメラマンにとって必須となります。

どのように使えば売上が上がるか考えていますか?

「写真を撮るのが自分の仕事」という軸は非常に大事です。

しかし、この軸だけにこだわり、自分の撮影がどのような反響や影響をもたらすかを考えていないと、クライアントからの信頼を損ねる可能性があります。

クライアントたちは、撮影した写真が最終的にどのように利用されるのかはわからないため、その利用に合わせた撮影やアプローチが求められます。

なので、クライアントの期待やビジョンに共感し、それに基づいた写真を提供することが信頼を築くものです。

撮影自体のパフォーマンスを高めるためには、クライアントのニーズやビジョンを理解し、それを具現化するためのアートとテクニカルなスキルを駆使することが欠かせません。

写真を使った集客方法(ビジネスにおける効果的な展開

写真はビジネスの集客において非常に強力なツールです。

  1. パンフレットやメニュー作成
    パンフレットやメニューはお店や事業の顔となります。プロのカメラマンが撮影した魅力的な写真を使用することで、商品やサービスの魅力が伝わり、顧客の興味を引くことができます。
  2. WEBサイト運営
    インターネットは情報収集の主要な手段となっています。ウェブサイト上で高品質で魅力的な写真を使用することで、訪れたユーザーに強烈な印象を与え、信頼感を醸成します。
  3. ブログやSNS運営
    ブログやソーシャルメディアはコミュニケーションの場として広く活用されています。プロの写真が豊富に使われたコンテンツはシェアされやすく、拡散力があります。また、写真を通じてストーリーを語ることで、ブランドや商品のストーリーテリングが可能です。

これらの方法は、経営者や事業者にとって必須の手段とされています。

そして、その中でプロのカメラマンが提供する写真は、集客力を飛躍的に向上させるでしょう。写真を使ったディレクションが今後のカメラマンの重要な役割になりつつあり、業界において差別化をすることができます。

中小企業のウェブと写真の関係(成功への課題と解決策

WEB運営において写真撮影を有効に活用するためには、いくつかの課題に対処する必要があります。

  1. WEBサイトの中身の充実化
    • 課題: 単なるWEBサイトの立ち上げだけではなく、コンテンツの質や情報の充実が必要です。
    • 解決策: お客さんが求める情報を提供し、商品やサービスの魅力を分かりやすく伝えるために、専門のコピーライターやマーケティング担当者と連携しましょう。
  2. SEO対策の強化
    • 課題: 検索エンジンでの検索結果に表示されるためには、SEO対策が必要です。
    • 解決策: 適切なキーワードやコンテンツ最適化を行い、検索エンジンに親しみやすいサイトを作りましょう。
  3. 効果的なブログ運営
    • 課題: ブログが日記的であり、効果的なコンテンツが不足している場合があります。
    • 解決策: お客さんの興味を引くトピックや専門的な情報を提供し、定期的かつ質の高いブログ更新を心掛けましょう。
  4. SNS戦略の見直し
    • 課題: SNSでの活動が十分でなく、効果的な戦略が不足している場合があります。
    • 解決策: ターゲット層に合わせたSNSの選定や、有益な情報を発信することで、フォロワーの増加と相互作用を促進しましょう。

これらの課題への対策をし、ウェブサイト運営を成功に導けば、プロの写真がより大きな効果を発揮します。プロの写真はあくまで手段であり、それが成果を生むためには総合的なWEBマーケティングが必要です。

写真はWEBマーケティングとセットの時代へ

予算がたくさんある大きい会社では、写真撮影、Webデザイン、マーケティングはそれぞれ専門の担当者が行うことが一般的です。これは、各分野に高度な専門知識やスキルが求められるため、それぞれを専門とするスタッフを配置することで、より効果的な成果を上げることができるからです。

しかし、個人経営に近い企業や売上が低迷して広告費が捻出できないクライアントと向き合うことの多いカメラマンは、売上を上げるために求められるスキルは増えていくでしょう。

写真を使った集客方法の重要性

写真が上手いだけでは、プロ・アマチュア問わず飽和状態です。その中から売上を出せるカメラマンが選ばれるためには、写真を使った集客方法に精通する必要があります。

具体的には、以下のようなスキルが求められます。

  • Webサイトの制作・運用
  • ソーシャルメディアの活用
  • コンテンツマーケティング
  • 広告運用

これらのスキルは、ウェブマーケティングの専門家が持つものであり、カメラマンがすべてを身につけるのは難しいかもしれません。しかし、少なくともウェブサイトやソーシャルメディアの基礎知識は身につけておくことが重要です。

また、写真の魅力を最大限に引き出すためには、広告クリエイティブやコピーライティングの知識も役立ちます。それらを組み合わせることで、より効果的な集客や販促を行うことができます。

個人で集客力もありブランディングも出来ているカメラマンは強いと思います。

アフィリエイトで実績を出している人なら、本職のマーケターレベルのコンテンツ制作もできるかもしれません。ただ、年間5,000円の成果を出している人は全体の5%未満なので、アフィリエイターになることはおすすめできません。もちろん、インフルエンサーになる必要もありません。

カメラマンがウェブ制作の領域に踏み込む場合は、ウェブデザインやマーケティングの中での写真の立ち位置を理解した方が、精神的に安定します。

つまり、あなたがウェブマーケティングの知識やスキルを身につけることは、今後の活躍のためには不可欠であると言えるでしょう。

ただし、すべてを完璧に習得する必要はありません。自分の特性や目標に合わせて、必要最低限なスキルを身につけるようにしましょう。

ウェブで使う写真は、ただの販促素材

Webマーケティング・デザインにおいては、写真はただの素材です。WebサイトやSNSは、常に新しいコンテンツを更新し続けることで、ユーザーの興味を引いて離れないようにする必要があります。そのため、どれだけ良い写真をとっても、すぐに消費されてしまいます。

集客においては、写真の質よりも、ユーザーのニーズに合ったコンテンツを継続的に提供することが重要です。ギョーカイのセンセーの渾身の一枚を額に飾っておいても、ユーザーの心を動かすことはできません。

そう考えると、20カット10000円のように、撮影枚数の仕事は、時代遅れになりつつあると言えます。SNSやブログの更新で使うなら、クオリティは低くても数百枚撮影して毎日投稿した方が、売上アップにつながる可能性が高いです。

もちろん、写真の質は重要です。しかし、それよりも重要なのは、ユーザーのニーズに合ったコンテンツを継続的に提供することなのです。

あなたのWEBで集客できているのかを問われる

カメラマンが「いい写真を使ってWEBで集客しましょう」と営業したときに、「ではあなたのWEBサイトはどのくらいの集客力があるの?」と聞かれます。説得力のある答えを用意しておくことが重要です。

その答えとしては、以下のようなものが考えられます。

  • あなたのWEBサイトの集客力を具体的に示す

例えば、アクセス数、PV数、CVR(コンバージョン率)、問い合わせ数などを具体的に示すことで、あなたのWEBサイトの集客力の高さをアピールすることができます。

  • あなたのWEBサイトの強みを示す

例えば、SEO対策を徹底している、ユーザーのニーズに合ったコンテンツを充実させている、SNSとの連携をうまく行っているなど、あなたのWEBサイトの強みを示すことで、クライアントの利益を上げるための可能性をアピールすることができます。

  • あなたのWEBサイトとクライアントのWEBサイトを連携させた集客方法を提案する

例えば、あなたのWEBサイトにクライアントのWEBサイトへのリンクを設置する、クライアントのWEBサイトにあなたのWEBサイトのコンテンツを掲載するなど、あなたのWEBサイトとクライアントのWEBサイトを連携させた集客方法を提案することで、クライアントの利益を上げるための具体的な方法を示すことができるでしょう。

また、写真の質よりも、ユーザーのニーズに合ったコンテンツを継続的に提供することが重要です。そのため、自分のWEBサイトだけでなく、SNSやブログなど、さまざまなメディアを活用して、ユーザーのニーズに合ったコンテンツを継続的に提供していくことも重要です。

そして、これからのカメラマンには、写真の技術だけでなく、ブランディングや発信力、Webマーケティングのスキルが求められると言えるでしょう。

特に、写真の技術は、誰でも簡単に身につけることができるため、差別化を図ることが難しくなってきています。そのため、ブランディングや発信力、Webマーケティングのスキルを身につけて、自分だけの強みをアピールすることが重要です。

また、専門分野に特化したり、独自のスキルセットでクライアントにとって価値のあるコンテンツを作ったりすることも、生き残るためには重要なポイントと言えるでしょう。

その中で、写真撮影とクライアント利益を直結させるWebマーケティングスキルは、最も現実的な方法のひとつでもあります。

今後、カメラマンとして活躍するためには、これらのスキルを身につけて、自分だけの強みをアピールしていくことが重要です。

ウェブマーケティングの勉強をしておいて損はない

私は本業カメラマンとしては、かなりウェブに強い部類だと思います。

その経験からPhotoshopやIllustratorでほんの数分でチラシ作成できますし、ちょっとしたPOPやA4チラシがとても重宝され、以降の撮影をいただくというケースが増えています。

現在では、ほぼすべてのクライアントさんが広告クリエイティブやマーケティングとセットで仕事をもらっています。カメラマン+ウェブデザイナーのスキルの需要は少なく、大きい企業やBtoCならば撮影技術のみで問題ないと思いますが、フリーランスでBtoBを視野にいれているならばウェブやライティングスキルがあると受注できる案件が広がります。

私に限っていえば「ウェブのことを相談できる」という理由がクロージングになることが多いです。自分の写真撮影の受注の傾向や、多くのフリーランスの仕事を見て、これからのカメラマンは写真が上手いだけだと仕事が失くなるのではと感じています。

マーケティングは勉強する機会があまりないので「マーケティングって何?」っていう方は、無料動画などを見てみると分かりやすいと思います。写真をどのように使えばウェブで集客できるのか想像してみてください。

参考講義(マーケティング)

マーケティングとは、お客さんに無理やり買ってもらうことではありません。むしろ、あなたの価値を最大限お客さんに伝えて信頼してもらい、正当な報酬をよろこんで支払ってもらうための手段です。

https://square-thinks.co.jp/lecture_category/marketing/