40~50代になると、仕事中に「立ち上がった時に、何をしようとしていたのか忘れる」、「メモをとっている時に、漢字が出てこなくなった」ということがあります。中には取引先など、「新しく出会った人の名前を思い出せなくて慌てた」という人もいるのではないでしょうか。
これらの「もの忘れ」は、加齢とともに脳の神経細胞が減少し、認知機能が衰えたことが原因で起こります。
40~50代くらいから「もの忘れ」と思える場面が増えてきますが、「認知症かも…」といった心配をすることも少なく、「年だからしょうがない」と思いがちです。
けれども、脳の衰えの自覚があるのに放置しておくと、脳の認知機能は低下していくばかり。というのは、脳は使われないとどんどん衰えていくからです。
40~50代は働き盛りで脳をフル回転して仕事をする時期ですが、同じ仕事内容を繰り返したり、パソコンやスマートフォンを多用したりすることが多いと、脳の一部だけが働いている状態になってしまい、脳の全体、とくに認知状態を司る前頭前野を使わずにいることが多いようです。
脳の老化を防ぐためには、以下のようなことがおすすめです。
- 運動をする
- 健康的な食生活を送る
- 睡眠を十分にとる
- 読書やクロスワードパズルなど、脳を使う活動をする
これらの習慣を取り入れることで、脳の老化を防ぐことができます。