感情抑制とは、自分の感情をコントロールする能力のことです。怒りやイライラなどの感情をコントロールできるようになると、人間関係や仕事のパフォーマンスが向上するなど、さまざまなメリットがあります。
感情抑制を鍛えるためには、行動制御の脳トレが効果的です。行動制御とは、左右それぞれ別々の動きをすると、思わずどちらかにつられてしまうという行動を意識的に制御する機能のことを言います。
行動制御の脳トレでは、例えば、左右の手で違う動きを同時に行います。左右の手で同じ動きをシンクロして行うときは、脳には強い負荷はかかりません。しかし別々の動きをしようとすると、左右の手がシンクロしないように強く意識し、自然にシンクロして動いてしまうことを抑制します。

行動制御を手軽にできる脳トレの例としては、以下のようなものがあります。
- 左右の手で違う動きを繰り返し行う
- 赤と青の記号が表示され、赤が出たら押すが、青が出たら押さない
- 順番を覚えて、順番通りに指示されたものをタップする
こうした脳トレを続けることで、感情抑制力を鍛えることができます。
以下に、感情抑制に適した脳トレの例をいくつかご紹介します。
- 左右の手で違う動きを繰り返し行う
利き手は、「グー・パー・チョキ」の順番に、利き手でないもう一方の手は「パー・チョキ・グー」の順番で動かします。
まず、それぞれの手の動作を練習します。次に、同じタイミングでできるだけ早く両手を動かします。30秒間に4回繰り返せるように練習しましょう。
- 赤押して
赤と青の様々な記号が表示され、赤が出たら押しますが、青が出たら押しません。瞬間的に記号の色を判断し、青では押さないという行動抑制が必要となります。
- 順番を覚えて、順番通りに指示されたものをタップする
1から10までの数字がランダムに表示されます。その数字の順番通りに、画面に表示されている数字をタップします。
これらの脳トレは、どれも毎日10分程度の短時間で行うことができます。ぜひ、継続して取り組んでみてください。
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