「水も油もいらない」冷凍餃子が3倍売れた理由。お客さんの無意識の不安を解消する「余白のコピー」とは?

どうも、岩崎です。

いやー、実は最近、ニュースサイトで、面白い話を見かけたんです。

なんでも、スーパーで売っている「冷凍餃子」のパッケージが変わって、売り上げが爆発的に伸びたって話なんですよ。

昔ながらの作り方じゃなくて、「水も油もいらない!」っていう、調理がめっちゃ簡単なやつ、ありますよね? あれです。

そのパッケージに、ちょっとした「ひと工夫」をプラスしたらしいんです。

具体的には、パッケージの裏側に、調理のワンポイントアドバイスみたいな感じで、「冷凍のまま焼くと、羽根つきのパリパリ餃子が作れますよ!」って、あえて少しだけ「余白」を残した情報を書いたらしいんです。

これって、どう思います?

「どうせ冷凍なんだから、そのまま焼くに決まってるでしょ」ってツッコみたくなるんですけど、この「ひと手間」が、お客さんの「これなら私でも失敗しない!」っていう安心感につながったらしいんですね。

結果、売り上げが大きく伸びたとか。すごい話ですよね。

私もね、普段から冷凍の餃子をよく買うんですけど、この話を聞いて、「あー、そういうことか!」って、妙に納得しちゃったんですよ。

だってこれ、お客さんの気持ちを動かすっていう、売上を効率よく伸ばす方法の本質だと思うんです。

「親切な余白」で心のブレーキを外す

あの冷凍餃子の話って、実はすごくシンプルなんですよね。

水も油もいらない」っていうのは、もう十分すぎるほど便利。本来なら、それ以上説明する必要なんてないはずなんです。

でも、お客さんの心の中って、「本当に失敗しないのかな?」「冷凍庫から出してすぐでいいのかな?」って、わずかな不安が残ってるんですよね。

冷凍のまま焼くと」という、あえて一歩踏み込んだ説明があることで、そのわずかな不安がスッと消える。

ああ、何も考えずに、冷凍庫から出してすぐでいいんだ!」って、心のハードルが下がるわけです。

これって実は、私たちが提供している商品やサービスにも、まったく同じことが言えると思うんです。

中小企業の経営者さんや一人ビジネスオーナーさんの商品って、すごく良いものが多いんですよ。技術も知識もピカイチで。

でも、「お客さん」から見たら、「で、私にも使いこなせるの?」「私みたいな素人が頼んでも大丈夫?」っていう、「一見関係ない」不安が、どうしても付きまとうんです。

その、お客さんしか感じていない「余白の不安」に、私たちが気づけているか? いや、これ大事ですよね。

技術より「働く人の笑顔」を見せる理由

私、写真家としても活動しているので、時々、会社のウェブサイト用の写真撮影を依頼されることがあるんです。

その時、すごく印象的だったのが、ある製造業のお客さんの言葉でした。

その会社は、職人さんの技術が本当に素晴らしくて、作る製品も一流。でも、社長さんが言うには、「HPを見ても、問い合わせに繋がらない」と。

HPを見せてもらうと、製品の「スペック」や「技術の高さ」が、それはもう詳しく書いてあるんです。専門用語もバッチリで、プロが見れば「すごい!」ってわかる内容。

でも、私がお客さんに提案したのは、製品の写真は極力減らして、代わりに「この製品を使うことで、お客さんの会社で『働く人』がどんな風に楽になるか」っていう、現場の笑顔の写真をメインにしませんか?ってことでした。

社長さんは最初、戸惑ってました。「技術が伝わらないんじゃないか?」って。

でも、私がお伝えしたかったのは、「お客さんが本当に欲しいのは、その製品の技術そのものではない」ってことなんです。

欲しいのは、「ミスが減って、社長に怒られない未来」だったり、「残業が減って、子供と遊べる時間が増えること」だったりするわけです。

だから、製品の「スペック」という情報の塊じゃなくて、「あなた(お客さん)の未来は明るくなりますよ」という、希望の余白を見せてあげたかった。

ウェブサイトを変えて、現場の笑顔を増やしたら、問い合わせが徐々に増えてきたそうですよ。「ウチも同じ悩みを抱えてるから」って。

技術より、感情。これ、鉄則だと私は思っています。

「たった一つの不安」を先取り解消する

じゃあ、あの冷凍餃子や、私の写真撮影の事例から学んで、私たちが何をすればいいのか?

それは、「お客さんが、無意識に感じている『たった一つの不安』を見つけて、それを先に解消してあげる」という、たったこれだけの作業です。

難しいことじゃないですよ。

お客さんって、サービスそのものへの不安よりも、「手続きが面倒だったらどうしよう」「私みたいな素人が質問してもバカにされないかな」「お金払って損したらどうしよう」っていう、些細な不安で、一歩踏み出せないことが多いんです。

だから、まずは自分の商品やサービスについて、「お客さんが『面倒くさい』と思う瞬間はどこか?」をリストアップしてみてください。

  • 例えば、申込フォームの入力項目が多すぎないか?
  • 「問い合わせる前に、一度電話で聞きたい」というニーズに応えられているか?
  • 「返金保証」の条件が、やたらと難しく書いてないか?(ここが複雑だと、余計に不安になりますよね)

そして、そのリストの中から、一つでいいので、「これ、先に言っておけば安心するだろうな」という情報を、ウェブサイトやチラシの目立つところに書いてみてください。

「電話でのご相談は、たった3分で終わります」とか、「専門用語は一切使いません。初めての方にも優しくご説明します」とか。

この「たった一つの不安の先取り解消」が、お客さんの行動へのブレーキを外す、最も効果的な方法なんですよ。

日常の「おもてなし」から売上のヒントを見つける

一見、単なるスーパーのニュースや、冷凍食品の話なんですけど、突き詰めていくと、全部「人の気持ち」に行き着くんですよね。

お客さんは、便利なものや、すごい技術を求めているようで、本当は「安心」「失敗しないという保証」を求めているんだと思います。

そして、その「不安の余白」を埋めてあげることが、私たちが心地よく、効率よく売上を伸ばしていくための、一番の近道だと私は信じています。

最近あなたが「これは便利だ!」と思って買った商品やサービスって、何かありますか?

その時、何が決め手になって、「よし、買おう!」って思ったのか。そこに、きっとあなたのビジネスのヒントが隠れていますよ。

ではまた。

P.S.

最近、スーパーの冷凍食品コーナーをじっくり観察するのが趣味になりつつあります(笑)。


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いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。