この記事の要点
- ノウハウや媒体は入れ替わりますが、人を動かす力と自分を動かす力は残ります。
- 他人を動かす力があると、媒体や業種が変わっても応用が利きやすくなります。
- 自分を動かす力があると、苦痛に振り回されず、長く続けやすくなります。
どうも岩崎です。
新しいノウハウって、見つけた瞬間はちょっと嬉しいんですよね。お、これ使えそうだな、とか、今度こそ楽になるかもしれない、とか。私もそういう時期はかなりありました。新しいやり方を見つけるたびに、少し前に進んだ気がするわけです。
でも、しばらくすると気づくんですね。新しいノウハウは、だいたいまた新しいノウハウに上書きされるんです。去年よかったものが、今年はもう普通になる。少し前まで新鮮だったやり方が、気づけばみんな使っている。便利な道具ほど、広がるのも早いし、古く見えるのも早いわけです。
その中で、最後に何が残るのかと考えると、私はやっぱり、ノウハウそのものではないと思うんですね。残るのは、自分の中に積み上がった力です。しかも、その中でも特に大きいのが、他人を動かす力と、自分を動かす力、この2つだと思っています。
今日は、その話をしたいんです。一生の資産になるのは、他人を動かす力と自分を動かす力です、という話です。

ノウハウは入れ替わります。でも力は残ります
SNSも変わる。広告の出し方も変わる。検索の仕組みも変わる。AIの使い方も変わる。こういう変化は、もう止まらないですよね。昨日までの正解が、今日はそこまで強くない、ということも普通に起きます。
だから、ノウハウだけに依存していると、ずっと落ち着かないんです。次は何だろう、今度は何を覚えればいいんだろう、と追いかけ続けることになる。でも、自分の中に残る力が育ってくると、この落ち着かなさが少し減ります。やり方は変わっても、見方は残るからです。
たとえば、写真でもそうなんですね。カメラ本体は変わるし、レンズも変わるし、編集ソフトも変わる。でも、光の見方や距離感や、何を切り取るかという感覚は残ります。道具は入れ替わっても、見る力は残る。ビジネスも、かなりそれに近いと思うわけです。
他人を動かす力は、媒体が変わっても生き残ります
他人を動かす力というのは、押し売りの力ではありません。読んでもらう、気にしてもらう、信じてもらう、来てもらう、買ってもらう、続けてもらう、紹介してもらう。そういう、人の動く確率を整える力です。
この力があると、媒体が変わってもゼロになりにくいんですね。InstagramがLINEになっても、広告が動画になっても、紙がWebになっても、結局やっていることの本体は、人がどう感じて、どう動くかです。そこが見えている人は、道具が変わっても応用が利きます。
逆に、媒体そのものしか見えていないと、環境が変わるたびに最初からやり直しになります。新しいやり方を覚えるたびに疲れるし、また遅れた気がするし、また焦る。これはかなりしんどいですよね。
だから私は、商売で本当に強いのは、特定の媒体に詳しい人より、人が動く原理をわかっている人だと思っています。もちろん実務の知識は必要です。でも、その奥にある力の方が、ずっと長持ちするわけです。
自分を動かす力は、長く続けるための土台になります
そして、もう一つ必要なのが、自分を動かす力です。いくら他人を動かす方法を知っていても、自分が動けなければ形になりません。頭の中にあるだけで終わる。わかっているけどやらない。やれば変わるかもしれないのに、手がつかない。これは誰でもありますよね。
だから、自分を動かす力が必要になります。ただし、これは根性のことではないんです。嫌なことに耐える力ではなく、できるだけ苦痛なく、自分の意志とやりがいで動ける状態を作る力です。
ここがあると、ビジネスが少し楽になります。いや、楽というと軽すぎるかもしれませんが、少なくとも、毎回気合いで自分を持ち上げる必要は減ります。続く形がある。動ける流れがある。だから摩耗しにくい。これは長くやるなら、かなり大きいです。
起業って、短期で終わるものではありません。何年も続くし、下手したら何十年も続く。そうなると、一時的に売上が出ることより、ちゃんと続けられることの方が、じわじわ効いてきます。だから、自分を動かす力もまた、一生の資産になるわけです。
この2つがあると、時代を過度に怖がらなくて済みます
私は、時代の変化を無視しろと言いたいわけではありません。変化には対応した方がいいし、新しいものも見た方がいいです。でも、必要以上に怖がらなくてよくなるんですね。なぜなら、変わるのは道具であって、人間の基本的な動き方まで全部変わるわけではないからです。
他人を動かす力がある。自分を動かす力がある。この2つがあると、新しい媒体が出てきても、じゃあこれはどう使えば人が動くかな、と考えられますし、自分がそれをどう回せば続くかな、とも考えられます。つまり、変化そのものに飲まれにくくなるわけです。
これはかなり大きいです。時代に置いていかれないために走り続ける、という感覚から、変化に合わせて自分で選べる、という感覚に少し変わるからです。商売って、その感覚があるだけでもだいぶ楽になると思うんですね。
資産とは、お金だけではなく、自分の中に残るものです
資産というと、売上とか、顧客リストとか、仕組みとか、そういうものを思い浮かべやすいですよね。もちろんそれも大事です。でも、それ以上に怖いのは、外側だけ残って、自分の中に何も残っていない状態です。やり方が変わった瞬間に崩れる。環境が変わった瞬間に止まる。これだと、ずっと不安定なんですね。
だから私は、資産という言葉をもう少し広く見ています。自分の中に残る力も、立派な資産です。他人を動かす力。自分を動かす力。この2つは、売上にもつながるし、働き方にもつながるし、生き方にもつながる。しかも、道具のように急に古くなりにくい。だから、一生の資産と呼べると思うわけです。
なので、今日のDAY7で言いたいのは、これです。
一生の資産になるのは、ノウハウそのものではなく、他人を動かす力と自分を動かす力です。道具や媒体は入れ替わっても、この2つの力は残ります。そして、この2つがあると、時代や競合を必要以上に怖がらなくて済むようになります。
私は、最後に残るのは、自分の中に積み上がった力だと思っています。商売でも、たぶんそれがいちばん強いわけです。
よくある質問
-
ノウハウを学ぶことは無駄なのでしょうか?
-
無駄ではありません。便利な道具は使えばいいと思います。ただ、それだけに依存せず、自分の中に残る力まで育てることが大事だと私は考えています。
-
他人を動かす力と自分を動かす力、どちらが先ですか?
-
私は両方必要だと思っています。他人を動かせても自分が動けなければ形になりませんし、自分だけ動けても相手が動かなければ売上にはつながりません。
-
なぜ一生の資産と言えるのですか?
-
媒体や手法は変わっても、人がどう動くか、自分がどう動けるかという力は残るからです。環境が変わっても応用が利きやすいのが大きいと思います。
P.S.
結局、最後に残るのって、買った道具より、使ってきた自分の方なんですよね。カメラでもそうですし、商売でもたぶん同じです。新しいものを覚えるのも大事なんですが、それ以上に、自分の中に何が残っているかの方が、あとでじわじわ効いてくる気がします。
