ストレスをこじらせるカギは「記憶」だった!?という話です。
ストレスによって生じた記憶が脳内に強く固定されると、うつのような精神症状を引き起こしやすくなるということです。
これは、ストレスの原因が過ぎ去った後でも、繰り返しその記憶が蘇ることで、精神がダメージを受けやすくなるためだと考えられます。
研究の内容は、面白いことに、記憶を強化しても、運動させたマウスはストレスへの抵抗性が高まり、無症状だったということです。これは、運動することで記憶の固定が抑制されて、メンタルがダメージを受けづらくなるためだと考えられます。
嫌な出来事があったとき、何度も思い出しては落ち込んでしまうという経験は誰もが経験することです。そんなときは、体を動かすことで、ストレス記憶を遠ざけ、気持ちを切り替える助けになるかもしれません。
この研究は、ストレスによる精神症状を予防・改善する新たな方法の開発につながる可能性があります。
この研究から得られる内容をまとめると、
- ストレスによって生じた記憶は、脳内に強く固定されると、うつのような精神症状を引き起こしやすくなる。
- 運動によって記憶の固定が抑制されると、メンタルはダメージを受けづらくなる。
これを踏まえて、ストレスによる精神症状を予防・改善するためには、以下のことが考えられます。
- ストレスの原因をできるだけ早く解決する。
- ストレスによって生じた記憶を繰り返し思い出さないようにする。
- 運動やリラクゼーションなどのストレス解消法を取り入れる。
ストレスは、現代社会において避けられないもの。しかし、上記のような対策をすることで、ストレスによる精神症状を予防・改善し、心身ともに健康に過ごすことができるでしょう。
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