反論せずに流れを変える。イエスアンドの心理と、回りくどい逆提案の技術

どうも岩崎です。

この前、娘が夜の9時半になってもYouTubeを見ていて、 そろそろ寝なさい、と言ったら、案の定「今いいところなのに」と返ってきました。

正直、気持ちは分かります。 いいところで止めろって言われたら、イヤですよね。 でも、明日は朝が早いし、健康のためにも早く寝て欲しい。

なので言い方を変えました。 「その動画、見終わったら一緒に寝ようか」と。

すると、なぜかあっさり「うん」と返ってきたんです。 内容は変わっていないのに、トーンと順番を少し変えただけで動く。 この時、あらためて思いました。 人は、正論よりもトーンに反応すると。

正しい意見ほど、届かない理由

人は論理よりも感情で動きます。 だから、いくら正しくても、言い方が強いと心が閉じてしまう。 一方で、回りくどくても柔らかく言えば届くことがある。 言葉の温度次第で、同じ内容でも結果が変わるんです。

反論をそのままぶつけると、相手の中で心理的リアクタンスが起きます。 要は、押されたら押し返したくなる反応。 正しさより、自分の意見を守りたくなる心理です。

イエスアンド法とは、否定せずに流れを変える技術

イエスバット法が「共感してから逆提案」だとすれば、 イエスアンド法は「共感しながら一緒に発展させる」方法です。

たとえば、 確かにその方法もいいね。そしてこうしてみるともっと良くなるかも。 こう言うと、相手は否定されたとは感じません。 自分の意見が受け入れられた上で、話が前に進んでいるからです。

私はこのイエスアンドが好きです。 バット(でも)で止めるより、アンド(そして)でつなげる方が、会話に温かみが残る。 相手の意見をゼロにせず、プラスのまま方向を変えられるんです。

回りくどく、プラスとマイナスを駆使して逆提案しよう

反論上手な人ほど、実はすぐには否定しません。 まず相手の言葉の中にあるプラス(良い点)を拾い、 そこにマイナス(注意点や補正)を静かに足すんです。 つまり、真っ向から戦うのではなく、意見を混ぜるんですね。

この“混ぜる力”こそ、コミュニケーションの温度を保つコツ。 たとえば職場でも、 「そのアイデア、面白いですね。でも難しいかも」よりも、 「面白いですね。そして実現するならこういう方法もあります」 の方が断然スムーズに伝わります。

人は、正しい意見よりも“自分が関わっている感覚”に動かされます。 イエスアンドは、相手を会話の中に残す技術なんです。

結局のところ、会話は共作だと思う

イエスバットは方向を整える技術。 イエスアンドは未来を描く技術。 どちらも大切ですが、私が好きなのはやっぱり後者です。 会話って、勝ち負けではなく共作だと思うから。

人は、自分の意見が否定されると引いてしまうけど、 一緒に作っていると感じると、むしろ前向きになる。 言葉のトーンを変えるだけで、会話のリズムも変わるんです。

P.S.
娘とのYouTube攻防戦も、最近はもう私の負けです。 「あと5分だけ見ていい?」と言われると、つい「うん、じゃあ一緒に5分だけ見よう」と返してしまう。 気づけば、完全にイエスアンド。 でもそのあと「そろそろ寝よっか」と言うと、素直に布団へ行く。 たぶん、勝ち負けじゃなくて、お互いのペースがちょうど合ったんでしょうね。 会話って、言葉よりもリズム。 その歩幅が揃ったとき、人は気持ちよく動いてくれます。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。