なぜ人は多数派に流されるのか。安心と違和感を同時に扱える人だけが判断を誤らない

どうも岩崎です。

この前、家電量販店でWi-Fiルーターを買い替えようとしていた時のことです。

似たような黒い箱が棚一面に並んでいて、 数字も性能も微妙に違う。 正直、選ぶのが面倒くさい。

そこに店員さんが来て、 落ち着いた声でこう言ったんですね。

同じ規模の家庭だと、このモデルが一番選ばれています

その瞬間、ああもうこれでいいか、と思いました。

ただ同時に、 心の奥が少しだけザワッとしたんです。

みんな選んでいるなら、逆になぜ選ばない人もいるんだろう

私はこういう時、 安心と違和感をどちらも大事にしています。

多数派の心理は便利だけど、油断すると足元をすくわれる

多数派は、 失敗しにくそうという感覚を人に与えます。

例えば、

  • 売れ筋1位
  • 導入企業500社
  • リピート率95パーセント

どれも、安心の材料になります。

ただ、安心が強すぎると、 自分の判断を相手に預けてしまう。

私はこの状態を少し危険だと感じます。

多数派の裏側には、必ず例外が存在する

私はよく、こんな問いを置きます。

  • そうではない人はどんな考えなんだろう
  • 選ばれていない理由は何だろう
  • 多数派の中でも層は分かれているはずだけど、どの層の話なんだろう

これを確認するだけで、 判断が急にクリアになります。

多数派そのものを疑うというより、 条件を整えてから判断したいというだけなんですよね。

経営者は多数派に従う側ではなく、扱う側に立つ

私は普段からクライアントさんに 多数派の情報を提示することがあります。

その時に意識しているのは、 押しつけではなく、 判断を後押しする材料として使うこと。

多数派を見せるだけでは不十分で、 逆に少数派の考え方も知っておくと 判断の幅が広がるんですよね。

つまり、経営者は 多数派に乗るかどうかではなく、 多数派と少数派の両方を踏まえて選べる立場 であるべきだと思うわけです。

ビジュアルで多数派を見せると、人は一瞬で納得する

多数派の情報は、 文章よりビジュアルのほうが早く伝わります。

  • 導入企業のロゴが並んだ1枚
  • 満席の会場写真
  • レビュー件数の多い画面

ただしビジュアルは、 良くも悪くも 勢いで判断させてしまう力があります。

だから私は、 多数派の写真を見せるときほど、 背景の条件も丁寧に言葉で補足します。

安心と納得、 両方のバランスを取るためです。

P.S.
ルーターの話に戻りますが、 私は多数派モデルを選びました。

ただ選ぶ前に、 選ばない人の理由も軽く調べています。

その一手間があるだけで、 選んだあとに迷いが残らないんですよね。

多数派は判断を早めてくれますが、 違和感を拾う癖があると 判断の質がぐっと上がる。

その両方を扱えると、 経営はずいぶん楽になると思うわけです。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。