「サイト表示が遅いから、他のウェブサイトを探そう。」
「表示に時間がかかるので、またの機会にしよう。」
これらの経験は多くの方がしたことがあるかもしれません。
あなたも同じ気持ちを抱いているなら、あなたのウェブサイトもその問題に注意するべきです。
遅い表示がユーザーの離脱を招く
2秒でもサイトが表示されないと、ユーザーはイライラしてしまいます。それ以上になれば、ユーザーはサイトを離れてしまうことがあります。WordPressの欠点の一つは、サイト表示が遅くなりがちな点です。
では、なぜWordPressのサイトは表示速度を向上させる必要があるのか、その理由を解説します。
優れたコンテンツでも見られない可能性が高い
「表示は遅いけど、なんとか表示されているから気にしていない。」
このような考え方に陥りやすいかもしれません。確かにサイトが表示されていれば問題はないように思えますが、実際には良質なコンテンツでも見られない可能性が高まります。
ウェブサイトの表示速度が遅くなる理由
WordPressで構築されたサイトが遅くなる主な原因は、WordPressがデータベースを使用しているからです。
このデータベースには、
- 投稿記事
- 固定ページ
- 画像
- 設定内容
- ユーザー名、パスワード…など
がデータとして保存されています。データベースが様々なデータを蓄積することでWordPressが便利になりますが、その一方でサイト表示が遅くなることがあります。
サイト表示速度向上のメリット
サイト表示を速くすると以下のメリットがあります。
ユーザービリティ向上、ユーザーに喜ばれる
ユーザーはサイト表示に2秒以上かかるとイライラし、40%以上が離脱すると言われています。表示が速ければ、ユーザーから喜ばれ、多くの人にアクセスされやすくなります。
SEO的に良い
Googleもサイト表示速度を検索順位の要素の一つとして考慮しています。サイト表示が速いと、Googleのクローラーが効率的にサイトを巡回しやすくなります。
これにより、サイトの検索順位が向上します。
サイト表示速度を向上させる方法について、以下で説明します。
WordPressサイト表示速度向上の方法
サイト表示を速くする方法はいくつかあります。WordPressの欠点として、システムが複雑になるため、表示速度が遅くなる傾向があるため、以下の方法を試してみましょう。
キャッシュ系プラグインを導入
キャッシュ系プラグイン(例: W3 Total Cache)を導入することで、サイト表示を改善できます。キャッシュはデータを一時的に保持し、静的なページとして表示速度を向上させます。
※このプラグインをインストール及び更新をしてから不具合があった場合、すぐにプラグインを停止してください。
プラグインで画像を軽量化
WordPressでアップロードした画像が多い場合、表示速度が遅くなることがあります。プラグイン(例: EWWW Image Optimizer)を使用して画像を軽量化すると、サイト表示速度が向上します。
※このプラグインをインストール及び更新をしてから不具合があった場合、すぐにプラグインを停止してください。
サイズが大きい画像は画像圧縮ツールを使い圧縮後にアップロードする
「画像 圧縮ツール」と検索をかけていただくと、様々な画像圧縮ツールが検索結果に表示されます。
ブラウザ上で使えるので、ダウンロードも不要です。
このツールを使用し、特に画像サイズが大きいを圧縮して、軽量化しましょう。
ちなみに、軽量化したからといった見た目に影響がありません。
PNGではなくJPEG形式の画像を使う
画像のファイル形式にも注意しましょう。
以外とこの辺の知識が不足していて、気にしていない方が多いです。
PNGではなくJPEG形式の違いは、
- PNGは、背景を透明化する画像に使う(ロゴ画像など)、サイズが大きい
- JPEGは、写真素材に使う、サイズはPNGに比べ少ない
なので、ロゴ画像を除き、全ての画像は、JPEG形式の画像をアップするようにしましょう。
多くの場合は、画像のファイル形式はJPEGですが、たまにサイト内のヘッダー画像などがなぜかPNG形式の方がいます。
その場合は、「PNG JPEG 変換」などで検索をすると、変換系のツールがでてくるので、それで変換して再度アップロードしましょう。
プラグインを導入すると、不具合が起こる可能性もあるので、手作業ですが、もっとも安全な方法ですね。
サーバー会社をメジャーなところにする
メジャーなサーバー会社(例: エックスサーバー)を選ぶことで、サイト表示速度が向上し、安定性が増します。
以上がWordPressサイトの表示速度を向上させる方法です。
まとめ
サイト表示を改善させる方法は多岐に渡りますが、プラグインを利用した方がとても簡単です。
- 記事数が増えてきた
- 固定ページが増えてきた
- 画像を大量にアップロードした
- インストールしたプラグインが増えてきた
なんて時に、サイト表示速度が低下しやすいです。
WordPressを本格的に運営したい場合は、今回ご紹介した以外にも様々な方法があるので覚えておきたいですね。