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認知症患者の運動機能評価に革命、腕時計型ウェアラブルデバイスの登場

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認知症と上肢運動機能の関連性

過去の研究から、上肢運動機能の低下は認知機能の低下と関連していることが示されてきました。

しかし、重度の認知症患者の中には、運動麻痺のないにもかかわらず、運動機能に障害が生じることがあり、これまで認知機能の正確な評価が難しいとされてきました。

新たな運動機能評価の方法

東京大学先端科学技術研究センター身体情報学分野の宮﨑敦子特任研究員と檜山敦特任教授らの研究チームは、認知症患者の腕の動きを活用して運動機能評価が可能な腕時計型ウェアラブルデバイスを開発しました。

このデバイスは、ドラムを叩く動作中の腕の動きをモニタリングし、認知機能の評価に成功しました。

イラスト)ドラム演奏中の腕の動きの計測

ドラム演奏と認知機能の評価

この研究では、ドラムを叩く際にドラムスティックがドラムから跳ね返る特性を利用しました。

これにより、認知症患者が簡単に腕を何度も上げることが可能となり、20分間のドラムセッション中の腕の動きを測定しました。

研究結果と認知症との関連

研究の結果、ドラム演奏中の腕の挙上角度が握力と相関していることが明らかになり、腕時計型ウェアラブルデバイスが上肢運動機能評価に有効な方法であることが示されました。

また、認知症の重症度が高いほど、ドラムを叩く腕の角度が低くなる傾向があり、認知症と運動機能の相関性が浮かび上がりました。

新たな評価方法の意義

これらの方法は、認知機能の低下を早期に発見するだけでなく、認知症の症状の重い患者に対するスクリーニングにも利用できる可能性があります。この手法が普及すれば、認知症の早期発見や症状の進行抑制、治療効果の評価に大きく貢献することが期待されます。

いわさきじゅん

スクエアシンク・インターナショナル株式会社代表。主にひとり経営者のために、ウェブ広告を使った自動化戦略の構築をサポートしています。

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