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平凡な写真を魅力的なコンテンツに変える、フォトセミナー作成手順

カメラマンにとって、セミナーはクライアントの理解を得るための重要な手段です。しかし、「セミナーで話せるコンテンツがない…」や「セミナーは難しい…」と感じている方もいるでしょう。

今回は、これからセミナーを始めるカメラマンに向けて、『フォトセミナーのコンテンツの作り方3ステップ』をお伝えします。セミナーは難しいことではありません。少しの考え方で、セミナーは簡単になります。そしてそのヒントは、お笑い芸人から学ぶことができます。

1. すべらない写真から学ぶ

お笑い芸人の松本人志さんの「すべらない話」を例にとりましょう。芸人たちは普通の体験や出来事を、巧みな話術で面白く料理しています。同様に、カメラマンも普通の写真や風景をいかに魅力的に伝えるかがポイントです。

2. 写真をストーリーに変える

芸人たちは普通の生活を送っており、特別な写真が日常茶飯事に撮れるわけではありません。しかし、彼らが面白い話を作り出すポイントは、「普通の写真をいかにストーリーに仕立てるか」にあります。カメラマンも自身の写真体験をストーリーに変え、魅力的なエピソードとして伝えましょう。

3. ストーリーを構成する

ストーリーをバラバラに話すのではなく、順番を整理して話すことが重要です。具体的な写真の撮影手順やアプローチを整理することで、聞き手は理解しやすくなります。フォトセミナーコンテンツは、「まとまっていること」が価値となります。ステップを整理して、セミナーのコンテンツを構築しましょう。

まとめ

フォトセミナーのコンテンツを作るステップは、次の3つにまとまります。

  1. 写真の棚卸し
  2. 写真をストーリーに変える
  3. ストーリーを順番に並べる

特別で凄い写真が必要と思わず、自分の平凡な写真を大切にしましょう。あなたにとっては平凡でも、他の人にとっては特別であり、それが独自性につながります。自分が撮影した写真をそのままストーリーに仕立て、独自のフォトセミナーを構築しましょう。

では、さっそくやっていきましょう。

料理写真も一般的なテーマですが、魅力的なフォトセミナーに仕立てる方法があります。

手順1. 料理写真の特徴を把握する

まずは、一般的な料理写真の特徴を把握しましょう。

通常、美味しさや盛り付けの美しさを考えます。
これだけではなく、あなたが気に入った料理写真についても考えてみましょう。

これで、テーマができましたね。

手順2. 料理の背後にあるストーリーを見つける

どんなに平凡な料理写真でも、その背後には料理を作る過程や特別なエピソードがあります。

例えば、特別な日のために作ったり、伝統的なレシピをアレンジしたりすることができますよね。これらの要素を見つけ、料理にストーリーを考えてみてください。

その料理の歴史などを調べてみると「なるほど」とわかってくると思います。

手順3. 料理の魅力を引き立たせるポイントを見つける

どのようなアングルやライティングが、その料理の魅力を引き立てるかを考えます。

例えば、食材の質感や調理法、盛り付け方法などがあると思います。

これらのポイントを抽出し、セミナーの中で解説します。

手順4. 料理写真をノウハウ化する

自分の経験や成功体験をもとに、料理写真を撮る上でのノウハウを整理します。

角度、照明、背景、小物などの配置例と、その順番を考えてみてください。

特に、どのようにして料理写真の魅力的に撮影するかを具体的に示します。

これはセミナーの肝となる部分です。

手順5. ライブデモや具体例を交えて説明する

セミナーでは、生のデモンストレーションや実際の写真例を交えて説明すると喜ばれます。

参加者が実際に見て、理解しやすくすること(これなら自分でもできそう)で、より価値あるセミナーになります。

手順6. 質疑応答やディスカッションを促す

セミナーの最後には、参加者との質疑応答やディスカッションの時間を作りましょう。

参加者の疑問や意見を受けて、より深い理解が得られるようにします。

これらの手順を踏んで、平凡な料理写真でも魅力的なフォトセミナーを構築できます。

自身の経験やストーリーを活かし、参加者に新しい視点で料理写真を楽しんでもらえるよう工夫しながらやってみてください。

5W1Hとは

  • Why (なぜ): なぜその行動や事象が起きたのか、その理由は何か?
  • What (何): 何が起きたのか、何が行われたのか?
  • When (いつ): いつその出来事が起きたのか?
  • Where (どこ): その出来事がどこで起きたのか?
  • Who (だれ): だれが関与していたのか?
  • How (どのように): どのようにしてその出来事が起きたのか?

なぜ?

料理写真は一般的であり、カメラマンとして際立つ方法が必要です。魅力的なフォトセミナーを開催することで、自身のスキル向上や新たな顧客獲得に繋がります。

どのように?

  1. 特徴の把握: 一般的な料理写真の特徴を理解し、自身が好む料理写真についても考察します。
  2. ストーリーの発見: 平凡な料理写真の背後にあるストーリーを見つけ、特別なエピソードや制作の裏話を抽出します。
  3. ポイントの抽出: 料理の魅力を引き立てるアングルやライティングなどの要素を抽出します。
  4. ノウハウの整理: 料理写真の撮影におけるノウハウを自らの経験や成功体験から抽出し、具体的な手法を整理します。
  5. ライブデモと説明: セミナー内で生のデモンストレーションや具体例を用い、参加者に直接示しながら説明します。
  6. 質疑応答とディスカッション: 最後には参加者との質疑応答やディスカッションの時間を設け、理解を深める環境を提供します。

いつ?

セミナーの開催は、料理写真に興味を持つ人が集まりやすい時期や季節に合わせて計画します。また、週末や夜間といった参加しやすい時間帯を考慮します。

どこで?

セミナーの場所は、アクセスが良く、参加者がリラックスして学べる環境が望ましいです。カフェやレンタルスペースなどが適しています。

誰が?

対象は、写真撮影に興味を持つ一般の人々や、飲食業界で働くプロフェッショナルなど、広くアピールできるようにします。

いくらで?

セミナーの価格は、提供する価値や予算を考慮し、参加者にとってリーズナブルで魅力的なものに設定します。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。