どうも岩崎です。
写真でお客さんの心を動かすって、感覚的な話に聞こえるかもしれませんが、実はきちんと「型」があります。
そのひとつが、コピーライティングの世界で有名なGDTの法則です。
文章では人を「読んで動かす」ために使われますが、写真に応用すると、0.1秒で感情のスイッチを入れられる。
しかも、言葉を読ませる前に無意識で興味を持たせられるわけです。

GDTの全体像
GDTは、人が行動する理由を3つのカテゴリー×3つの要素に分けたフレームです。
- Goal(目標)
- Gain(得たいもの)
- Avoid(避けたいこと)
- Remove(取り除きたいもの)
- Desire(欲求)
- Physical(物理的欲求)
- Emotional(感情的欲求)
- Logical(論理的欲求)
- Teaser(きっかけ)
- Curiosity(好奇心)
- Scarcity(希少性)
- Urgency(緊急性)
文章ならこれらを言葉で組み立てますが、写真に置き換えると「見た瞬間に感情が動く」ようにできます。
写真での応用例
1. Goal(目標)を見せる
- Gain(得たいもの):新車の艶やかなボディ、キッチンリフォーム後の明るい空間。「これ欲しいな」と思える未来像を作ります。
- Avoid(避けたいこと):汚れた靴と新品の靴を並べた写真。「こうなりたくない」を視覚化します。
- Remove(取り除きたいもの):ゴチャゴチャした机と片付いた机のビフォーアフター。不快の原因が消えた瞬間を見せます。
2. Desire(欲求)を刺激する
- Physical(物理的欲求):湯気の立つラーメン、冷たいビールの結露。五感を直撃します。
- Emotional(感情的欲求):家族の笑顔、仲間と乾杯している瞬間。「自分もこの輪に入りたい」を引き出します。
- Logical(論理的欲求):機能や価格がひと目で分かる比較写真。賢い選択だと思わせます。
3. Teaser(きっかけ)を作る
- Curiosity(好奇心):包みを開ける途中の手元、影だけ見せた商品。「中身は何?」と覗きたくさせます。
- Scarcity(希少性):「限定◯個」シールが貼られたパッケージ。今だけ感を演出します。
- Urgency(緊急性):セール終了時間を写した時計やカウントダウン。「今動かないと損」と思わせます。
9要素をつなげると?
単発で使っても効果はありますが、Goal → Desire → Teaser の順番で写真を並べると、「興味」→「欲しい」→「行動したい」という自然な流れができます。
いきなりTeaserから入ると煽りっぽく見えるので、GoalやDesireで温めてからが自然です。
P.S.
先日、駅の売店で「今日は買わない」と決めていたのに、湯気の立つ肉まんの写真(Physical)と「期間限定・北海道産あずき」(Scarcity)が並んでいたポスターを見たら…買ってました。
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