どうも岩崎です。
先日、電車に乗っていてふと目についたのが「ドア横の広告枠」が空っぽになっている光景でした。
以前は必ず何か貼ってあったのに、今は白紙のままというのが珍しくない。
「広告出稿が減ってるのかな?」と思うと同時に、
もっと気になったのは使われていない空間って、やっぱりちょっと荒れて見えるということです。
そこに何もないだけで、なんとなく無関心さとか、停滞してる空気感を感じるんですよね。
これって実は「エントロピー」の話と、ちょっと似てるんです。
今日はそんな、
「気づかないうちに乱れていくビジネスの話」
をしたいと思います。
「整えること」って、精神論じゃなくて、物理の話なんですよ。

エントロピーって、何?
難しく聞こえるかもしれませんが、エントロピーとは簡単に言えば
「モノゴトが勝手に乱れていく性質」のことです。
たとえば、誰も掃除しなければ部屋は散らかる。
パソコンのデスクトップも、しばらくすると謎のファイルで埋まる。
これは、あなたが「だらしないから」とかじゃなくて、
「自然な現象」として“整った状態は勝手に崩れていく”という話なんです。
熱力学では「閉じた系ではエントロピー(乱雑さ)は増大する」というのが法則になっていて、
これは、エネルギーや情報も同じように“放っておくとムダになっていく”ということでもあります。
情報も、人間関係も、乱れていく
ビジネスの現場でもこの「乱れ」は確実に存在していて、
たとえば情報がどこにあるか分からない、フォルダが散らかっている、
誰がどの業務をしているか不明確、SlackやLINEがカオス、などなど。
最初はスッキリしていたのに、気がついたらどんどんごちゃごちゃに。
これもエントロピーの増大と言えます。
人間関係もそうです。
信頼していた人とも、やりとりをしない期間が長くなれば誤解が生まれたり、
なんとなく距離ができてしまう。これも「関係のエントロピー化」です。
整えることは、ムダを減らす行為
ではどうすればいいか?
ポイントは、「定期的に整える」ことです。
整理整頓、というとなんだか昭和の根性論っぽいですが、
実は「エネルギーを効率よく使う」ための、れっきとした対策なんですね。
- フォルダの構成を定期的に見直す
- 情報の流れを設計し直す
- やり取りのルールを明文化する
- 優先順位を毎週更新する
などなど、小さなことでも秩序をつくる行為を入れていくことで、
エントロピーはある程度コントロールできます。
逆に言うと、「整えなければ、自然と乱れる」のが当たり前なので、
何もしない=悪化する、というのは物理的にも明白なんですよね。
シンプルな構造が、最強
ビジネスでもよくあるのが、「とりあえずツールを足す」ことによって、
かえって複雑化していくパターン。
情報共有アプリを3つ以上使っていたり、
集計方法がバラバラだったり、
誰がどこを見ればいいのか分からなくなっていたり。
こういうときこそ、「シンプルに整える」ことが重要です。
つまり、エントロピー対策とは、
自分たちのビジネスの流れを、意識的にデザインし直すこと
とも言えます。
放置される情報は、存在しないも同じ
ちなみに「せっかく用意したのに誰も見ていない資料」や「共有フォルダの奥の奥」みたいな存在も、
物理の視点で言えばエネルギーが活用されていない状態です。
これは存在していても、エネルギーとしてはゼロに近いんです。
むしろ、存在してるだけでノイズになることすらあります。
だから、情報はただ「置く」のではなく、
「届く」「伝わる」ように設計し直さないと意味がない。
逆に言えば、必要な情報がサッと見つかる状態にするだけで、
日々の業務がぐんと効率的になります。
やはり「整える」は戦略
ということで、今日は「エントロピー」の話をビジネスに当てはめてみました。
- 整ったものは、放っておくと乱れていく
- エネルギーや情報も、放置すれば無駄になる
- だからこそ「定期的に整える」ことが、効率と成果を生む
- 整えることは、戦略である
これを知っているかどうかで、あなたの時間の使い方や、
仕事の効率が変わってくると思います。
何かを新しく始める前に、まずは今ある「乱れ」を整えるところから。
それが一番のレバレッジかもしれません。
ではまた。
P.S.
最近、冷蔵庫の中の「調味料エリア」がごちゃごちゃしてきたので、
ふとエントロピーの話を思い出して整理しました。
賞味期限切れのソースが3本もあって、軽く凹みました…
いわさき写真教室をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
