「終わりを思い描くことから始める」写真とブランドのゴールから逆算する生き方

この記事の結論

  • 第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」は、人生や仕事のゴール像を先に決めてから動くためのフレームです。
  • 自分の葬儀でどんな言葉をかけてほしいかを考えると、「何を持つか」より「どんな人として記憶されたいか」が見え、それがブランドや写真表現の軸になります。
  • ゴールが決まると、やることとやらないことの線引きができ、写真もビジネスも一貫した世界観に揃えやすくなります。

どうも岩崎です。今日は『7つの習慣』の第2の習慣、「終わりを思い描くことから始める」の話を、写真とビジュアルマーケティングの視点で整理してみます。

この習慣で一番有名なのは、「自分の葬儀を思い浮かべてみてください」というワークですね。誰が弔辞を読み、どんな言葉をかけてくれるだろうか、と。

最初に聞いたとき、少し大げさだなと感じるかもしれません。でもよく考えると、これほど分かりやすいゴール設定はないんですよね。「どんな人生をやり切りたいのか」を、強制的にフルスケールで考えさせられるので。

自分の葬儀ワークは、ビジュアルの「ラストカット」を決める作業に近い

写真でたとえると、この葬儀のワークは「ラストカットを先に決める作業」に近いと感じています。映画でも写真集でも、最後の一枚が全体の印象を決めることが多いですよね。

例えば、写真集を作るとき。

  • 最後のページを、どんな空気感の写真で終わらせたいのか。
  • 見終わった人に、どんな余韻を残したいのか。
  • 「この人らしい」と感じてもらえる一枚はどれか。

ここが決まると、途中のカットの選び方や並べ方も変わってきます。「最後にこの静かな一枚で締めたいから、前半は少し動きのある写真を多めに入れよう」といった感じで、流れが組み立てやすくなるからです。

人生も同じで、「どう評価されたいか」よりも、「どんな人として記憶されたいか」を先に決めてしまうと、日常の選択が変わり始めます。嫌われたくないから動くのか、それとも「この人はこういう時でも約束を守る人だった」と思われたいから動くのか。表面的には同じ行動でも、中身が変わってくるわけです。

ブランドも写真も「ミッション・ステートメント」から逆算する

第2の習慣では、「個人的な憲法」としてミッション・ステートメントを書きましょう、という話が出てきます。自分は何を大事にして生きていきたいのか、文字にしておくものですね。

いわさき写真教室でいうと、ここをそのまま「ブランドの根っこ」にしてしまうのがいちばん手っ取り早いと思っています。

  • どんな人の、どんな瞬間を残したいのか。
  • その人の何を一番伝えたいのか。
  • 自分は撮影を通じて、相手のどんな変化に関わりたいのか。

これを書いてみると、「明るくて映える写真が撮れれば何でもいい」という状態から、一歩外に出られます。例えば、

「仕事に誇りを持っている人の、静かな自信を伝えたい」

というミッションが出てきたとしたら、光の選び方もポーズも、だいぶ変わってきますよね。眩しい笑顔だけではなく、仕事道具に向き合っている横顔を撮りたくなるかもしれません。

この「ミッション→写し方」という流れが、ビジュアルマーケティングにおける第2の習慣だと感じています。先に人生や仕事の終わりを思い描き、その延長線上にブランドと写真の世界観を置いていくイメージです。

終わりを決めると、「やらない仕事」がはっきりする

もう一つ、第2の習慣で大事だなと思うのは、「終わりを決めると、やらないことがはっきりする」という点です。

私自身、若い頃は「頼まれた仕事は全部やる」モードで動いていました。撮影でも、デザインでも、とりあえず声をかけてもらえたら嬉しいので、条件を深く考えずに引き受ける。数はこなせるのですが、あとから振り返ると「これは自分がやるべき仕事だったかな?」とモヤモヤする案件も正直多かったです。

第2の習慣を意識し始めてからは、

  • この仕事は、自分が目指したいラストカットに近づく案件なのか。
  • 自分のミッション・ステートメントと、方向が合っているか。
  • 終わったときに、「受けてよかった」と胸を張れる内容か。

という基準で見るようになりました。すると、「条件は悪くないけれど、どう考えても世界観が合わない」という案件は、丁寧にお断りする勇気も少しずつ持てるようになります。

これはビジネス的に見ると、一時的な売上チャンスを逃しているようにも見えます。でも、長い時間で見たときに、「自分が関わりたい人たちとの仕事」に時間を使える割合が増えていくので、結果的にはプラスに働くことが多いと感じています。

明日は、第3の習慣「最優先事項を優先する」に進みます。時間管理の話として有名ですが、ビジュアルを仕事にしている人ほど「緊急ではないけれど重要なこと」を後回しにしがちなので、そのあたりを含めて整理してみます。

ではまた。

P.S.

昨日の夜はコンビニでアイスを買うか、スナックを買うかで真剣に迷っていました。人生のゴールより先に、レジ前でのゴール設定を何とかした方がいい気もしますが、とりあえず今日は「お菓子コーナーに近づかない」という小さなミッション・ステートメントから始めてみようと思います。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。