コーヒーやお茶は、私たちの生活に欠かせない嗜好品ですが、実は脳の健康にも良い影響を与えていることが研究で明らかになっています。
2021年に中国の天津医科大学の研究グループが行った調査によると、コーヒーやお茶を適度に飲む人は、脳卒中や認知症のリスクが低くなるという結果が出ています。
この調査は、イギリスのUK Biobankに登録された50〜74歳の中高年365,682人を対象に、2006年から2020年までの14年間追跡調査を行い、コーヒーやお茶の消費量と脳卒中・認知症の発症リスクの関係を調べました。
その結果、毎日2〜3杯のコーヒーと2〜3杯のお茶を飲んでいた人は、
- 脳卒中のリスクが32%低い
- 認知症のリスクが28%低い
ことがわかりました。
コーヒーとお茶を別々に、または組み合わせて摂取しても同様の効果が見られ、研究グループは、これらの結果から、コーヒーやお茶に含まれる成分が脳の健康に良い影響を与えている可能性があると推測しています。
しかし、この研究はあくまで相関関係を調べたものであり、コーヒーやお茶を飲むことによって確実に脳卒中や認知症のリスクが低くなるという因果関係はまだ証明されていません。
今後、さらに詳細な研究が進むことで、コーヒーやお茶の成分が脳の健康にどのように影響を与えているのか、より明確に解明されることが期待されます。
いずれにしても、コーヒーやお茶は適度に楽しむことで、脳の健康維持に役立つ可能性があると言えます。
コーヒーやお茶を飲む習慣がない方は、ぜひ今日から始めてみてはいかがでしょうか?
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