どうも岩崎です。
この前クローゼットを整理していて、ちょっと笑えることに気づきました。
上半身はそれっぽく見える服が揃っているのに、
下半身用の服が全然それに合っていない。
きちんとしたシャツとジャケットはある。
けど、合わせるパンツがやたらラフだったり、
シューズだけ妙にスポーティだったり。
単品で見ると悪くないのに、
上下セットにした瞬間に違和感が出るんです。
これ、ビジネスでもよく起きていて。
上位のコンセプトと、
下位の打ち手や現場の表現がつながっていない。
今日はこの
レイヤーは違っても、上流と下流はつながっていないと矛盾するというお話です。

レイヤーが違うのに、全部を同じ物差しで見ようとする
まず整理したいのは、
上流と下流はレイヤーが違うという前提です。
たとえば
- 自分の中心軸
- コアブランド
- ビジネスや会社としてのコンセプト
- 企画のコンセプト
- 商品のコンセプト
- 広告のメッセージ
- 実際の接客や体験
ここには、明らかに抽象度の差があります。
自分の中心軸と、
広告バナーのキャッチコピーは、
そもそも性質が違う。
でも現場では、
これらを同じ物差しで一気に考えようとして、
頭がショートしがちです。
結果、
なんか全部フワっとしているけど
どこを直せばいいか分からない
という状態になる。
私は昔からこれを何度もやらかしてきました。
上流と下流がつながっていない時に起きる違和感
上流と下流がつながっていないと、
外から見たときに、こういう違和感が出ます。
- ブランドストーリーは優しいのに、コピーはやたら煽り気味
- 初心者向けと書いてあるのに、商品説明がいきなり専門用語だらけ
- 体験重視と言いながら、申込みフォームがただの事務的な入力画面
- 長期的な関係を大事にと掲げているのに、初回オファーだけ過剰に強い
どれも単品で見れば成立しているんです。
でも、上流のコンセプトと
下流の表現が一本の線でつながっていないから、
受け手の頭の中で矛盾が生まれる。
この矛盾は、
多くの場合、意識されません。
ただ
なんとなくモヤる
なぜか選びきれない
悪くはないけど決め手に欠ける
という形で現れます。
ここが怖いところです。
レイヤーは違う。でも上流と下流は論理的に一本になる
大事なのは
レイヤーが違う=バラバラでいい
ではない、ということです。
むしろ逆で、
レイヤーが違うからこそ
上流から下流へ
論理的にも感情的にも一本線が通っているか
これが重要になります。
私の中では、感覚としてこう見ています。
- 中心軸は、人生レベルでの優先順位
- コアブランドは、その優先順位を他者に伝わる形に翻訳したもの
- ビジネスコンセプトは、その翻訳を事業構造としてどう設計するか
- 企画コンセプトは、その構造の一部を切り出して分かりやすく焦点を当てたもの
- 商品コンセプトは、具体的な価値提供をパッケージに落としたもの
- コピーや広告は、そのパッケージを最初の数秒で手渡すための入口
抽象度は違うけれど、
全部が同じ中心から伸びた枝であってほしいわけです。
上だけ良くてもダメ、下だけ良くても続かない
よくあるパターンが、こんな感じです。
上流だけ綺麗に整っているパターン
- 理念やストーリーはめちゃくちゃ良い
- ビジョンも共感できる
- 話を聞くと感動する
でも、
- 商品設計が弱い
- 購入導線が分かりにくい
- 説明がふんわりしている
結果として、売上がついてこない。
これは
上流と下流の距離が空いた状態です。
下流だけ頑張っているパターン
逆に、
- 商品自体はよくできている
- セールスコピーも一応整っている
- 広告も数字だけ見れば悪くない
でも、
- なぜその商品をやるのかが見えない
- ブランドとしての一貫性がない
- 長期のファンが育たない
という状態になる。
これは
下流だけで何とかしようとしている状態です。
どちらも、
単発で売ることはできても
積み重ならない。
この
積み重ならない感じ
が続くと、
本人もスタッフもどんどん疲れていきます。
つながっているかどうかは、言語と体験で確認できる
では、どうやって
上流と下流がつながっているかを確認するのか。
私は、シンプルにこの二つで見ます。
- 言語
- 体験
言語は
この一文で説明できるか
その説明に、トップから現場まで違和感がないか
を確認する。
体験は、実際に接点を持った時に
その一文で説明した世界がちゃんと感じられるか
を見にいきます。
たとえば
忙しい経営者でも無理なく続けられる頑張らない運動
と掲げるなら、
- 資料のトーンがやたらストイックになっていないか
- 講師紹介が体育会系ゴリゴリの雰囲気になっていないか
- 実際の運動メニューがハードすぎないか
- 申込みの導線がシンプルで、心理的なハードルが低いか
こういうポイントで、
上流と下流のズレが浮き彫りになります。
P.S.
クローゼットの話に戻ると、
私の中でいちばん分かりやすかったのが
上半身だけやたら意識高い風なのに
足元だけコンビニに行くテンション
という謎の組み合わせでした。
単品で見れば、どれも別に悪くない。
でも
全体として見た時に
自分がどこに行こうとしている人なのかが
よく分からない。
ビジネスも同じで、
単発の施策は悪くないのに
全体で見ると何者か分からなくなる時は
上流と下流がつながっていないサイン
だと思っています。
服もコンセプトも、
まずは全体として一枚の絵になるかどうか。
そのうえで、一つ一つのピースを磨く。
この順番が、やっぱり大事だと感じるわけです。
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