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猛暑がもたらす“脳の熱中症”夏がやってくる前に対策をしよう

猛暑が吹き荒れる季節、深刻な健康被害をもたらすのが熱中症です。心臓や肝臓といった重要な臓器にダメージを与え、多臓器不全を引き起こす可能性のある恐ろしい状態です。

脳もまた、例外ではありません。硬い頭蓋骨に覆われた脳は、熱がこもりやすく、体温調節機能が低下しやすいという特徴があります。熱中症に発展しなくても、気温によって脳のパフォーマンスが大きく左右されることが分かっており、集中力低下や頭痛など、日常生活に支障をきたす恐れがあります。

なぜ脳の温度調節が重要なのか?

脳は体全体の約2%の重量に過ぎないにもかかわらず、体全体の20%もの酸素を消費する、非常に重要な臓器です。脳の温度が上昇すると、酸素の利用効率が低下し、脳機能に悪影響を及ぼします。

自律神経の乱れ、急激な温度変化の脅威

脳の温度調節を担っているのが自律神経です。しかし、急激な気温変化に繰り返し晒されると、自律神経の働きが乱れ、体温調節機能が低下します。その結果、脳の温度を適切にコントロールできなくなり、集中力低下や頭痛などの症状を引き起こすのです。

脳の熱中症を防ぐための具体的な対策

1. 室温管理をしよう(エアコンを賢く活用

急激な温度変化を防ぐために、エアコンを適切に使用し、室温を一定に保ちましょう。設定温度は26~28℃程度が目安です。扇風機を併用することで、室温のムラをなくし、体感温度を下げることができます。

2. 外出時の対策(首元を冷やす)

外出時には、帽子や日傘で直射日光を避け、首元を保冷材などで冷やすようにしましょう。首には太い血管が集中しており、ここを冷やすことで効率的に体温を下げることができます。

3. こまめな水分補給(脱水症状を防ぐ)

喉が渇いてから水分補給をするのでは、すでに脱水症状が始まっている可能性があります。喉が渇く前に、こまめに水分補給を行い、脱水症状を防ぎましょう。

4. 睡眠の質を高める(疲労回復と体温調節

睡眠不足は体温調節機能を低下させ、熱中症リスクを高めます。質の高い睡眠を十分に取ることで、疲労を回復し、体温調節機能を正常に保ちましょう。

5. バランスの良い食事(栄養補給と体力維持

熱中症対策には、バランスの良い食事を心がけることも重要です。ビタミンやミネラルを積極的に摂取することで、体力を維持し、熱中症に対する抵抗力を高めることができます。

脳の健康を守るために

暑い季節は、脳の熱中症対策を意識することで、健康リスクを軽減し、充実した生活を送ることができます。上記の対策を参考に、自分自身に合った対策を実践しましょう。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。