あなたは、自分の「強み」を理解していますか?
マーケティングを学んだことがある人なら、誰しも一度は「USP」という言葉に出くわしたことがあるでしょう。
しかし、USPを設定するだけでは、お客さんに選ばれるとは限りません。
なぜでしょうか?
現代社会は情報過多の時代です。
お客さんは膨大な情報の中から、自分に必要な情報を選び出す必要があります。
今回は、「おもてなし」の重要性を、実体験を交えながら詳しく解説します。
USPだけでは選ばれない理由、そして「おもてなし」で差別化する方法を理解することで、あなたも選ばれる存在になることができます。
マーケティングで必ず出てくる「USP」
「Unique Selling Proposition」の略称であるUSPは、「強み」を意味します。
しかし、USPを設定するだけでは、お客さんに選ばれるとは限りません。
なぜUSPだけでは選ばれないのか?
1. お客さんの悩みや願望が顕在化していない
多くの場合、お客さんは自分の悩みや願望を明確に認識できていません。
2. USPは顕在化したニーズを持つお客さんにしか響かない
USPは、すでに商品購入をある程度決めているお客さん向けのメッセージとなります。
3. USPだけではお客さんとの信頼関係が築けない
USPは商品の機能や性能を伝えるものですが、お客さんとの信頼関係を築くためには、商品に対する情熱や人柄などを伝える必要もあります。
では、どうすればお客さんに選ばれるのか?
その答えは「おもてなし」です。
「おもてなし」とは、お客さんに共感してもらうためのコンテンツを提供することです。
実際に使っていた、USP
私のような撮影業の一般的なUSPとしては、
- 1週間以内に納品(アルバム制作)
- 撮影枚数無制限(時間以内に限る)
- 気に入らない場合は、返金保証or再撮影
などが考えられます。
しかし、このUSPだけでは、多くの場合、お客さんの心を掴むことはできません。
なぜでしょうか?
現代は、単なる機能や価格競争ではなく、
- 商品やサービスのストーリー
- 提供者の想い
- 共感できる価値観
を求めています。
そこで、私が実際に撮影業で成功した、意外なUSPをご紹介します。
それは、「撮影者の熱意を映像で伝える」というUSPです。
具体的には、以下のようなコンテンツをブログ記事や動画で発信しました。
- カメラマンのインタビュー
- 撮影前の裏話
- モデルへのインタビュー
これらのコンテンツを通して、撮影者の情熱や想いを伝えることで、お客さんは
- 撮影の内容に対する理解
- 撮影者への信頼感
- スタジオへの参加意欲
を高めることができました。
結果的に、
- 撮影の依頼数増加
- 顧客満足度向上
- 売上大幅向上
という成果を達成することができたという事です。
このように、USPは単なる機能や価格競争ではなく、お客さんに共感してもらうためのストーリーや価値観を伝えることが重要です。
撮影業に限らず、どんな業種でも、この考え方は応用することができます。
ブログ、動画、メルマガなどを通して発信することで、お客さんとの信頼関係を築き、選ばれる存在になることができます。
「おもてなし」で差別化する
USPは商品の機能や性能を伝えるものですが、「おもてなし」はお客さんに共感してもらうためのコンテンツを提供することで、商品に対する理解を深め、購入意欲を高めることができます。
つまり、「おもてなし」で差別化をしてみたという事です。
ひとり経営者こそ「おもてなし」が重要
大手企業のように莫大な広告費をかけられないひとり経営者こそ、「おもてなし」を積極的に行うべきです。
お客さんとの信頼関係を築き、ファンを獲得することで、安定した収益を上げることができます。
あなたも今日から「おもてなし」を始めませんか?
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