新しいことを学ぶ時、まずはできる人にお手本を見せてもらい、それを見てまねることで習得が早まる。
言葉や文字だけで説明されるよりも、目の前でやり方を見せてもらうほうがわかりやすい。
このとき、脳内で活発に活動するのが、「ミラーシステム」。
パルマ大学(イタリア)のリゾラッティ博士によれば、ミラーシステムは目の前のことを自分の脳に写し取る神経細胞ネットワークで、「脳の鏡」とも呼ばれる、ミラーシステムが脳内で目の前の動きを処理することで、新しいことを自分で再現できるようになる。
「見るだけでまねして覚えてしまう」能力はミラーシステムの働き。
スポーツに限らず、あらゆる学習においてミラーシステムは効果的。例えば、会話の苦手な人が上手な人の動作や表情を観察し、その能力を脳内で再現し学ぶことができる。
ミラーニューロンは情報処理にも関与し、読書やSNSでの交流などあらゆる情報を処理します。
自分が「脳の鏡」に映す情報が、能力、思考、感情に大きな影響を与えます。
望む自分になるためには、「脳の鏡」に映す情報を意識的に選択することが重要。どんな本を読み、どんな人と交流するかなど、自らが選ぶ情報が人の能力や思考に大きな違いが出てきます。

まとめ
具体的には、以下のことに注意するとよいでしょう。
- 本や記事を読むときは、自分の興味や関心のあるもの、将来に役立ちそうなものを選ぶ。
- SNSで交流するときは、ポジティブで前向きな人や、目標に向かって努力している人を選ぶ。
- テレビや映画を見るときは、自分を成長させてくれるようなものを選ぶ。
このような情報を「脳の鏡」に映すことで、自分の能力や思考を向上させ、望む自分になることができます。
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