この記事の結論
- 集客が止まる原因の多くは努力不足ではなく、誰に向けているのかという設計が曖昧なことにある。
- ターゲットが広いほど言葉はぼやけ、結果として誰の心にも残らない発信になる。
- 理想客を一人レベルまで具体化すると、文章・写真・広告の判断が一気に楽になる。
どうも岩崎です。
先日、昔の撮影データを整理していたんですね。撮影の仕事をしていると、同じ商品のカットが何十枚も残っていることがあります。
正直に言うと、撮影よりも悩むのがこの「どれを使うか」です。どれも同じように見えるのに、並べてみると微妙に印象が違う。光の回り方、影の出方、商品の存在感。ほんの少しの差で、写真の説得力が変わります。
ここで重要なのは、写真の枚数ではありません。どの写真を選ぶかという判断です。
この話、実は集客でもまったく同じことが起きています。

誰に向けているのかが曖昧だと全部ぼやける
集客の相談を受けていると、必ず聞く質問があります。
「誰に向けて発信していますか?」
すると多くの場合、こういう答えが返ってきます。
- 個人事業主の方です
- ネットショップをやっている方です
- 商品を売りたい人です
一見すると正しい答えに見えるのですが、実際にはかなり広いんですね。
広いということは、言葉も広くなります。言葉が広くなると、結局は誰にも強く届かない発信になります。
広くすると反応が増えそうで、実は逆
ここは直感と逆なので、最初は少し違和感があるかもしれません。
普通に考えると、対象は広い方がチャンスが増えそうですよね。
ところが実際のマーケティングでは、対象を広げるほど反応は弱くなります。
理由は単純で、人は「自分の話だ」と感じたときにしか行動しないからです。
例えば、商品写真の撮り方を説明するときでも、対象によって内容は変わります。
- これからネットショップを始める人
- すでに広告を回している人
- 月商100万円を超えている人
悩みも課題も、まったく違います。
だから「みんな」に向けた発信は、結果として誰の心にも刺さらないんですね。
理想客を一人決めると判断が楽になる
ここで役に立つのが、理想客という考え方です。
理想客というと難しそうに聞こえますが、要するにこういうことです。
- 誰の問題を一番解決したいのか
- どんな状況の人なのか
- 今どんなことで困っているのか
これが決まると、発信の判断が一気に楽になります。
写真を撮るときも、誰に見せるのかが決まっていると、構図も光も迷いません。それと同じで、集客でも「誰に届けるのか」が決まると、文章も写真も自然と整っていきます。
今日やってみてほしいこと
難しいことをする必要はありません。紙を一枚出して、次の質問を書いてみてください。
- 自分が一番役に立てそうな人は誰か
- その人は今どんな状況にいるのか
- 一番困っていることは何か
完璧に決める必要はありません。方向を決めるだけでも、発信の迷いはかなり減ります。
ではまた。
P.S.
昔の私は「できるだけ多くの人に届いた方が良い」と思っていました。ところが実際には、対象を広げるほど文章がぼやけて、誰の記憶にも残らないんですよね。写真でも同じで、被写体を全部見せようとすると、結局どこにも目が止まりません。だから最近は、最初に「この人に届けばいい」と一人だけ決めてから書くようにしています。不思議なもので、その方が結果として広く届くことが多いです。
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