どうも岩崎です。
一人で仕事をしていると、ときどきこうなりませんか。
話しながら自分でうなずいて、
あれ、今の説明、本当に相手に伝わる形になっていたかな…
と後からモヤっとするやつです。
私も例外ではなくて、特に理論の話をし始めると、
自分の中では筋が通っているつもりでも、
人から見ると途中でワープしているみたいなことが結構あります。
それを師匠に指摘されて、
ああ、論理構造って自分一人で組んでいると、けっこう危ういんだなあ
と痛感したんですね。

NotebookLMは自分の思考を写す鏡になる
NotebookLMは、Googleの実験的なツールで、
自分のノートや資料を読み込ませて、それを元に対話ができるサービスです。
最近では、
- レポート
- 動画風の要約
- 音声解説
- マインドマップ
- 図解
などにまとめてくれる機能も追加されていて、
自分の資料やメモを別の「形」に変換してくれるのが特徴です。
これが何に効くかというと、
自分の頭の中だけでぐるぐるしている構造を、
- 第三者の説明として聞いてみる
- 図やマインドマップとして眺めてみる
ことで、
おや、ここ飛んでないか
なんかこの部分だけノリでつないでないか
が、案外よく見えるようになるんですね。
マーケティング施策は感情と論理の両輪で回る
私はマーケティング施策を考えるとき、いつも
- 感情の側面
- 論理の側面
この二つを意識するようにしています。
感情は主にストーリーです。
人が動くきっかけのほとんどは、直感とか感情のほうで決まります。
一方で、その感情を自分の中で正当化したり、
会社として意思決定したりするには、
- 筋が通った論理構造
- 納得できる理由付け
も必要になります。
感情だけだと「ノリで決めた」になってしまうし、
論理だけだと「頭では分かるけど動けない」状態になってしまう。
この二つをきちんとつなげておくことが、
ブランド設計でも、企画や商品の設計でも、かなり重要だと私は思っています。
自分の論理構造は自分では見えにくい
とはいえ、自分の論理構造を自分でチェックするのは、けっこう難しいです。
私も「論理構造は得意なほうだろう」と思い込んでいたのですが、
師匠に見てもらったときに、
- 前提が急に増えている
- ゴールが途中で変わっている
- 言葉は似ているけど中身が変わっている
という指摘をたくさん受けました。
自分目線だけだと、
- ここは分かっている前提でしょ
- この飛躍は説明しなくても伝わるはず
と勝手に思ってしまうんですよね。
だからこそ、
- 第三者の目線
- 違う表現形式
で自分の論理構造を見直す場があると、精度が一気に上がります。
NotebookLMで論理構造をチェックする基本ステップ
私がNotebookLMを使うときの流れは、ざっくりこんな感じです。
- 自分の資料やノートをまとめて読み込ませる
- 講座のスライド
- ブログの下書き
- 企画書やメモ
- NotebookLMに「この内容を要約して」とお願いする
- さらに「論理構造が分かるように図解して」「マインドマップにして」と依頼する
- 動画風や音声風の解説を作ってもらい、他人が説明している体で聞いてみる
- 自分の意図と比べて、ズレている箇所に印をつけていく
ポイントは、
- テキストだけでなく
- 図・音声・動画風の説明など
複数の角度から自分の構造を見ることです。
形が変わると、
- ここだけ話が急に飛んでいる
- このステップ、なくても成立するのでは
- 最初に言っていたテーマと、途中の話題が噛み合っていない
という違和感に気づきやすくなります。
NotebookLMでクライアントの世界観マップをつくっておくと、次の提案がものすごく楽になる
例えば、あなたがホームページの制作をしているとします。
制作の前にヒアリングをして、要望を聞いて、原稿をもらって、デザイン案を作っていく。
だいたいこういう流れになりますよね。
このときに、クライアントが普段発信している情報を
きちんと一つの場所にまとめておけるかどうかで、
二回目以降の提案のやりやすさがまったく変わってきます。
私が実際のセミナーで紹介して、参加者からも反応が良かったのが、
NotebookLMを使ってクライアントの世界観マップをつくっておくやり方です。
やることはシンプルで、
- クライアントのブログ記事
- 既存のホームページやランディングページ
- プロフィール資料
- セミナーや講演の資料
こういったものを一式、NotebookLMのノートに読み込ませておきます。
そのうえで、NotebookLMに対して、
このクライアントの世界観と価値観が伝わるマインドマップを作ってください
とお願いすると、
- この人は何を一番大事にしているのか
- 文章の中によく出てくるキーワードは何か
- どんなストーリーが一貫して流れているのか
こういった要素が、一枚の図として整理されます。
セミナーでこの使い方を見せたとき、参加者の方からは、
ホームページを作る前に、まずこれをやっておけば良かったです
これがあれば、二回目三回目の提案がかなりやりやすくなりそうです
という感想をもらいました。
ホームページだけで終わらずに、次の提案につなげる
ホームページ制作の現場だと、一回作って納品したあと、
- 次の施策をどう提案するか
- リニューアルや追加ページをどう設計するか
- コンテンツマーケティングや広告とどうつなげるか
ここで悩むことが多いと思います。
でも、NotebookLMの中に
- クライアントの世界観マップ
- よく出てくるキーワードの一覧
- 一貫したストーリーライン
が残っていれば、
この世界観をもっと伝えるために、次はどんなページがあると良いか
この価値観が伝わるように、トップページの構成をどう見直すか
という話がとてもしやすくなります。
例えば、
- 世界観をしっかり伝えるためのストーリーページ
- 大事にしている価値観ごとに分けた実績紹介ページ
- よく出てくるキーワードに合わせたコラムの企画案
こういったアイデアを、世界観マップを見ながら一緒に検討できます。
その場のヒアリングだけに頼るのではなく、
- 過去の発信
- これまでの資料
- 今まで言語化してきた言葉
ここから共通するパターンをNotebookLMに拾ってもらうことで、
クライアント自身も気づいていなかった強みや一貫性が見えてきます。
世界観マップからコンセプト提案まで一気につなげる
もう一歩踏み込むなら、同じノートに対してこんなお願いもできます。
このクライアントの世界観に一番フィットする商品コンセプトを、
抽象度の違う三つのレイヤーで提案してください
そうすると、
- 生き方や理念レベルのコンセプト案
- ビジネス全体のコンセプト案
- 個別サービスや商品のコンセプト案
といった形で、レイヤーを分けた案を出してくれます。
これをホームページ制作の提案と合わせて見せると、
ただのデザインや構成の話ではなく、
クライアントの世界観と一体になった提案
として受け取ってもらいやすくなります。
私自身も、世界観マップを見せながら、
あなたの発信をまとめると、こういう世界観になっています
それが伝わるホームページにするなら、こんな構成やコンセプトが合いそうです
という話をすると、クライアントの納得度がかなり違うと感じています。
NotebookLMをただの要約ツールで終わらせず、
クライアントの世界観を一枚にまとめておくための「裏ノート」として使っておくと、
二回目以降の提案や長期的な関係づくりで、じわじわ効いてくると思うわけです。
良い論理構造かどうかを判断する基準
では、良い論理構造かどうかはどこで判断するのか。
私はNotebookLMで図解を眺めたり、音声解説を聞いたりしながら、
主に次のポイントを見ています。
- 自分が聞いていて納得できるか
- ワクワクする未来がイメージできるか
- 話の流れがスムーズに追えるか
- 読んだり聞いたりした人の課題がちゃんと解決に向かっているか
- 途中で矛盾しているところがないか
- 大事な要素の抜け漏れやダブりが少ないか
特に「納得」と「ワクワク」の両方があるかどうかは、かなり重視しています。
論理として筋は通っているけれど、
- 読んでいてテンションが下がる
- やってみたい気持ちが湧いてこない
という構造は、「正しくても動けない設計」になってしまうからです。
逆に、
- ワクワクはするけど、なぜそうなるのか分からない
という構造は、一瞬は盛り上がっても、長続きしないケースが多い。
NotebookLMに一度しゃべらせてみて、
自分がその説明を客として聞いたときにどう感じるかをチェックするだけでも、
かなり違ってきます。
AIは論理の壁打ち役にして、主人公にはしない
ここまで書くと、
じゃあ全部NotebookLMに任せればいいのか、という話になりそうですが、
私はそうは考えていません。
私が大事にしているのは、
- エネルギーを乗せたい部分は自分で決める
- AIは壁打ちや整理役として使う
というスタンスです。
論理構造の整理や、抜け漏れチェック、図解や要約は、AIの得意分野です。
一方で、
- 自分の中心軸から出てくる言葉
- 自分が本当に伝えたいストーリー
- 自分の人生から出てくる事例や比喩
こういった部分は、できるだけ自分で考えて、書いて、話すようにしています。
NotebookLMは、
- 自分の考えを別の形で見せてくれる鏡
- 論理のスキマを見つけるための壁打ち相手
くらいのポジションでいてくれると、ちょうど良い距離感だと思うわけです。
P.S.
私もまだまだ実験中ですが、
中心軸とブランドの話を、こういうツールと一緒に育てていくのは
なかなか面白いなと思うわけです。
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