人を動かす前に、自分を動かせないと結果は続きません

この記事の要点

  • 他人を動かす方法を知っていても、自分が動けなければ結果は続きません。
  • 人は、正しいことがわかっているだけでは行動しない生き物です。
  • 根性ではなく、苦痛なく続けられる設計を持つことが、自分を動かす力につながります。

どうも岩崎です。

ダイエットって、理屈だけで言えばかなり単純ですよね。食べすぎない、少し動く、それを続ける。禁煙もそうです。吸わなければいい。早寝もそうです。寝ればいい。どれも、やるべきこと自体はそこまで難しくありません。

でも、現実はそう簡単じゃないわけです。

夜になると食べる。明日からにする。今日は疲れたから仕方ない。タバコも一本だけならいいか、になる。早く寝ようと思っていたのに、気づけば動画を見ている。つまり人は、何をやるべきかがわかっていても、その通りには動けないんですね。

これ、ビジネスでも全く同じです。

前回までで、売上を変えるには他人を動かす力が必要だ、という話をしてきました。これはその通りなんです。でも実は、そこだけでは足りません。なぜなら、他人を動かす方法を知っていても、それを自分が実践できなければ、何も起きないからです。

今日はその話をしたいんですね。人を動かす前に、自分を動かせないと結果は続きません、という話です。

やるべきことがわかっていても、人は動けません

ここは、かなり現実的な話です。SEOで集客したいなら記事を書く。SNSで信頼を積みたいなら発信を続ける。DMが有効なら送る。POPが効くなら作る。やることだけ見れば、そんなに複雑ではありません。

でも、多くの人はそこで止まります。正確に言うと、始めても続かない。なぜかというと、人は決意だけで長く動けるようにはできていないからです。

新年の目標が続かないのも、ダイエットが止まるのも、禁煙が折れるのも、たぶん根っこは同じです。意志が弱いというより、人間の仕組みとしてそうなりやすい。私は、まずそこを認めた方がいいと思うわけです。

だって、好きでもない、得意でもない、やりたくもないことを、何年も何十年も続けろと言われたら、そりゃきついですよね。ビジネスって、短期バイトじゃないですから。夏休みだけ頑張ればいい話ではなく、長く続く話です。だから、気合いだけで回す設計は、どこかで無理が出ます。

他人を動かす力だけでは、一発屋で終わりやすいです

ここが、けっこう大事です。他人を動かす力があると、反応は取れます。言葉を変える、見せ方を変える、順番を変える、それだけで売上が動くこともあります。これは前回の話でした。

でも、その方法を知っていても、自分がやらなければ意味がないんですね。POPを書き直さない。DMを送らない。記事を書かない。配信をしない。テストをしない。結局、頭の中にあるだけで終わる。これでは結果は続きません。

つまり、他人を動かす力だけでは、ビジネスは片肺なんです。人の心を動かす方法を知っていても、自分の身体や意志が動かなければ、そこで止まる。だからもう片方の力、つまり自分を動かす力が必要になるわけです。

自分を動かす力とは、根性ではなく、苦痛なく続ける力です

ここで言いたいのは、自分を動かす力というのは、無理して頑張る力ではないということです。根性を出して、歯を食いしばって、嫌なことを耐え抜く力ではありません。むしろ逆で、できるだけ苦痛なく、自分の意志とやりがいで動ける状態を作る力です。

私はここを間違えると危ないと思っています。頑張れる人が偉い、苦しいことに耐えられる人が強い、みたいな話にすると、たしかに一時的には動けるかもしれません。でも、長く続けるには向いていないんですね。身体も心も摩耗します。

そもそも、起業した理由って、ボロボロになるためではないですよね。やりたいように生きたいとか、自分で選べるようになりたいとか、そういう気持ちがあったはずです。だとしたら、売上が上がったとしても、毎日が苦痛まみれなら、本末転倒なわけです。

苦手なやり方を気合いで回すと、どこかで止まります

たとえば、SEOです。今のSEOは、簡単に片づく話ではありません。しっかり文章を書いて、時間をかけて積み上げて、それでも結果が出るまでには時間がかかることが多い。書くのが好きで得意な人ならまだいいんです。でも、書くことが苦手で嫌いな人が、気合いだけで数千文字を何本も何本も書き続ける。これは、かなりきついはずです。

SNSも同じです。自己開示が苦手な人が、毎日写真を上げて、毎日発信して、周りの目を気にしながら何年も続ける。これも、かなりしんどいですよね。私はもともとSNSがそこまで好きな方ではないので、よくわかります。合わないやり方を無理して回すと、結果の前に心が折れるんです。

だから大事なのは、正しいやり方を探すこと以上に、自分が無理なく続けられるやり方を見つけることなんですね。これは甘えではなく、継続のための設計です。

自分を動かすには、意志より設計が先です

私はここをかなり重く見ています。人が続かない理由を、すぐに性格のせいにしない方がいいと思うんですね。だらしないとか、意識が低いとか、根性がないとか。そういう話にすると、苦しくなるだけです。

それよりも、このやり方は本当に自分に合っているか、この流れは無理なく回るか、この頻度で続けられるか、そういう設計を見る方がずっと現実的です。自分を動かす力というのは、強い意志のことではなく、動ける形を作ることでもあるわけです。

なので、今日のDAY5で言いたいのは、これです。

他人を動かす力があっても、自分を動かせなければ結果は続きません。やるべきことがわかっていても、人はその通りには動けない。だから必要なのは、根性ではなく、苦痛なく続けられる設計を持つことです。

次回は、その設計の話をさらに深掘りして、なぜ頑張る人ほど苦しくなるのか、そして気合いより先に何を整えるべきか、そこに入っていきたいと思います。

よくある質問

自分を動かす力とは、意志の強さのことですか?

私は、意志の強さそのものより、苦痛なく動ける形を作る力だと考えています。長く続けるには、その方が現実的です。

やるべきことが明確なら、あとは頑張るだけではないのですか?

短期ならそれでも動けるかもしれません。ただ、ビジネスは長く続くものなので、根性だけではどこかで無理が出やすいと私は思っています。

何から見直せばよいですか?

今やっている集客や発信の中で、気合いで無理やり回している部分がないかを見ることですね。そこが、続かない原因になっていることが多いです。

P.S.

やる気がないわけじゃないんですよね。むしろ真面目な人ほど、ちゃんとやらなきゃと思っています。ただ、そのちゃんとが、自分に合っていない方法だったりする。すると、頑張るほど苦しくなる。私はこのズレって、かなり多いと思うわけです。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。