行動してもらうために超えなければいけない3つの「見た目の壁」

どうも岩崎です。

ネットで商品を見ていて、買うつもりだったのに急に閉じたって経験、ありません?
値段でも在庫でもなくて、よく考えると理由は見た目です。

結論から言うと、お客さんが行動しない大半の理由は、この三つの「見た目の壁」を越えられていないから。

第一印象の壁(パッと見て いい と感じるか)

最初の0.数秒で安っぽい・暗い・ごちゃごちゃを感じたら、もう戻ってきません。
ここは減点方式。余計なものを引くのが仕事です。

  • 光:窓際の自然光を斜め45度から。直上の蛍光灯は消す。影はやわらかく。
  • 背景:主役の色とケンカしない無地(白or淡グレー)。生活感は全部どかす。
  • 構図:三分割の交点に主役。少し俯瞰(5〜15度)で形が伝わりやすい。
  • ピント:主役のエッジにタップ。AF/AEロックで露出が泳がないように。
  • 色数:主役1色+中間色。カラフルに見せたい時も面積は絞る。

ワンアクションで改善:窓から1m、主役の反対側にA4白紙を立ててレフ代わり。これだけで艶と立体感が出ます。いや、これマジで大事です。

情報不足の壁(知りたいが見えない)

サイズ感・裏面・質感・使い方。どれか一つでも欠けると、人は保留にします。保留はほぼ離脱です。

  • 角度セット:正面/斜め45度/真上/背面。最低4カットで形を完了させる。
  • サイズ感:手に持つ・A4用紙・定規・日用品と並べる。数値より一目の安心。
  • 質感:素材アップ(2〜3カット)。繊維・木目・金属のヘアラインが見える距離で。
  • 使用シーン:置いてあるより使っている直後。湯気・水滴・跡・空気感。
  • ひと言キャプション:各写真に20〜40字。何がわかる写真かを短く添える。

すぐできる構成:①全体 ②裏面/端子 ③質感アップ ④スケール比較 ⑤使用シーン(片付け前のリアル)。

3. 信頼感の壁(盛ってると感じた瞬間に冷める)

過度な加工、モデルの不自然な笑顔、ストック写真感。ここは人間が一番敏感です。
小さな違和感が、購入の正当化を一瞬で壊します。

  • 加工の上限:明るさ・歪み補正・ホコリ除去まで。色味は実物基準(白い紙が白に見えるか)。
  • 矛盾を消す:影の向き・光源の色を統一。写真ごとに色温度が違うと一気に嘘っぽい。
  • 現場の痕跡:開封跡・手の跡・使用前後を1枚ずつ。完璧より生活の温度。
  • 弱点の開示:小さなキズや注意点を1つだけ正直に。むしろ信頼が積み上がる。
  • 人の入れ方:目線より手。作為感が減って、自分ごと化が進む。

信頼のショートカット:届いた箱→開封→設置→使用中→片付けの5コマを時系列で並べる。演出より連続性が効きます。

売るためじゃなく、買う理由を奪わないため

この三つの壁は、どれも加点より減点の回避です。
写真の役割は、押すことよりも、邪魔をしないこと。お客さんの頭の中にある「買わない理由」を一つずつ潰すだけで、行動は勝手に前へ進みます。

5分でできる実装レシピ

  • 1分:机の上を空っぽに。背景は壁か模造紙(白/グレー)。
  • 1分:窓際にセット。窓→商品→カメラの一直線。反対側に白紙を立てる。
  • 1分:全体(斜め45度)→真上→背面の3カットを連写。主役にタップ固定。
  • 1分:質感アップ+スケール比較(手・A4・定規)。
  • 1分:使用直後の1カット(湯気/水滴/置き跡)。各写真に20〜40字の説明を添える。

どう思います? 難しいことは何もしていません。
でも、この見た目の壁を順に越えるだけで、離脱は目に見えて減ります。

P.S.
この前、Amazonで買う気満々でリストに入れた商品、よく見るとカタログの切り抜きだったり、切り抜きが雑な写真が多かったんです。
こんな適当さが見えると、買う気が一気に失せてカートから削除しました。
写真は加工をどうするかよりも、何を伝えたいのか?を意識した方が、100倍大事だったりします。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。