頑張る人ほど苦しくなる理由。気合いより環境設計が先です

この記事の要点

  • 続かない理由を、すぐに性格や根性のせいにしない方がいいです。
  • 人の行動は、意志よりも環境の影響を強く受けることがあります。
  • 頑張る前に、無理なく動ける設計を作る方が、長く続きやすくなります。

どうも岩崎です。

机が散らかっていると、やる気まで散らかることってありますよね。別に片づけの本を読んでいなくても、何となくわかる話です。パソコンを開いたら、紙が積んである、メモがある、請求書がある、カメラのレンズキャップがなぜかある。そうすると、作業を始める前から少し疲れるわけです。

人って、意外とそういう小さな環境に引っぱられます。やる気がないからできない、というより、やりにくい状態の中にずっといるから動けない。私は、こっちの方が現実に近いと思うんですね。

でも真面目な人ほど、そこを逆に考えがちです。できないのは気合いが足りないからだ、もっと頑張らなきゃいけない、自分が弱いからだ。こうやって、問題を性格に引き取ってしまうんですね。

今日は、その話をしたいんです。頑張る人ほど苦しくなる理由。気合いより環境設計が先です、という話です。

続かないのは、意志が弱いからとは限りません

前回、自分を動かす力は、根性ではなく、苦痛なく続けられる形を作る力だという話をしました。ここで、もう一歩踏み込みたいんですね。なぜ苦痛なく続けられる形が大事なのかというと、人は意志だけで長く動けるようにはできていないからです。

たとえば、ダイエット中なのに、机の上にお菓子が置いてある。早く寝たいのに、スマホが枕元にある。記事を書きたいのに、通知が鳴りっぱなしになっている。こういう状態で、気合いで勝とうとするのは、なかなか大変ですよね。

つまり、行動できるかどうかは、その人の意志だけで決まっているわけではないんです。環境の影響がかなり大きい。ここを無視して、頑張れない自分を責めると、どんどん苦しくなります。

私は、続かない理由をすぐに性格の問題にしない方がいいと思っています。だらしないとか、意識が低いとか、そういう言葉は便利なんですが、便利なわりに解決しないんですね。むしろ、自分を削るだけだったりします。

気合いで回すやり方は、短期なら動いても長期では重くなります

真面目な人ほど、ここで踏ん張ります。苦手だけどやる。しんどいけど続ける。気分が乗らなくても投稿する。眠くても記事を書く。もちろん、短期ならこれで動けることもあります。むしろ、真面目な人ほど一度はそれで成果も出たりします。

でも問題は、ビジネスは短期決戦ではないことなんですね。SNSも、SEOも、広告改善も、LINE運用も、全部一週間だけ頑張れば終わり、ではありません。下手したら、何年も続く話です。

だから、苦手なやり方を気合いで回し続けると、どこかで重くなります。最初はできても、だんだん雑になる。考えるだけでしんどくなる。触るのが嫌になる。こうなってくると、やるべきことはわかっているのに、手がつかない、という状態になりやすいわけです。

これ、本人からすると、自分が怠けているように感じるんですよね。でも実際には、怠けているというより、設計が苦しすぎるだけだったりします。私はここを切り分けて考えた方がいいと思うわけです。

環境が変わると、人の動き方もかなり変わります

これは別に特別な話ではありません。机が片づくだけで集中しやすくなる。お菓子を見えないところに置くだけで食べにくくなる。スマホを別室に置くだけで夜更かしが減る。投稿ネタをその場で考えるのではなく、先にストックしておくだけで発信のハードルが下がる。人って、そのくらい環境に左右されるんですね。

ビジネスでも同じです。毎回ゼロから考えると、SNSは止まりやすい。毎回気分で書こうとすると、記事も止まりやすい。毎回思いつきで営業しようとすると、行動も安定しにくい。だから、続けたいなら、その都度頑張るより、動きやすい流れを先に作った方がいいんです。

ここで重要なのは、環境設計というのは、立派な仕組みを作ることではないということです。むしろ、小さくていいんですね。通知を切る。作業場所を決める。やる順番を固定する。投稿の型を決める。最初の一歩を軽くする。そういう地味なことの方が、案外効きます。

苦手なやり方を正解にしない方がいいです

ここも、かなり大事だと思っています。今うまくいっている人がSEOをやっているから、自分もSEOをやらなきゃいけない。あの人が毎日SNSを更新しているから、自分も毎日やらなきゃいけない。こうやって、他人の正解をそのまま自分に当てはめると、かなり苦しくなります。

もちろん、学ぶことは大事です。でも、同じ方法が同じように続くとは限りません。その人には自然でも、自分には重いことがある。逆に、自分には続けやすいのに、他人はそこまでやっていないこともある。だから、続くやり方は自分で見つける必要があるわけです。

私はここを、環境設計のかなり大きなポイントだと思っています。自分に合わない方法を、正しいからという理由だけで回し続けると、結果より先に心が摩耗します。続けるためには、正しさだけでなく、相性も大事なんですね。

頑張る前に、動ける形を作る方が現実的です

私は、頑張ること自体を否定したいわけではありません。ただ、順番があると思うんです。まず環境を整える。その上で必要な頑張りをする。この順番なら、まだ続きやすい。でも、環境がぐちゃぐちゃのまま気合いで押し切ろうとすると、頑張るほど苦しくなります。

なので、今日のDAY6で言いたいのは、これです。

頑張っているのに続かない時、すぐに自分の意志や性格を疑わない方がいいです。人は意志だけで動いているわけではなく、環境の影響をかなり受けています。だから、気合いを足す前に、動きやすい設計があるかどうかを見直す方が、ずっと現実的です。

次回は、この1週間のまとめとして、他人を動かす力と自分を動かす力、この2つがなぜ一生の資産になるのかを整理して終わりにしたいと思います。

よくある質問

環境設計とは、具体的に何を変えることですか?

通知を切る、作業場所を決める、やる順番を固定する、ネタを先に用意しておく、などです。小さい変更でも行動はかなり変わります。

意志の強い人は、環境設計が不要なのですか?

私はむしろ逆だと思っています。続いている人ほど、無意識にでも動きやすい環境を作っていることが多いです。

今すぐ見直すなら、何が一番効果的ですか?

気合いで無理やり回している部分を一つ見つけて、そこを少しでも軽くすることですね。全部を変えなくても、ひとつ軽くなるだけで流れは変わります。

P.S.

本当に真面目な人ほど、自分の気合い不足だと思いがちなんですよね。でも、散らかった机の上で集中できないのは、別に根性がないからではないわけです。私は、そういう小さなことを見直す方が、精神論よりずっとやさしいし、ずっと強いと思っています。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。