近年、自動二輪の販売台数は減少傾向にあり、2011年の91.1万台から2020年には67.4万台と約10%も減少しています。しかし、オートバイは脳にとっては非常に良い乗り物なんです。
さらに、2022年の自動二輪の販売台数は、58万9,739台でした。2021年比で4.3%減少しています。
東北大学加齢医学研究所とヤマハ発動機の共同研究では、日常的にオートバイに乗ることで、脳の認知機能が向上したり、ストレスが軽減するといったポジティブな効果があることが明らかになりました。
現役ライダーと10年以上と、ブランクのある元ライダーの運転時の脳活動を比較したところ、現役ライダーの方が脳活動が活性化しており、集中力も高いことが分かったのです。
さらに、記憶力や空間処理力などのテストでも、現役ライダーの方が高い点数を取ることが判明しました。
一方、車のように快適で便利な乗り物では、このような脳の活性化は見られません。
つまり、オートバイよりも“運転が大変な乗り物”、自転車でも脳は活性化することが期待できます。
「オートバイの免許がないから」と諦める必要はありません。今日は車を降りて、免許があればオートバイ、免許がなければ自転車で外出してみてはいかがでしょうか。
オートバイが脳を活性化する理由
オートバイは、車と比べて以下のような特徴があります。
- 常に周囲に注意を払う必要がある
- バランス感覚が重要
- 状況に合わせて迅速な判断と操作が必要
これらの特徴により、オートバイに乗ることで脳の様々な部位が活性化されます。
具体的には、
- 前頭前皮質: 注意、計画、判断、実行などの機能を司る
- 頭頂葉: 空間認識、視覚情報処理などの機能を司る
- 側頭葉: 聴覚情報処理、記憶、感情などの機能を司る
- 小脳: バランス感覚、運動制御などの機能を司る
これらの脳部位が活性化されることで、
- 集中力
- 記憶力
- 判断力
- 空間処理能力
- 問題解決能力
などが向上します。
まとめ
オートバイは、単なる乗り物ではなく、脳を活性化する最高のツールです。
免許があればぜひオートバイに乗ってみてください。免許がない場合は、自転車で代用することもできます。
今日から車を降りて、脳を活性化する乗り物に乗ってみませんか?
PS.
私の先輩カメラマンは、オートバイの雑誌表紙を撮影しています。よく「こんなに素晴らしい乗り物なのに、なかなか販売台数が伸びないな…」とぼやいていました。
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