情報発信で全部言いすぎる人が損をする理由

どうも、岩崎です。

先日、うちの事務所でLP(ランディングページ)を作っているときに、あるクライアントさんからこんな相談を受けました。

「商品にすごくこだわって作ってきたので、全部伝えたくなっちゃうんですけど、どうしても長くなって読まれないんです…」

これ、あるあるです。

たとえば職人さんだったり、こだわりの商品だったり、情熱を持って取り組んでいるサービスほど、想いが強いからこそ全部伝えたくなる。

でもここに、情報発信の落とし穴があるんです。

「伝える」と「伝わる」は違う

たとえば、あなたが誰かにプレゼントをもらったとします。

そのとき「この箱の中身は◯◯で、原材料は××で、どういう流通で仕入れて、作ってる人はこんな想いで…」って全部説明されたら、どう思いますか?

もちろん、ありがたい。でも…ちょっと重たくないですか?

逆に、「これ、あなたに合うと思って選んだんだ。良かったら受け取って」って、さっと渡された方が、なんか嬉しい。

つまり、相手の心を動かすのは説明じゃなく、想像なんですよ。

あえて抜くことで、想像が生まれる

写真でも一緒です。

全部がくっきり写っているよりも、あえて一部をぼかしてみたり、被写体を中央から外して余白を作ったりした方が「なんか、いいね」って言われることが多いんです。

情報も同じ。見せすぎると、脳がそれ以上動かなくなる。

逆に「この先が気になる」「これはなんだろう?」と思わせる余白があると、相手の中で勝手に物語が動き出す。「え、なにそれ?」「知ってるかも?」って、勝手に脳内検索が始まるんですよ。

言葉を足すのではなく、引く

「どこまで書けばいいですか?」と聞かれることもありますが、僕はよく、

「引き算で考えましょう」と伝えます。

ちゃんと伝えようと思うと、説明を足しがちになります。でも、それが逆に伝わらなくしている。

だから、むしろ「あえて書かない」「見せない」という選択をしていく。

映画の予告編だってそうですよね。

見せすぎたら「もう本編観なくていいか」と思われちゃう。

あのシーンの意味は?どう繋がるの?という余白があるから、観たくなる。

これが、情報発信における「余白」の正体です。

完璧な説明より、気になる余白

たとえば、先ほどのクライアントさんには「全部書かなくても、想像させた方が反応上がりますよ」とお伝えしました。

結果、ページの文章量を3割減らして、画像の構成を少し変えただけで、

CVR(成約率)が1.8倍になりました。

「言いたいことが減ったのに、伝わるようになった」という、不思議な結果に本人も驚いていました。

でもこれが、「伝える」と「伝わる」の違いなんです。

P.S.

何を言うか、じゃない。

何を言わないかが、伝わる言葉を作ります。

余白があることで、受け手が想像できる。

そしてその想像が、感情を動かす。

僕らが届けたいのは「情報」じゃなくて「感情」なんです。


いわさき写真教室をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。