どうも、岩崎です。
最近、このサイトやメルマガを読んでくれている方々からいくつかのメッセージをいただきました。その中で気になることがありまして、「思い込みで自信をなくしてしまっている人が多いなー」と感じた次第です。
これってとってももったいないことだと思うんです。
なので、今回は、「自信と行動についてのお話」をしていきたいと思います。

自信の大切さ
自信がなぜ大切なのか、まずは考えてみましょう。
知識を身につけることは重要ですが、それが頭の中だけに留まってしまっても、現実の世界は変わりません。行動がなければ何も始まりません。
しかし、行動することは意外と難しいもの。
多くの人が経験する問題の一つが、「オレにもできる!」という気持ちが持てないことです。この自己効力感(ジココーリョクカン)が不足すると、行動するハードルが高くなります。
人間の脳は大きな変化を避けるようにできていて、新しい冒険には恐れが伴います。これは古代の人間にとって、「新しいこと」=「死を意味する(リスク)」があったからです。
落ちこぼれ経験から学ぶ
ここでちょっとわかりやすくするために、私の黒歴史を紹介します。
高校時代に、挫折を味わいました。勉強しても成績が上がらず、周りよりも努力しているはずなのに、私よりも全然勉強していない人の方が成績が良かったので
→自己効力感を失い
→やる気をなくしてしまいました。
つまり、「オレにもできる!」という自己効力感が当時の私には全くない状態だったので、全くやる気が起きなかったわけです。
「成績は伸びない」し。
「やる気は出ない」し。
「さらに成績が落ちる」
という自分に対する自信がない状態だったため、どんどん行動することが難しくなってしまった。
カメラマンにも同じ問題が
売上に悩むカメラマンたちも同じような状況に陥りがちです。
私はいつも「マーケティングだけ勉強しても結果は出ない」と言っていますが、これは知識だけでなく、実践できない(し続けられない)ことが原因です。
慣れないことをするのは難しいというのは当たり前で、多くの人はそれに耐えることができません。
ここで自信が必要になってくるんですけど、それが不足すると行動力が低下します。
これは完全に、スキル(技術)とか知識の問題じゃないんですね。
スキル(技術)とか知識の問題じゃない
- スキルが上がれば、売上に対する悩みは解消されるんでしょうか?
- 技術が上がれば、売上に対する悩みは解消されるんでしょうか?
- 知識が増えれば、売上に対する悩みは解消されるんでしょうか?
って事です。
私の例で言えば、中学のころはそれなりに成績が良かったのに、高校に入ったらどんどんと成績は落ちて、その高校内で成績が悪いだけじゃなくて全国平均以下まで落ちちゃったわけです。
中学から高校になった瞬間に脳のスペックが急に退化するわけじゃないですよね。つまり能力は変わっていなくて、完全に「心の問題」ってことです。
プロのスポーツ選手でも「心の問題」が起こる
イップスとかもそうですよね。メンタルの問題によって体のコントロールが効かなくなることです。
この動画を見てください。
武井壮さんの切り抜きYoutube
この動画では、武井壮さんがYouTubeでイップスに悩む人々に対して解説しています。イップスの主な原因は、身体の命令系統とその反応を適切に鍛えないままスポーツを行い、特に子供の頃から技術を積み重ねてきた人が影響を受けやすいという事。
イップスは単なる技術不足ではなく、身体を思った通りに動かす事ができない事が問題。それくらい心の問題は怖いんです。
それ、本当に苦手ですか?
自信が大事だよーってのは、わかっていただけたと思うんですけど、問題は「自信がない状態」がそもそも誤解って場合です。
本当に苦手で不得意ならともかく、もし自信がない理由が誤解だったら、そんな誤解で行動力を下げちゃうのはもったいないですよね。
先日もクライアントさんで「写真が苦手です」って方がいたんですけど、実際はぜんぜん写真が下手じゃないんです。
写真の基本で話している通り、意図や目的が明確にする事。キレイとかカッコいいだけではなく、写真で一言じゃないですけど、メッセージが伝わればそれでいいんです。
個人的には、写真が下手どころかかなり上手な部類に入ると感じました。でも、この方は苦手だって感じてしまっていたんですね。
苦手だと勘違いする原因は「完璧主義」
誤解しちゃう原因としてよくあるのが完璧主義です。
完璧主義の原因
- 「他の人はもっと上手にできる」
- 「もっと完成度が高くないとそれは失敗だ」
- 「上手にできていないから苦手だ」
みたいな意識ですね。
完璧主義の大きな問題は「0」か「100」になっちゃうことです。「100」じゃなければ、それ以外は失敗だったり、苦手だって思い込みやすいんですね。
でも実際は「100」なんてことはほとんどありえないですよね。そして大前提として、そもそもどこが「100」なのかもよくわからないし。
でも完璧主義の人は、この存在しない架空の「100」を目指しちゃうんです。するといつまでも「100」にはなりえないから、結局はほとんど「0」のまま状態になります。
だから完璧主義というのは行動できなくなります。「50」とか「60」の中途半端な状態に耐えられないから行動できない。(完璧主義にとっては50は0と同じ)
だから行動にブレーキがかかるんですね。
完璧主義は本当は持っているかもしれない才能をつぶす
もったいないのは、本来は苦手でも不得意でもないはずなのに、完璧主義による思い込みで自信をなくしてしまったり、本来持っているはずの才能をつぶしちゃうことです。
そういう意味で完璧主義というのは悪なんです。
100点じゃないからといって、70点も80点もあるかもしれない能力を潰しちゃのはもったいないですよね。
実際のところ、マーケティングでやる施策なんて、50点でもスキルとしては超上出来なこともたくさんあります。
てか50点もあればスゴくないですか?
私はすごいと思うんですよね。
この記事だってぜんぜん100点じゃないですし、50点にもなってないかも知れないです。
でも別にいいんです。毎日のように誰かしらが感想を送ってくださるんで。
100点じゃないとしても、たった一人の心や考えを動かせられれば、もうそれはやった意味があるはず。
誰か一人にでも影響を与えられれば、それは価値がある
PCが苦手っていう人もけっこう多いですけど、それってホントに苦手でしょうか?
私はPCを使う仕事をずーっとやっていますけど、いまだにWi-Fiとかよくわかりません。
(2.4Gと5Gの違いとか…ホント意味不明)
家のプリンターはWi-FiでPCと接続できるらしいんですけど、結局よくわからなくていまだにケーブルで繋いでいますからね
PCが苦手だって言っているクライアントさんが、私よりもWordに詳しいなんてことだって普通にあります。苦手っていうのは、だいたいの場合は単なる思い込みです。そもそも「ここからが苦手!」なんて明確な苦手ラインなんてありませんからね。
「苦手」って言っている方の多くは、このラインがものすごく高すぎたりします。
それで苦手意識を持ってしまい、行動力を下げちゃうのはもったいないですよね。
まとめると
「完璧主義になる必要はありませんよー。100点じゃなくても充分に役立つし充分に意味がありますよー。だから不必要に苦手意識を持って、あなたの持っている才能を捨てないでくださいねー」
ってことで、思い込みで行動力が下がっってしまうなんて、ほんとにもったいないですからね。気楽にいきましょう。疲れちゃうし。
完璧主義を解消したいって方はこちらの講義を参考にしてくださいませ。