ねぇねぇ、リスティング広告ってまだ集客に使えるの?
こういう質問をたまにいただきます。
(厳密には違うんですが「リスティング広告≒PPC広告」と思ってください)
結論から言うと、めちゃくちゃ使えます。クライアントさんの中には一人あたり1,500円くらいで獲得できている人もいます。(証拠は後ほど)
もしまだ使ってないなら使うことを強くオススメします。
今のリスティング広告の現状
「リスティング広告ってなに?それっておいしいの?」って言う人のために、1分でざっくり説明します。
リスティング広告はGoogleとかで検索をした時に上に表示されるヤツです。
「広告」とか「Ad」と書いてあるものが広告。
書いていないものが広告外(自然検索)でいわゆるSEOってやつです。お金を払うと、SEOを無視してグイーンと一気に一番上に表示されます。
自然検索の上には地図(ローカルパック)ってのが表示される場合もありますね。
この攻略についてはまた今度。(急いでいる人は検索してください)
実際にやってみよう
Googleであなたの「地域名 サービス名」で調べてみましょう。
(例)「新宿 カメラマン」「代々木 スタジオ」
特徴をザックリと載せておきます。
もっと詳しく知りたい人は講義ページの中の「リスティング広告」を参考にしてください。
全部長時間の動画ですが、全部見るのは時間がもったいないので、実践部分以外は動画を見なくてもOKです。(現在更新中2023.6.30)
スライドをダウンロードできるようにしてあるので、そっちをさらっと見るだけで大丈夫です。
テキトーでも良いのでまずは実践!とりあえずやってみれば、なんとなくわかってきます。
1人1,000〜2,000円前後で月に30〜100人集客
さて、リスティング広告の説明が終わったところで本題に入りましょう。
昔からメルマガなどを読んでくれている方はよくご存知だと思いますが、僕がサロン経営者さんにリスティング広告を勧めまくっていた7〜8年前は、リスティング広告なんてほとんど誰も知らない時代でした。
だから、ぜんぜん値引きをしないでも、1人1,000〜2,000円前後で月に30〜100人とか集客できてたんですね。
いやー、良い時代でした。
残念ながら今は競合も増えたので「リスティング広告はもうオワコンでしょ」って声をたまに聞きます。
が、それは違います。「もうこれ以上は集客は必要ないわー」って人以外は今でもやるべきです。
今のリスティング広告の現状
リスティング広告はスタジオ集客にまだまだ有効です。
今でも、私のクライアントさんは「全員」リスティング広告をやり続けています。
業種や地域や競合、集めたいお客さんの数(攻め具合)によってもまったく変わるので一概には言えないんですけど、今でも平均で1,500〜5,000円とかで一人のお客さんを獲得できます。
例えば下の画像を見てください。2023年6月の最新データ。
広告費25,740円で17件の成約(この場合の成約は電話のコール)をしています。
つまり一人あたり1,512円の費用(CPA:顧客獲得単価)しかかかっていません。めちゃ安いですよね。
もちろん、これはかなり良い方の数値なので、全部がこうなるわけじゃないですけど(これが世の中でよくおこなわれる恣意的な印象操作ってやつです。皆さん気をつけましょうw)、こういう数字も実際に出せるし、CPA1,500円〜5,000円くらいに収まることが多いです。
この成約数は「スマホで電話がタップされた」回数で計測しているので、実際の来店数とは厳密には違います。実際には平均でこの±20%くらい。
また、月6万円の広告費の別のクライアントさんからは「先月は新規50名突破」という報告を先日もらいました。SEOからも入っていると思うのですが、その分を差し引いても2,000円以下では獲得できていそうですね。
「プル」はやっぱりうま味が多い
リスティング広告は、例えば「新宿で良いスタジオないかなー」って人がGoogleなどで「新宿 スタジオ」って検索をされた時に表示させる広告。
つまり、チラシなどと違って、必要としている人に、必要なタイミングで、必要な提案、ができるってことなんですね。
こういう集客方法をプル型っていうんですが、プル型はうま味が多いです。
最初から、客質が良くリピート率が低くなりにくいお客さんを集めているので、客単価もLTV(一生涯で使ってくれる金額)も高くなります。
参考講義
「この広告は良いから」「この媒体は良いから」ってのはヤバイ
ただし注意も必要。
リスティング広告はホームページ対策が死ぬほど大事になってきます。
お客さんが「どのスタジオに行こっかなー」って状態から、どのスタジオを選ぶかは基本的にはホームページの内容でしか判断できないからです。
リスティング広告は、あくまでホームページを適切な人に見せるための手段。
広告を出したからといってホームページやスタジオ自体の魅力が上がるわけじゃないので「リスティング広告をやったから儲かる」ってわけじゃないです。
「この広告は良いから」「この媒体は良いから」っていうのは、マジでやめたほうが良いです。バブルが終わった瞬間に死にます。
Facebook広告の費用対効果が1年で10倍!?
とくにWebやネット集客は、常にこういう繰り返しです。
こんな例があります。
マーケティング業界ではFacebook広告が去年すさまじいバブルだったんですよ。リスティング広告よりも成果が良いって。
確かに最初はすごかったです。例えばリスティング広告で1メールアドレスで2,000円くらいで獲得しているのが相場だとしたら、Facebook広告を使うと1メールアドレス300円とかで獲得できていました。
じゃあ1年後の今はどうか?運用の仕方にもよりますけど、1メールアドレス2,000円〜5,000円とかに高騰しています。たった1年で!
で、最近はみんなリスティング広告に戻ってきてます。(余談ですが、Facebook広告はプル型じゃなくてプッシュ型広告なので、その後のLTV(顧客生涯価値:一生で使ってくれる金額)が異常に低いってマイナス要因もだんだん発覚してきてます)
「ボーナス狙い」「バブル狙い」は実力じゃないので、結局はその後に苦労します。
なのでいつも言っているように、小手先の手法じゃなくて、本質的な力が大事ってことですね。
リスティング広告は自分で予算1,000円からでも始められますよ
ってことで、リスティング広告やりましょう。
店舗ビジネスをしているのであれば、やらない理由はないです。(戦略を組んで意図的に避けている人は例外)
リスティング広告の大きなメリットは、広告代理店に頼まなくても、あなた自身ですぐに出稿できる点です。
GoogleのGoogle広告とYahoo!のYahoo!広告がありますが、まずはGoogle広告だけでOKです。
ほとんどのユーザーはスマホで、Googleを使いますからね。
今はGoogleもYahoo!もかなり親切になっています。私がやり始めた頃のGoogleはマジでクソ鬼でした。
わからなかったらサクッと問い合わせちゃいましょう。
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/
https://ads-promo.yahoo.co.jp/
そして、予算も自由。月に1,000円でも10,000円でもOK。
まあ、使うんでしたら月に2〜3万円くらいがオススメです。
一人のお客さんを仮に5,000円で獲得するのが目標だとしたら、10,000円を使ったとしても運が悪ければ0人の場合もありますからね。
最初はある程度ちゃんとしたデータ結果を見ることと、実際にお客さんをまずは一人を獲得してみるという意味でも2〜3万円は使ってみるのが良いです。
もう一つのめっちゃ大きなメリット
そしてもう一つ大きなメリットがあるんです。
個人的にはこっちの方が、カメラマンさんにリスティング広告をやってもらいたい理由として大きかったりします。
それはリスティング広告をやってみると「マーケティング感覚が身につく」ということ。
自分で広告を管理し、運用することで
メリット
- いくら使って(広告費)何人集客できたか?(CV:コンバージョン数、成約数)
- ひとりあたりいくらでお客さんにきてもらえたか?(CPA:顧客獲得単価)
- こういう広告に変えてみたら反応が変わるんじゃないか?
- ホームページをこう変えたらお客さんに伝わりやすいんじゃないか?
こういうことを意識する習慣がつきます。
習慣化のエネルギーを使うことはほんと大事なので、どっかの機会で説明できればと思っていますが、習慣がつけばイヤでも実力は上がります。しかも複利的に。
慣れたり集客できるようになって、もう自分で管理するのはメンドーだなって思ったら広告代理店に頼めばOKです。(ある程度規模のある人は、最初から広告代理店を使ってもOK)
私のクライアントさんもみんなそうです。最初は自分でやってみて、集客できるようになってきたら、代理を頼んでくれたりします。
で、より広告精度を上げたり、浮いた時間を経営者として専念してもらっています。
ってことで、ぜひやってみてはどうでしょうか。
リスティング広告の説明や、やり方についてはこっちで解説しています!
基礎から設定まで、図解入りでみっちり解説しています。カメラマン向けにここまで解説しているものはないと思うので、ぜひご活用いだけたらと思います。
(長いので最初はさらっと飛ばしながら見てくださいね)
ではまた!
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