どうも、岩崎です。
気づけば2025年も残り20日あまり。
毎年この時期になると、決まって同じことを思うわけです。
あれ、今年、何してたっけ。早すぎないか、と。
年末は不思議なもので、カレンダーを見るたびに気持ちだけが先に走ります。
クリスマス、年末の大掃除、新年の準備。
やることは山ほどあるのに、振り返ると一年が一瞬で終わったような感覚だけが残る。
- 早いです
- めちゃくちゃ早いです
- 年々早くなりますね、年齢とともに
これ、ほぼ全世代共通の感覚ですよね。
そして、多くの人がこう結論づけます。
年を取ったから仕方ない、と。
でも、実はそれ、少し違うようなんです。

時間が早く感じる正体は、年齢ではない
時間知覚を研究している専門家の話によると、私たちが感じる時間の長さは、実際の経過時間では決まらないそうです。
ポイントは、どれだけ多くの出来事を脳が記憶したか。
ある実験があります。
- 一つは、ボールが一度だけ動くシンプルな動画。
- もう一つは、同じ再生時間で、バスケットボールを何度もドリブルする動画。
動画の長さはまったく同じ。
それでも多くの人は、ドリブルの動画の方が長く感じるそうです。
理由はシンプルで、情報量が多いから。
脳は、出来事の数を手がかりに、時間の長さを判断しているというわけです。
つまり、私たちは時間を感じているのではなく、記憶の量を時間として錯覚している、と考えると腑に落ちます。
子どもの一年が長く、大人の一年が短い理由
この話を聞くと、子どもの頃を思い出します。
夏休みは永遠に続く気がしたし、1年はとてつもなく長かった。
理由は、
- 初めての経験だらけだったから。
- 初めて行く場所
- 初めて会う人
- 初めての失敗
- 初めての成功
脳にとっては、全部が新しい出来事です。
だから一年分の記憶がぎっしり詰まる。
一方、大人になると、
- 仕事の流れはだいたい同じ
- 行く店も決まっている
- 会う人もほぼ固定
生活が安定するほど、脳は新しい出来事としてカウントしなくなります。
結果として、振り返ったときに思い出せる記憶が少なくなり、一年が短く感じる。
つまり、時間が早くなる原因は、年齢そのものではなく、日常がルーティン化していることなんですね。
時間を取り戻す方法は、意外と地味
ここまで来ると、解決策も見えてきます。
時間を引き伸ばす魔法の方法、みたいな話ではありません。
やることは、とても地味です。
- いつもと違う道を歩く
- 初めての店に入る
- 普段読まないジャンルの本を読む
- 知らない人と少し会話してみる
ポイントは、脳がこれは新しいと判断するかどうか。
小さな非日常を意識的に差し込むだけで、記憶の密度は確実に変わります。
忙しくしているのに一年が短く感じる人ほど、実は同じことを繰り返している場合が多い。
逆に、静かでも変化がある人は、時間を長く感じている。
これは仕事でも、人生でも同じだと思うわけです。
早かった一年を嘆くより、次の一年を
年末になると、今年もあっという間だったな、で終わりがちです。
でも本当は、その感覚こそがヒントなのかもしれません。
思い出せる出来事が少ないなら、来年は記憶に残る出来事を増やせばいい。
派手な成果ではなく、脳に引っかかる体験を増やす。
時間は増やせません。
でも、時間の感じ方は、自分で設計できる。
そう考えると、残りの数日間も、来年の365日も、少し違って見えてきますね。
ではまた。
いわさき写真教室をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
