どうも岩崎です。
ときどき、こういう相談を受けます。
「同じ商品を撮ってるはずなのに、なんか売れないんですよね…」
で、よくよく見せてもらうと、あーなるほどと。
商品そのものは、むしろ悪くない。値段も常識的。
でも写真の見え方だけが、どうにも惜しい。
たとえるなら、スーツ着てるのに寝ぐせついてるとか。
プレゼンのスライドは綺麗なのに、話し方がずっと棒読みだとか。
つまり、売れない写真って「間」や「空気」が壊れてるんですね。
なので今日は
「売れる写真」と「売れない写真」って、どこが違うの?
という話をします。

同じものを写しても、伝わることは違う
たとえばこちら。
- 白いお皿に乗ったパンケーキの写真
- 背景はなんだかゴチャゴチャしてる
- 明るさはOK、でもなぜか“おいしそう”に見えない
…って写真、よく見かけませんか?
で、それを見たお客さんはどう思うかというと、
「あれ?なんか微妙…」
これだけです。理由はない。
でも、「買わない理由」としては十分すぎる。
じゃあ逆に、
売れる写真って何が違うかというと、
- 余計な背景を切ってる
- 手のひらサイズの小道具で世界観を足してる
- 明るさだけじゃなく、「色の温度」を整えてる
これだけで、伝わる「印象」がガラッと変わります。
人は、言葉よりも先に“気配”を感じとるので、
「なんとなく良さそう」と思えないものには手を出しません。
写真の本質は、見た人の感情を動かすこと
私も昔、
「いやいや、技術があれば撮れるでしょ」って思ってました。
でも、今だからはっきり言えます。
写真は技術じゃなく、見る人の気持ちを考えているかどうか。
実際、よく売れてる商品の写真って、
- ちょっとゆがんだお皿の上にある焼き魚
- 窓から差し込む自然光だけで撮ったカフェラテ
- カメラ目線じゃないお客さんの笑顔
…みたいな、なんてことない写真ばかりです。
でも、「あ、行ってみたいな」「これ好きかも」
って、感情がちょっとだけ動く。
それこそが、売れる写真の正体なんですね。
で、何をすればいいのか?
難しいことは一つもありません。
写真を見る人が、どんな感情で見てるか?
ここに一回立ち返るだけで、見せ方は変わります。
「なんとなく良さそう」が伝わる構図にする。
「わ、かわいい」って思える明るさにする。
「あー、この雰囲気好き」ってなるように余白を整える。
全部、「写真をどう撮るか」じゃなくて、
「写真をどう見られるか」を考えるだけです。
もし今、写真を頑張って撮ってもなかなか反応がないなら、
たぶん見る側の感情からズレてるだけ。
もう一回、そっち側に立ってみてください。
必ず、伝わる写真になります。
ではまた。
P.S.
最近、某和食店のホームページの写真を撮り直したんですが、
「前は問い合わせ月1件だったのが、3週間で10件きました」とのこと。
撮り直した内容?
ただ、和食器の余白を意識して、部屋の照明を切って、
店主の手元をちょっとだけ写しただけです。
小手先の映えじゃなくて、
「ちゃんとした空気」が伝わるかどうか。
それが写真の仕事だなと、改めて思いました。
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