広告・メール・LINE・コンテンツ それぞれの役割分担を決めると運用がラクになる話

この記事の結論

  • Meta広告・メール/LINE・ブログ/YouTubeに「出会い」「関係性と教育」「世界観と信頼の補強」という役割を分けて考える。
  • 全部の媒体で全部を語ろうとせず、「どこで何を話すか」を決めておくと発信と制作がラクになる。
  • チャネルごとの役割を明確にすることで、メッセージの一貫性と数字の意味づけがしやすくなる。

どうも岩崎です。

広告や発信の相談に乗っていると、「ブログもXもInstagramもLINEも、とにかく全部やらないといけない気がしてパンクしそうです」という声をよく聞きます。気持ちはものすごく分かります。私も昔は、ひとつのテーマを全部の媒体でフルコースで語ろうとして、すぐキャパオーバーになっていました。

今日は、そんな「全部の場所で全部を話そうとして苦しくなる」状態から抜けるために、Meta広告・メールやLINE・ブログやYouTubeの役割分担をどう決めているか、私なりの整理を書いてみます。

まずは全体の流れを1枚のイメージにしておく

細かい話に入る前に、全体の流れをざっくり1枚のイメージにしておきます。私の頭の中では、こんな感じの流れになっています。

  • Meta広告:まだ私のことを知らない人に、最初の接点を作る。
  • メール/LINE:登録してくれた人と、ゆっくり関係性と理解を育てる。
  • ブログ/YouTube:検索や紹介から来た人に、世界観と信頼をじっくり伝える。

どのチャネルも大事ですが、「ここでは何を担当させるか」を決めておかないと、全部で自己紹介をして、全部で背景説明をして、全部で売ろうとしてしまいます。結果として、書く側も読む側も疲れてしまうんですよね。

Meta広告は「出会いの場」に徹する

Meta広告の役割は、あくまで「出会いのきっかけを作ること」だと考えています。ここでやることはシンプルで、次の2つだけです。

  • 誰に向けた話なのかを、1発で伝える。
  • その人にとって「ちょっと気になる入口」をひとつだけ提示する。

広告の中で、自己紹介もサービス説明も背景ストーリーも全部入れようとすると、1枚のクリエイティブがパンパンになります。それよりも、「こういう悩みがあるなら、まずはこの内容を受け取ってください」と入口だけを提示して、メールやLINEにバトンを渡す方が、役割としては自然です。

Meta広告の管理画面上では、クリック率やオプトインCPAなどの数字が目立ちますが、「広告の中で全部伝える」のではなく、「良い人と出会って、次に進んでもらう」ことに集中した方が、長期的にはラクだなと感じています。

メールとLINEは「関係性と教育」の場

Meta広告で出会ったあと、メールやLINEの役割は「関係性と教育」です。ここで初めて、自分のストーリーや価値観、考え方を丁寧に伝えていきます。

私の場合は、次のようなイメージで構成を組むことが多いです。

  • 最初の数通:自己紹介とコアストーリー、なぜこのテーマをやっているのか。
  • 次の数通:考え方の土台になるポイント、よくある勘違いの修正。
  • その後:具体的な事例、少し踏み込んだノウハウ、オファーの案内。

全部のメールで売ろうとするのではなく、「この段階では何を理解してもらえたら十分か」を決めておくと、1通ごとの役割がはっきりします。Meta広告では一言しか伝えられなかった背景も、メールなら落ち着いて書けるので、ここでゆっくり誤解をほどいていくイメージです。

ブログやYouTubeは「世界観と信頼の補強」

ブログやYouTubeは、私の中では「世界観と信頼をゆっくり積み上げる場所」です。たまたま検索で見つけてくれた人もいれば、メールやLINEから飛んでくる人もいる。そういった人たちに対して、「この人はどんな考え方で仕事をしているのか」「どこまで深くやっているのか」を伝える役割があります。

なので、ブログやYouTubeには、次のようなコンテンツを置くことが多いです。

  • シリーズものの解説記事(今まさに書いているようなもの)。
  • 実際の事例紹介やビフォーアフターのストーリー。
  • 考え方や価値観を掘り下げる少し長めのコラム。

ここは、短期のコンバージョンを取りに行く場所というより、「後から振り返られるアーカイブ」に近い感覚です。メールやLINEで話したことを、ブログでより体系的にまとめ直しておくと、読者にとっても自分にとっても「いつでも戻れるライブラリ」になっていきます。

「全部で全部を話さない」ための簡単な決め方

実務で役割分担を決めるとき、私はよく「話したいテーマ」と「どこで話すか」を表にしてしまいます。やり方はシンプルで、まず「読者に知っておいてほしいこと」を箇条書きにします。そのうえで、それぞれに対して次のように割り振ります。

  • これはMeta広告のコピーで軽く触れるだけにしよう。
  • これはメールやLINEでじっくりストーリーとして話そう。
  • これはブログやYouTubeで深掘りして、あとから参照できるようにしておこう。

こうやって先に「どこで何を話すか」を決めておくと、1つの原稿を書きながら「あ、これはブログ側に回そう」「この部分は広告の切り口に使えそうだな」と振り分けやすくなります。結果として、各チャネルのメッセージがシンプルになり、「いつも同じことを言っているけど、ちゃんと一貫している」という状態に近づいていきます。

明日は、この役割分担の上に「では、どこから順番に整えていけばいいのか」という優先順位の話をしてみようと思います。全部一気にやろうとしなくていいように、段階ごとに分けて整理していきます。

ではまた。

P.S.

「洗濯物を干すのは私」「畳むのは妻」となんとなく分けているはずなのに、気づくと私が畳んだ服の山を、妻がもう一度きれいに畳み直していることがあります。どうやら私の畳み方は、微妙に基準を満たしていないようです。

仕事のチャネル設計と違って、こちらはまだ最適化が終わっていないので、Meta広告より先に自宅の運用設計を見直した方がいい気もしています。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。