言葉の温度が信用をつくる。売れるコピーはスペックを語らない

どうも岩崎です。

「いや〜、味にはめちゃくちゃ自信あるんです。食べてもらえればわかるんですけど…」

こういう言葉、現場では本当によく聞きます。で、気持ちはめちゃくちゃわかる。

でも実際には、その「食べてもらう」までにお客さんはたくさんの選択肢をスルーしていて、たどり着かないケースがほとんどです。

技術も味も品質も申し分ない。でも売れない。

その原因、実は「伝え方の温度」にあります。

人は、数字や機能じゃ動かない

「国産素材100%」「糖質3.2g」「低温乾燥技術使用」

こういう情報って、一見すごく良さそうに見えるけど、それだけじゃなぜか売れない。よくある話です。

それは、言葉に「温度」がないから。つまり、心が動かない。

ここで出てくるのがGDTの法則です。

GDTの法則とは?感情を動かす3つのトリガー

GDTとは、

  • G:Greed(欲) = 手に入れたい!という欲求
  • D:Fear(恐怖) = 失うかもしれない…という危機感
  • T:Trust(信頼) = この人・この商品なら大丈夫という安心

この3つは、人が行動する時に反応しやすい「感情のスイッチ」なんです。

たとえば「甘いものを我慢してる人に、糖質3.2gの低糖スイーツを勧める」とします。

数字だけ言うより、

「糖質を気にしているあなたにも、罪悪感ゼロで食べられる幸せ」

って言った方が、Greed(欲)が動く。

あるいは、

「40代から血糖値が気になる方は、甘いものとの付き合い方を変えた方がいいかもしれません」

これはFear(恐れ)ですね。

で、

「開発者自身が、糖尿病をきっかけに作ったスイーツ。だからこそ本気で甘さと向き合ってます」

これがTrust(信頼)

数字よりも、こうした「感情で伝える言葉」の方が、人は反応します。

「美味しい」より「深夜2時に思い出す味」

たとえば、こんなコピーを見たらどうでしょう?

「夜中にどうしても食べたくなる、あの甘辛い味」

これ、完全に記憶と感情を揺さぶってきますよね。

逆に、「自家製ダレ使用、グルテンフリー」とかだけだと、情報としてはいいかもしれないけど、温度がない

言葉って、料理と一緒で「温度」が大事なんです。

温度のないコピーが売れない3つの理由

  • 数字だけ並べて安心がない(誰が作ってるの?が見えない)
  • 説明ばかりで共感がない(それ、私にも関係ある?)
  • 映像が浮かばない(記憶に残らない)

これ、ほんともったいないんですよ。

写真と一緒で、コピーにも構図と光が必要です。つまり、伝えたい感情をちゃんと設計して、そこに温度のある言葉を乗せてあげる。

信じてもらうために必要な「言葉の体温」

じゃあどうやって温度を上げるのか?そのコツは以下の3つ。

1. 実体験を混ぜる

「自分も同じ悩みを抱えてたからこそ…」という作り手の背景があると信頼されやすい。

2. シーンを描く

「子どもを寝かしつけた後、一人でこっそり食べたチョコ」みたいに、具体的な場面があるとグッと刺さります。

3. その言葉は誰の声かを明確に

お客様の声、作り手の想い、ストーリー。人の顔が浮かぶ言葉は、温度がある。

スペックは信用を「補強」するもの

スペックが意味ないって話じゃないんです。あくまで後で「納得」するための材料。

最初に心を動かすのは、欲・不安・信頼。つまり感情なんですよね。

なので、まずはそこに火を灯すコピーから始めてみましょう。

その一言に、ちゃんと体温が宿ってるか。ちょっと意識してみてください。

ではまた。

P.S.
このGDTの法則、写真と組み合わせるとさらに効果倍増です。言葉で感情に火をつけて、写真で直感を突き刺す。この合わせ技については、また今度じっくりお話ししますね。


いわさき写真教室をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。