ランディングページを健康診断する4つの数字

この記事の結論

  • ランディングページの「良い・悪い」は感覚ではなく、フロントエンドの申込率や成約率などの数字で健康診断した方が、次の一手が決めやすい。
  • 最低限見るべきなのは、フロントエンド申込率・フロントエンド成約率・必要な見込み客数・ABテストと改善の仕組みの4つ。
  • 「今の数字」と「目標の数字」が見えるだけでも、広告・LP・セールスのどこをいじれば良いかが整理され、ムダな不安とムダな作業が減っていく。

どうも岩崎です。

健康診断って、受ける前はちょっと憂うつなんですよね。数値が悪かったらどうしよう、とか。ランディングページも同じで、「今の数字」をちゃんと見るのって、地味に怖い作業です。なんとなく雰囲気で「悪くはないはず」と思っていたい気持ちもあります。

ただ、数字を見ないまま「もっとデザインを良くしなきゃ」とか「文章を長くしよう」と手を動かしても、ほとんどの場合は運任せになります。今日は、病院でいうところの「血圧」「血液検査」みたいに、LPを診るときに最低限ここだけは押さえておきたいポイントを整理しておきます。

まず「今のLPは何%で売れているか」を知るところから

ランディングページの健康診断で、一番最初に知りたいのはシンプルです。

このページを見た人のうち、何%が申し込んでくれているのか。

例えば、無料相談や体験会などのフロントエンド商品があるとします。このページに月間1,000人が来ていて、そのうち30人が申し込んでくれているなら、フロントエンドの申込率は3%です。数字だけ見ると味気ないですが、「100人見てくれたら3人は申し込んでくれる」と分かるだけでも、だいぶ感覚が変わります。

そして、その先に「フロントエンドから本命商品への成約率」があります。例えば、無料相談に30人来てくれて、そのうち6人が本命に進んでくれるなら、成約率は20%です。数字が得意な人でなくても、この2つだけ分かっていれば、ビジネスとしての全体像がかなり見えてきます。

ランディングページの健康状態を測る4つの指標

私がクライアントさんとLPを見るとき、まずチェックするのは次の4つです。

項目何を見ているか
1. フロントエンド申込率LPに来た人のうち、何%が申し込んだか
2. フロントエンド成約率フロントに来た人のうち、何%が本命商品に進んだか
3. 必要な見込み客数月にいくら売上を作るには、何件の申込が必要か
4. ABテスト・改善の仕組みコピーや導線を変えたとき、その結果を比較できる状態か

それぞれ、もう少しだけ補足します。

1. フロントエンド申込率

ここが低い場合、そもそもページで伝えている約束(オファー)が刺さっていない可能性が高いです。言い換えると、「このページは誰のための、どんな約束なのか」がピンボケしている状態ですね。ビジュアルマーケティングの視点で見ても、ファーストビューの写真や見出しが、対象の人をちゃんと呼び込めているかがポイントになります。

2. フロントエンド成約率

ここが低い場合は、フロントエンドと本命商品のつながりに課題があることが多いです。体験と本番のギャップが大きすぎたり、フロントで約束した世界と、本命商品で話している世界がズレていたり。LPだけでなく、その後のメール・面談の流れも含めて見直す必要が出てきます。

3. 必要な見込み客数

ここは、意外と「なんとなく」でやっている方が多いところです。例えば、「月に本命商品の成約を3件取りたい」とします。フロントエンド成約率が20%なら、フロントの申込は15件必要。そのフロントの申込率が3%なら、LPには月500人に来てもらう必要がある、という具合です。

こうして逆算しておくと、「今月は全然申し込みがない…」という漠然とした不安が、「そもそもLPの流入が足りていないのか」「LPは悪くないけど、フロントから先の設計が弱いのか」といった整理された課題に変わります。

4. ABテストと改善ストック

最後は、変えた結果を比較できるかどうかです。ヘッドコピーを変えたのか、写真を変えたのか、オファーを変えたのか。何をどのタイミングで変えたのかをメモしておかないと、「どれが良かったのか」が分からないまま、永遠に模索することになります。

完ぺきなABテスト環境まではいかなくても、「今回の修正前と後で、申込率がどう変わったか」くらいは記録しておくだけでも、次の一手がだいぶラクになります。

数字が分かると「どこを直せばいいか」が見えてくる

ここまで聞くと、「いやいや、そんなにちゃんと計測できていない…」という方も多いと思います。私も最初から全部できていたわけではなくて、むしろ途中まで「なんとなく良さそう」でやっていた時期が長かったです。

ただ、1つずつ数字を置いていくと、面白いほどやることが整理されます。

  • LPの申込率が明らかに低い → まずはオファーとファーストビューの見直し。
  • LPの申込率は悪くないが、本命への成約率が低い → 体験と本命のつながり方を調整。
  • どちらも悪くないが、そもそも母数が少ない → 広告やSNSからの流入施策を強化。

このように、数字が「犯人探し」ではなく、「次に触る場所の優先順位」を教えてくれるようになります。

今日やってみてほしいミニ健康診断

いきなり全部完璧にやろうとすると、またいつものように三日坊主コースになってしまうので、今日は次の3つだけ書き出してみてください。

  • 直近30日で、そのLPから何件フロントエンドの申込があったか。
  • その期間に、LPには何人くらい来ていたか(ざっくりでもOK)。
  • フロントから本命への成約が、何件だったか。

分からないところがあっても大丈夫です。空欄の場所こそ、「これから整えると効果が出やすい場所」なので、むしろラッキーなくらいです。

明日は、この数字を踏まえて、「最低限集めておきたい見込み客の数」と「ABテストを自社で回す仕組み」について、もう少し踏み込んで整理していきます。

ではまた。

P.S.

偉そうに「申込率が何%で〜」なんて書いていますが、過去の自分のメモを見返したら、「たくさん」「そこそこ」「まあまあ」といった謎の単位で管理していた時期がありました。もはや理科の実験レポートではなく、国語の感想文です。最近ようやく、エクセルでちゃんと数字を入れるようになってきたので、昔の自分に見せてあげたいところです。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。