この記事の要点
- 媒体の知識は便利ですが、流れや仕様が変わると価値が薄れやすいことがあります。
- 他人を動かす力は、写真、言葉、導線、信頼づくりなど、複数の場面にまたがって使えます。
- だから最後に残るのは、媒体の操作ではなく、人がどう動くかを読む力です。
どうも岩崎です。
少し前までこれが強いと言われていたものが、気づけばもう普通になっている。こういうことって、かなりありますよね。Instagramの使い方もそうですし、YouTubeの見せ方もそうですし、広告の回し方もそうです。便利なやり方ほど広がるのは早いし、広がると差がつきにくくなる。するとまた、次のやり方が話題になるわけです。
もちろん、新しいものを触ること自体は悪くありません。むしろ必要です。でも、そのたびに少し気になることがあるんですね。覚えたことは増えているのに、手元に何が残っているのかが曖昧になることがあるんです。
今の媒体でしか使えない知識。今の仕様の中だけで通用する工夫。今だけ有効な見せ方。こういうものはたしかに役立つんですが、流れが変わると急に弱くなることがあります。するとまた次のものを覚えなきゃいけない。これを繰り返していると、学んでいるはずなのに、どこか落ち着かないんですね。
その中で、最後に何が残るのか。私はやっぱり、媒体の知識ではなく、他人を動かす力だと思っています。今日はその話です。

媒体は変わります。でも、人が動く原理はそう簡単には変わりません
今回ずっと話してきたのは、結局そこなんですね。媒体は変わる。見せ方の流行も変わる。でも、人がどういう時に止まるのか、何を気にするのか、どういう流れで信じるのか、どういう状態なら動くのか。ここは、そんなに簡単には入れ替わりません。
たとえば、写真でもそうです。どこに出すかは変わります。Instagramなのか、LPなのか、広告なのか、紙なのか。でも、止まる写真には共通点があるし、流される写真にも共通点がある。人は、媒体が変わったからといって、急に別の生き物になるわけじゃないですからね。
つまり、道具の知識も大事なんですが、本当に強いのは、その奥にある人の反応を見られることなんです。ここが見えている人は、新しい媒体が来ても、ただ慌てるのではなく、これはどんな反応を取りにいく道具なんだろう、と考えられる。ここが大きいんですね。
他人を動かす力は、写真にも言葉にも導線にも効きます
他人を動かす力というのは、何か一つの技術ではありません。広告のクリック率だけの話でもないし、コピーライティングだけの話でもない。もっと広いです。
読んでもらう。止まってもらう。気にしてもらう。信じてもらう。問い合わせてもらう。買ってもらう。紹介してもらう。こういう反応の流れ全体に関わっています。だから、写真にも効くし、言葉にも効くし、導線にも効くし、関係づくりにも効くわけです。
ここがすごく大きいんですね。たとえば媒体の操作だけを覚えている人は、その場所から離れると一気に弱くなることがあります。でも、人の反応を見る力がある人は、置く場所が変わっても応用が利く。Instagramでも、LINEでも、LPでも、店頭でも、チラシでも、やることの本体はそんなに変わらないからです。
つまり、他人を動かす力って、ひとつの媒体専用の知識ではなく、いろいろな場所にまたがって使える力なんです。だから、あとに残りやすいわけです。
魅力を持っているだけではなく、動いてもらえる形にする力です
今回の話の中で何度も出てきたのが、魅力そのものと、魅力が伝わることは別だ、という話でしたね。これも、他人を動かす力のかなり大事な部分です。
実際には良いものを持っている。技術もある。人柄もある。考え方もある。でも、それだけでは相手は動きません。なぜなら、相手が見ているのは、来店前、購入前の限られた情報だからです。つまり、伝わった魅力でしか判断できないわけです。
だから必要になるのが、相手の中で意味が立ち上がるように見せる力なんですね。自分に関係ありそうだな、この人なら信じられそうだな、ここなら頼めそうだな、と感じてもらえる形にする。これが、ただ魅力を持っている人と、他人を動かせる人の差だと思っています。
そしてこれは、派手な煽りとは違います。むしろ逆で、誤解を減らし、安心を増やし、必要な人にちゃんと届くようにする力です。だからこそ、信頼とも両立するわけです。
媒体の知識は消えることがあります。でも、他人を動かす力は残ります
ここが、いちばん言いたいところかもしれません。
Instagramの細かい仕様は変わります。YouTubeの流れも変わります。広告の管理画面も変わるし、検索の見え方も変わる。だから、その場所限定の知識は、どうしても消えやすいんですね。便利だけど、あとに残りにくいことがある。
でも、他人を動かす力は残ります。どんな写真なら止まるのか。どんな見せ方なら信じてもらいやすいのか。どんな順番なら自然に動いてもらえるのか。こういう見方や設計は、場所が変わっても使えます。だから、流れが変わってもゼロにはなりにくいんです。
私は、ここがかなり大きいと思うんですね。結局、積み上がる人って、媒体の知識をたくさん持っている人というより、媒体をまたいで使える見方を持っている人なんです。
最後に残るのは、反応を読める人です
何を覚えたかも大事です。でも、何が残ったかの方が、もっと大事なんですね。
新しいものをたくさん触った人が強いとは限りません。むしろ、相手の反応を読める人の方が強いことがあります。止まるのか。気になるのか。信じるのか。動くのか。そこを見られる人は、道具が変わっても対応できます。写真でも、文章でも、導線でも、全部そこに戻ってこられるからです。
だから私は、最後に残るのは媒体の知識ではなく、他人を動かす力だと思っています。ここがあると、流れが変わっても崩れにくい。変化に飲まれにくい。必要以上に不安にならなくて済む。商売を長くやるなら、これはかなり大きいです。
なので、今日言いたいのは、これです。
最後に残るのは、媒体の知識ではなく他人を動かす力です。写真も、言葉も、導線も、信頼づくりも、その力の上に積み上がります。だから本当に育てたいのは、場所限定の操作知識ではなく、人がどう動くかを見て設計できる力なんです。
そして次は、もう一つの力の話ですね。人を動かす力には、他人を動かす力と、自分を動かす力があります。今回の話は前者でした。次は後者、自分を動かす力について入っていきます。
よくある質問
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媒体の知識は学ばなくてよいのでしょうか?
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学んだ方がいいと思います。ただ、それを本体にしてしまうと流れが変わるたびに不安定になるので、残る力とセットで考えた方が強いです。
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他人を動かす力とは、結局何ですか?
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相手がどこで止まり、何を気にし、どうすれば信じて動くのかを理解して、写真や言葉や導線で自然に反応が起きるよう設計する力だと私は考えています。
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何から鍛えればよいですか?
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今ある写真や言葉や導線で、人がどこで止まり、どこで離れ、どこで動いているのかを見ることですね。そこを見る癖が、かなり土台になります。
P.S.
結局、最後に残るのって、覚えた操作より、見えるようになったものの方なんですよね。昔の私は、何を覚えるかばかり気にしていました。でも今思うと、何が見えるようになったかの方が、あとでずっと効いてくるんです。ここを持っていると、少し楽になります。
