どうも岩崎です。
先日、何となくつけっぱなしにしていたニュース番組で、 謝罪会見の映像が流れていたんですね。
正直、内容そのものにはそこまで興味がなかったんですが、 壇上に並んでいる人たちの服装だけはつい観察してしまいました。
全員、きっちりスーツにネクタイ。
ふと、もしこれがカーディガンにシャツとか、 ジャケット無しで登場していたらどうだろうと想像してみたんです。
同じ言葉を話していても、 おそらく受け取る側の真剣さは だいぶ違っていただろうなと。
あらためて、 人は話の中身より先に形で判断しているんだなあと 妙に納得したわけです。

権威は能力ではなく、まず形状で判断される
威厳とか権威というと、 どうしても能力や実績の話をしたくなりますが、 最初の数秒で見られているのは、ほぼ形状です。
スーツとネクタイには、明確に 権威を演出するためのシルエットがあります。
- 肩のラインが強調される
- 腕が隠れることで余計な情報が減る
- ネクタイが縦の軸をつくる
これだけで、 同じことを話していても 発言の重さが変わってしまう。
能力は変わらないのに、 形の差だけで評価が変わるわけです。
スーツは威張るためではなく、距離を整えるための道具
ここをよく誤解されるのですが、 スーツは偉そうに見せるための衣装ではありません。
正しくは、 相手との心理的距離を適切に保つための道具です。
距離が近すぎると、 依頼が軽く扱われたり、 少し踏み込んだお願いごとが通りにくくなります。
距離が遠すぎると、 相談そのものが減ったり、 本音が出てこなくなる。
スーツとネクタイは、 その中間くらいのちょうど良い距離感を 自動的につくってくれる存在なんですよね。
形状の心理効果は、ビジュアルマーケティングと同じ構造
私は写真の世界が長いので、 形が印象に与える影響を 嫌というほど見てきました。
ビジュアルでは、 内容より先に輪郭・線・シルエットで判断されます。
- 縦のラインは強さ
- 横のラインはゆるさ
- シャープなシルエットは誠実さや緊張感
- 丸い形は安心感や親しみやすさ
これは服装でもまったく同じです。
経営者は、 自分がどんな言葉を使うかより前に、 どんな形でそこに立つのかを設計した方が、 結果として話が通りやすくなります。
威厳は才能ではありません。 形状でそこそこまでは作れてしまうんですね。
ビジュアルという意味でスーツを見直してみる
クールビズやカジュアル化で 服装の自由度はどんどん上がっていますが、 経営者だけは少し視点が違っても良いと思っています。
着ていて楽かどうか、よりも、 相手がどんなモードで話を聞いてくれるか。
ここを優先した方が、 ビジネス全体としては楽なんですよね。
写真やデザインで言えば、 ラフな世界観の中でも 一枚だけ締めるビジュアルを入れておくようなものです。
全てを崩すより、 どこかに一本、軸としての形を残しておく。
スーツとネクタイは、 その役割を担える道具だと私は考えています。
P.S.
結局のところ、私はスーツとネクタイを 自分の話を一番通しやすくするための型として使っています。 中身で勝負したい時ほど、形はシンプルに決めておいた方が楽だと思うわけです。
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