この記事の結論
- 数字やタスクの前に、自分が一年を通して大事にしたい価値観を言葉にしておくと、目標がブレにくくなる。
- 今年を一言で表すコアワードを決めておくと、案件を受けるかどうか、何を発信するかの判断が速く楽になる。
- コアワードは立派なスローガンでなくてよく、日常の選択で何度も思い出せるくらいのシンプルな言葉で十分機能する。
どうも岩崎です。
2月に入って、年始のバタバタもひと段落しつつ、「今年どう動こうかな」と少し現実的に考え始める時期かなと思います。1月のテンションで立てた目標が、そろそろ自分の生活リズムと合っているかどうか、本性が見えてくる頃ですよね。
私も、昔はこのタイミングで焦っていました。年始にきれいな目標を並べたものの、すでに半分くらい怪しくなってきて、「このままだとまた同じ一年になるのでは」と、じわっと不安になるあの感じです。
ただここ数年は、数字の目標よりも先に「今年はどんな状態でいたいか」「どんな価値観を一番大事にするか」を決めるようにしてから、だいぶ楽になりました。今日はその中でも、私が毎年やっている「今年のコアを一言で決める」という話をしてみたいと思います。

一年を一言で表すとしたら、何か
まずやることはシンプルで、「今年を一言で表すなら、どんな言葉がしっくりくるか」を考えることです。立派な標語である必要はなくて、自分が一年を振り返ったときに「今年はこれを大事にしてたな」と思える言葉であれば何でもいいと思っています。
例えば、ビジュアルマーケティング的に言うなら、こんな感じです。
- 整える …… 写真やデザインのクオリティを底上げする一年。
- 伝える …… 自分やクライアントの世界観を、写真と言葉で丁寧に見せていく一年。
- 軽やか …… 無理な案件を減らして、自分が楽しく撮れる仕事を増やす一年。
どれが正解という話ではなく、「自分にとってしっくり来るかどうか」が一番大事です。むしろ、他人に見せたら少し恥ずかしいくらいの言葉の方が、自分の本音に近かったりします。
目標スタイルの違い
左:意志の力ゴリ押し型 / 右:状態から設計する型
意志の力ゴリ押し型
- 「今年こそ〇〇する」と気合で決める
- 売上・回数など数字だけが目標になりがち
- 達成できないと自己嫌悪の材料になる
- 日々の行動と目標のつながりが見えづらい
- 三日坊主→ノートだけ立派というパターンになりやすい
状態から設計する型
- 「どんな状態でいたいか」から一行で書き出す
- 感情・関わる人・時間の使い方を先に決める
- 今日から選べる行動に落とし込みやすい
- 数字は「結果を確認する指標」としてあとから添える
- 自分らしさとズレにくく、じわっと続けやすい
価値観を書き出してから、共通する一言を探す
いきなり一言を決めるのが難しい場合は、まず価値観をばっと書き出してみるのがおすすめです。ノートの見開きを三つに分けて、こんなふうに書いていきます。
- 仕事で大事にしたいこと(例:丁寧さ、安心感、柔軟さなど)。
- 暮らしで大事にしたいこと(例:余白、健康、人との時間など)。
- 学びやチャレンジで大事にしたいこと(例:探究、遊び心、継続など)。
書き出してみると、「安心」「余白」「丁寧」とか、「遊び」「探究」「実験」とか、自分の中で似た感触の言葉が固まっていることが多いです。その塊を見て、「結局、今年いちばん大事にしたいのは何か」を一言にまとめます。
例えば、「安心」「余白」「整える」が多いなら、今年のコアは「整える」。逆に、「遊び」「実験」「挑戦」が多いなら、「試す」や「飛び出す」でもいいかもしれません。
コアが決まると、判断が一気に楽になる
この一言があると、具体的な選択がだいぶ楽になります。例えば、撮影やデザインの相談をいただいたとき、「今年のコアは整えるだから、ここは短期の売上より、長く付き合える案件を優先しよう」とか、「今年は遊ぶだから、少しジャンルが違っても面白そうな案件は受けてみよう」とか。
発信内容も同じです。Meta広告やLPで使う写真を選ぶとき、「整える」がコアなら、変に盛った一枚よりも、その人らしさが伝わる一枚を優先する。逆に、「突破」がコアなら、少し尖っていても目が止まるビジュアルを選んでみる。こういう判断がしやすくなります。
数字の目標だけだと、「売上のためにとりあえず全部やる」になりがちですが、コアがあると「今年の自分のテーマに合わないものは無理に広げない」という選択もしやすくなります。結果的に、疲れにくいし、ブレにくいです。
今日やること:今年のコアを一行だけ決めてみる
今日の実践としては、これだけで十分かなと思っています。
ノートの一番上に、「今年は〇〇を一番大事にする」と一行だけ書く。
〇〇のところには、さっきの「整える」「遊ぶ」「深める」「つなぐ」みたいな、自分がピンと来る一言を入れてみてください。そして、その一行だけは、できれば1年間消さずに残しておくのがおすすめです。
この一言が決まっているだけで、2月以降の予定や案件の相談が来たときに、「これは今年のテーマに合うかどうか」という視点で見直せるようになります。ここから先の具体的な分解や、月ごとの組み立ては、また別の日にやるとして、今日はまず自分なりのコアワードを一つ決めてみる回、ということで。
明日は、そのコアをベースに、月や週のレベルに落としていく話をしていきます。
ではまた。
P.S.
私は去年、「今年のテーマは余白だ」とノートに書いた直後に、スケジュール帳を予定で真っ黒にしてしまい、「これは余白なのか…?」と自分でツッコミを入れる一年を過ごしました。テーマと現実が追いつくまでにはラグがある、ということだけは、身をもって学びました。
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