誰に向けて発信していますか?9割の人が答えられない質問

この記事の結論

  • 集客が止まる原因の多くは努力不足ではなく、誰に向けているのかという設計が曖昧なことにある。
  • ターゲットが広いほど言葉はぼやけ、結果として誰の心にも残らない発信になる。
  • 理想客を一人レベルまで具体化すると、文章・写真・広告の判断が一気に楽になる。

どうも岩崎です。

先日、昔の撮影データを整理していたんですね。撮影の仕事をしていると、同じ商品のカットが何十枚も残っていることがあります。

正直に言うと、撮影よりも悩むのがこの「どれを使うか」です。どれも同じように見えるのに、並べてみると微妙に印象が違う。光の回り方、影の出方、商品の存在感。ほんの少しの差で、写真の説得力が変わります。

ここで重要なのは、写真の枚数ではありません。どの写真を選ぶかという判断です。

この話、実は集客でもまったく同じことが起きています。

誰に向けているのかが曖昧だと全部ぼやける

集客の相談を受けていると、必ず聞く質問があります。

「誰に向けて発信していますか?」

すると多くの場合、こういう答えが返ってきます。

  • 個人事業主の方です
  • ネットショップをやっている方です
  • 商品を売りたい人です

一見すると正しい答えに見えるのですが、実際にはかなり広いんですね。

広いということは、言葉も広くなります。言葉が広くなると、結局は誰にも強く届かない発信になります。

広くすると反応が増えそうで、実は逆

ここは直感と逆なので、最初は少し違和感があるかもしれません。

普通に考えると、対象は広い方がチャンスが増えそうですよね。

ところが実際のマーケティングでは、対象を広げるほど反応は弱くなります。

理由は単純で、人は「自分の話だ」と感じたときにしか行動しないからです。

例えば、商品写真の撮り方を説明するときでも、対象によって内容は変わります。

  • これからネットショップを始める人
  • すでに広告を回している人
  • 月商100万円を超えている人

悩みも課題も、まったく違います。

だから「みんな」に向けた発信は、結果として誰の心にも刺さらないんですね。

理想客を一人決めると判断が楽になる

ここで役に立つのが、理想客という考え方です。

理想客というと難しそうに聞こえますが、要するにこういうことです。

  • 誰の問題を一番解決したいのか
  • どんな状況の人なのか
  • 今どんなことで困っているのか

これが決まると、発信の判断が一気に楽になります。

写真を撮るときも、誰に見せるのかが決まっていると、構図も光も迷いません。それと同じで、集客でも「誰に届けるのか」が決まると、文章も写真も自然と整っていきます。

今日やってみてほしいこと

難しいことをする必要はありません。紙を一枚出して、次の質問を書いてみてください。

  • 自分が一番役に立てそうな人は誰か
  • その人は今どんな状況にいるのか
  • 一番困っていることは何か

完璧に決める必要はありません。方向を決めるだけでも、発信の迷いはかなり減ります。

ではまた。

P.S.

昔の私は「できるだけ多くの人に届いた方が良い」と思っていました。ところが実際には、対象を広げるほど文章がぼやけて、誰の記憶にも残らないんですよね。写真でも同じで、被写体を全部見せようとすると、結局どこにも目が止まりません。だから最近は、最初に「この人に届けばいい」と一人だけ決めてから書くようにしています。不思議なもので、その方が結果として広く届くことが多いです。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。