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記憶力向上のためのスマホ・インターネット利用の注意点

頭のいい人たちが共通して持つ特徴の一つが、「記憶力」です。覚えた事を思い出すのも大事ですよね。

スマホが脳に悪影響を与えると注意喚起する書籍『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン:著、新潮社:発行)が大きな話題になっています。この話題になっている書籍は、スマートフォンやインターネットの使用が脳に与える影響が深刻な問題となっていることです。

特に、子どもから大人まで、その影響は広がりつつあります。

東北大学加齢医学研究所の研究チームが、子どものスマホ使用時間が増加するにつれて学力が低下する傾向が見られました。

特に、メッセンジャーアプリを使用していると学習したことが頭から消えるという恐ろしい事実がわかっています。

子どもだけに限られた影響だとは考えにくく、大人も十分に注意する必要があります。

この悪影響はスマートフォンに限らず、パソコンやタブレットも同様です。

インターネットの過度な使用が、脳の発達や構造に悪影響を及ぼすことが明確になっています。

ただ、これらをすべてゼロにするのは難しい。

であれば、使用時間を短くするようにしたり、制限をする機能やアプリを活用していただくと良いと思います。

脳の構造をつくりかえてしまうほどの力がインターネットにはあることを、ぜひ、忘れない程度にご活用ください。

参考:「Impact of frequency of internet use on development of brain structures and verbal intelligence: Longitudinal analyses」Hum Brain Mapp.2018 Nov;39(11):4471-4479. 28.

日本語訳

研究によれば、過度なインターネット利用は認知機能の低下と複数の脳領域のボリューム減少と関連しています。ただし、日常のインターネット利用が口頭知能と脳構造の発達に与える影響はこれまで調査されていませんでした。この研究では、一般集団から選ばれた子供たちの大規模なサンプルを用いて、インターネット使用頻度が脳の領域ごとの灰白質/白質体積(rGMV/rWMV)や口頭知能に与える影響を断面的に調査し、3.0 ± 0.3年後の変化も追跡しました。

断面的な分析では有意な関連は見られませんでしたが、長期的な分析では、高いインターネット利用頻度が口頭知能の低下と広範な脳領域のrGMVおよびrWMVの小さな増加と関連していることが明らかになりました。これらの領域には、言語処理、注意、実行機能、感情、報酬に関連する領域が含まれます。要するに、頻繁なインターネット利用は、直接的または間接的に、後の段階で口頭知能の低下と灰白質ボリュームの小さな発達と関連している可能性があります。

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。