どうも岩崎です。
今回は、ヤフーのデータソリューションによる「2026年のヒット予測」の話です。
なんでも、過去の予測では「ラブブ」とか「ドバイチョコレート」みたいな、ちょっとニッチなキーワードが実際に大ブレイクした実績があるらしくて。その予測モデルが、今年も「大人のシール」「コグマパン」「ハイロックス」といった10個のキーワードを挙げてきたらしいんですよ。
私、こういう「データが示す未来」みたいな話、結構好きなんです。未来を覗き見しているみたいで、ワクワクしませんか?
特に面白かったのが、「大人のシール」です。ぷっくりしたシールや図鑑シールみたいに、昔流行ったものが「リバイバル」しているって話。
これを聞いて、「へぇ、またシールか」で終わらせたらもったいないな、と思ったんです。だって、このニュース、私たちにとって、すごく大事なヒントが隠されてるんですよ。
実はこのデータ、私たちが普段、売上を効率よく伸ばすために考えている「お客さんの気持ち」と、深くつながっているんですよね。

「懐かしいキーワード」の奥にある安心感
ヤフーの予測に出てくるキーワードって、たしかに「今っぽい」「新しい」ものが多いんです。
でも、「大人のシール」はどうでしょう。これって、単なるブームじゃなくて、「懐かしさのリバイバル」だと記事にも書いてありましたよね。
お客さんが「大人のシール」を検索しているのって、なぜだと思います?
ただシールが欲しいだけでしょうか?
いや、きっと違うんですよ。
懐かしいシールを手に取る行為の裏側には、「子どもの頃の、何の心配もなかった自分に戻りたい」という、過去への回帰があると思うんです。今の忙しい仕事や、複雑な人間関係からちょっと離れて、「あの頃の安心感」や「無邪気に夢中になれた時間」を求めているんじゃないでしょうか。
「シールを集める」という行為は、心を静かに満たし、安心感を取り戻すための儀式みたいなものなんですよね。
これって、「コグマパン」や「フローズンヨーグルト」でも同じです。
見た目が可愛いパンを食べるのは、単に美味しいからだけじゃなくて、「SNSでちょっといい気分になりたい」「韓国カフェみたいな、非日常の空間を味わいたい」という、心の栄養を求めているわけです。
お客さんは、私たちのサービスや商品を検索しているときも、同じように「心の奥にある理由」を持っている。
その「なぜ?」に私たちが気づけているか。これが勝負の分かれ目だと思うんです。
データを「感情」に翻訳した時の体験談
昔、ある学習塾のサポートをしていた時の話です。
その塾では、集客のために、ウェブサイトに「成績アップ」「偏差値向上」といったキーワードを詰め込んでいました。まさに「技術(スペック)」を売っている状態ですね。
当然、ウェブサイトのアクセスデータを見ると、「成績アップ」や「入試対策」という『機能キーワード』の検索数は多かったんです。
でも、問い合わせにはなかなか繋がらない。
そこで、「検索数が多いキーワードを、ぜんぶ『感情』に翻訳しませんか?」と提案しました。
例えば、「入試対策」というキーワードは、お客さん(親御さん)にとって、「子どもが落ちこぼれて、将来困らないようにしてあげたい」という不安の裏返しだと考えられます。
そこでウェブサイトのメッセージを、「お子さんの将来の不安を、私たちと一緒に解消しませんか?」という、感情に語りかけるコピーに変えてみたんです。
使った写真は、難しそうな問題集ではなく、先生と生徒が笑い合っている写真。
結果、問い合わせの数はもちろん、問い合わせてくるお客さんの質が変わりました。「料金よりも、先生の人柄を重視したい」というお客さんが増えたんです。
データは「何を検索しているか」を教えてくれますが、「なぜそれを求めているのか」は、私たちが自分の頭で感情に翻訳するしかないんですよ。
検索データを「動詞」で分類し直す
じゃあ、このトレンド予測や私の体験談から学んで、私たちが何をすればいいのか?
それは、自分のビジネスで使っているキーワードを「動詞」で分類し直すという作業です。
難しいことじゃないですよ。今、あなたが集客に使っているキーワードや、お客さんからよく聞かれる言葉を、「お客さんが、その商品を使って『どうしたいか』」という視点で分類してみてください。
- 「高性能カメラ」→ 【残したい】(家族の思い出を)
- 「会計ソフト」→ 【減らしたい】(面倒な作業を)
- 「ダイエットプログラム」→ 【見返したい】(昔の自分を)
そして、あなたが本当に売るべきは、「高性能カメラ」というモノではなく、「残したい」というお客さんの動詞(願い)なんです。
この「動詞(願い)」を、あなたのウェブサイトやチラシの一番目立つところに書いてみてください。
「この商品があれば、あなたは本当に求めている『あの気持ち』を手に入れられますよ」と、優しく伝えてあげるんです。
この一歩を踏み出すことで、お客さんはあなたの商品を、単なる「モノ」としてではなく、「未来を変えてくれる希望」として見てくれるはずですよ。
日常の「おもてなし」から売上のヒントを見つける
ヤフーのデータ予測は、私たちに「世の中の注目ポイント」を教えてくれます。それはとてもありがたい情報です。
でも、本当に価値があるのは、そのキーワードの裏側にある「人の気持ち」を、私たちがどれだけ想像できるか、ということなんですよね。
「大人のシール」に秘められた、懐かしさからくる安心感。
あなたのビジネスの商品にも、きっとお客さんの「動詞(願い)」が隠れているはずです。
最近あなたが、思わず「これいいな!」と思って手に取った商品って、何かありますか?
その時、あなた自身が「何をしたいと思ったのか」を思い出してみましょう。そこに、きっとあなたのお客さんへのおもてなしのヒントが隠れていますよ。
ではまた。
P.S.
私の仕事道具であるカメラも、お客さんから見れば「高くて難しそうな機械」かもしれません。
でも、本当に売っているのは、「10年後に見返して、また泣ける瞬間を残す」という、未来の感情なんですよね。
最近、自分の古い写真を見て、ちょっとウルッときました。ああ、私も「思い出を残したい」という動詞に動かされているんだな、と改めて感じましたね。
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