「2+4」「1+3」などの簡単な計算は誰でも解けますが、その解答を覚えておき、連続して答える「Nバック計算」は脳の多角的なトレーニングに効果的です。
Nバック計算はゲームやアプリでも人気があり、2つ前や3つ前の計算の解答を答えるなど、計算と解答の間を空けるほど難易度が上がります。
このトレーニングを続けることで、頭の回転速度や記憶力だけでなく、前頭前野と呼ばれる高度な処理を行う脳の器官にもポジティブな影響があります。
東北大学の実験では、Nバック計算が判断力、感情の制御、創造力など様々な脳の能力を向上させ、驚くべきことに運動能力まで向上させることが示されました。
毎日の短時間のトレーニングで、脳の全方位的な向上を目指してみてください。

具体的な計算方法
Nバック計算は、一般的には視覚的なタスクとして知られていますが、テキストベースで行うことも可能です。
- 2バック計算
- 表示される数字や文字列を順番に記憶します。
- 現在の数字や文字列が2つ前に表示されたものと同じであれば、その時点で「2」を発声するなどして答えます。
- 3バック計算
- 同様に数字や文字列を順番に記憶します。
- 現在の数字や文字列が3つ前に表示されたものと同じであれば、その時点で「3」を発声するなどして答えます。
- 4バック計算
- 4つ前までの数字や文字列を順番に記憶します。
- 現在の数字や文字列が4つ前に表示されたものと同じであれば、その時点で「4」を発声するなどして答えます。
このように、Nバック計算では数字や文字列を順番に追跡し、過去の位置に戻りながら同じものを見つける課題となります。最初は2バックから始め、徐々に難易度を上げていくと良いでしょう。自分のペースで取り組んでみてください。
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