写真でお客さんの心を動かす9つの要素|GDTの法則を実践で応用する方法

どうも岩崎です。

写真でお客さんの心を動かすって、感覚的な話に聞こえるかもしれませんが、実はきちんと「型」があります。
そのひとつが、コピーライティングの世界で有名なGDTの法則です。

文章では人を「読んで動かす」ために使われますが、写真に応用すると、0.1秒で感情のスイッチを入れられる。
しかも、言葉を読ませる前に無意識で興味を持たせられるわけです。

GDTの全体像

GDTは、人が行動する理由を3つのカテゴリー×3つの要素に分けたフレームです。

  • Goal(目標)
    • Gain(得たいもの)
    • Avoid(避けたいこと)
    • Remove(取り除きたいもの)
  • Desire(欲求)
    • Physical(物理的欲求)
    • Emotional(感情的欲求)
    • Logical(論理的欲求)
  • Teaser(きっかけ)
    • Curiosity(好奇心)
    • Scarcity(希少性)
    • Urgency(緊急性)

文章ならこれらを言葉で組み立てますが、写真に置き換えると「見た瞬間に感情が動く」ようにできます。

写真での応用例

1. Goal(目標)を見せる

  • Gain(得たいもの):新車の艶やかなボディ、キッチンリフォーム後の明るい空間。「これ欲しいな」と思える未来像を作ります。
  • Avoid(避けたいこと):汚れた靴と新品の靴を並べた写真。「こうなりたくない」を視覚化します。
  • Remove(取り除きたいもの):ゴチャゴチャした机と片付いた机のビフォーアフター。不快の原因が消えた瞬間を見せます。

2. Desire(欲求)を刺激する

  • Physical(物理的欲求):湯気の立つラーメン、冷たいビールの結露。五感を直撃します。
  • Emotional(感情的欲求):家族の笑顔、仲間と乾杯している瞬間。「自分もこの輪に入りたい」を引き出します。
  • Logical(論理的欲求):機能や価格がひと目で分かる比較写真。賢い選択だと思わせます。

3. Teaser(きっかけ)を作る

  • Curiosity(好奇心):包みを開ける途中の手元、影だけ見せた商品。「中身は何?」と覗きたくさせます。
  • Scarcity(希少性):「限定◯個」シールが貼られたパッケージ。今だけ感を演出します。
  • Urgency(緊急性):セール終了時間を写した時計やカウントダウン。「今動かないと損」と思わせます。

9要素をつなげると?

単発で使っても効果はありますが、Goal → Desire → Teaser の順番で写真を並べると、「興味」→「欲しい」→「行動したい」という自然な流れができます。
いきなりTeaserから入ると煽りっぽく見えるので、GoalやDesireで温めてからが自然です。

P.S.
先日、駅の売店で「今日は買わない」と決めていたのに、湯気の立つ肉まんの写真(Physical)と「期間限定・北海道産あずき」(Scarcity)が並んでいたポスターを見たら…買ってました。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。