なぜ、人は見られているだけで動き出すのか【社会的促進】

どうも岩崎です。

この前、久しぶりにスポーツジムへ行ったんですが、 ストレッチしている横で、明らかに常連ぽい男性が めちゃくちゃ軽やかにランニングしていたんですね。

それを見た瞬間、 「ちょっとだけ走っておくか…」 と、別に走る予定もなかったのに、なぜかスイッチが入ったんです。

人って、見られてないようで誰かの存在にかなり影響されるんですよね。

人は「誰かに見られている」と動きやすい

心理学では、これを社会的促進と呼びます。

簡単に言うと、 誰かの気配があるだけで、人は普段より行動しやすくなるという仕組みです。

これは意識の問題ではなく、 もっと本能的なところで働いている反応です。

  • スポーツが上手い人は観客がいるとさらに実力を発揮する
  • 仕事が進まない人も、同じ空間で作業すると進む
  • 片付けが苦手な人も、誰かが家に来ると急に掃除する

全部、同じ心理です。

営業・ビジネスで活かすなら「環境をつくる」

社会的促進をビジネスで使うなら、 ポイントは説得ではなく環境づくりです。

たとえば、

  • 打ち合わせは一人より、スタッフが1人同席していた方が話が進む
  • 案件の進行は、スプレッドシートで“見える化”しておく
  • リマインドは個別より、全体グループの方がみんな動く

人は「監視されている」と感じると嫌ですが、 “見守られている”と感じるとスッと動けるんです。

この微妙な違いがめちゃくちゃ大事で、 人間関係づくりでも信頼づくりでも効いてきます。

単純接触効果+社会的促進=最強の組み合わせ

昨日の話とセットで考えると、 単純接触効果は「安心」 社会的促進は「行動」 を生む仕組みです。

つまり、

接触が増えるほど安心し、 関係性ができるほど行動しやすくなる。

営業でもチームづくりでも、 この2つを理解しているだけで結果が大きく変わります。

ビジュアルマーケティングでも見られている感はつくれる

ビジュアルの世界で社会的促進を使うなら、 ポイントは写真の存在感をどう作るかです。

たとえば

  • 人物写真は、軽くこちらを見る視線の角度を入れる
  • 作業風景は、手元だけでなく人の気配を少し写す
  • スタッフ紹介は、個人写真より複数で写っているカットの方が信頼される

人は、 「誰かがそこにいる」 「ここには仲間がいる」 と感じるだけで、ブランドに対する安心度が上がります。

写真は、気配を写すメディアなんですね。

P.S.
1人だと動けないのに、 隣に誰かが座っているだけで、 なぜか仕事が進むあの不思議。

あれは意志の弱さじゃなくて、 人の本能なんですよね。

だから、一歩動けない時は、 環境を味方につければいいと思うわけです。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。