運動は認知症予防に効果があると言われています。しかし、高齢者にとってどのような運動が効果的なのかは、まだ分かっていませんでした。

名古屋大学の研究グループは、65歳~85歳の高齢者415人を対象に、有酸素運動、筋トレ、有酸素運動と筋トレの組み合わせ、運動なしの4つのグループに分けて調査を行いました。
その結果、記憶力アップに一番効果的だったのは、なんと有酸素運動だったのです!
筋トレや組み合わせグループよりも、有酸素運動グループの方が記憶検査の成績が向上していました。
しかも、効果は運動開始後すぐに現れ、半年後も持続していました!
これは、ウォーキングや水泳などの有酸素運動が、脳の血流を促進し、記憶をつかさどる海馬の神経細胞を活性化する効果があると考えられます。
認知機能低下を予防したい方は、今から毎日30分程度のウォーキングを習慣化してみてはいかがでしょうか?
ご家族も一緒に運動することで、より効果的に脳を活性化できます!
今すぐ始められる、簡単な有酸素運動
- ウォーキング
- 水泳
- ジョギング
- サイクリング
- ダンス
- エアロビクス
運動を始める前に
- 無理のない範囲で行いましょう
- こまめに水分補給をしましょう
まとめ
認知機能低下予防に一番効果的な運動は、有酸素運動だという事。ウォーキングなど、毎日30分程度の運動を習慣化しよう。ご家族と一緒に運動することで、より効果的に脳を活性化が期待できます。
参考
- Makino T, et al. J Alzheimers Dis. 2021;82(2):701-717.
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