ちょうど最近、SEOについてのご相談や質問をいくつかいただいたんですね。
ワタシはまだ日本ではまだほとんど馴染みがなかった2005年ころからSEOをやってますけど、今のSEOは数年前とまったく違っています。
ってことで、今回は今の時代の正しいSEOのやり方についてのお話をしたいと思います。
ま、ウェブ集客とかに興味のない人にはクソつまんない内容だと思います。
興味のある方だけお付き合いくださいませませ。
SEOってなんだろう?
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化のことです。検索結果で上位表示を獲得するために行う施策を指します。つまり、SEO対策は、検索エンジン最適化対策ってことですね。(ニホンゴって難しい)
例えば、新宿でカメラマンを経営している場合、「新宿 カメラマン」と検索された時に、あなたのホームページが検索結果の上位に表示されれば、多くの見込み客にあなたの存在を知ってもらうことが可能となります。
プル型集客
SEOは、プル型集客と呼ばれるWebマーケティング手法です。プル型は濃い見込み客に対してのアプローチなんで、お客さんになってもらえる確率が高いってわけですね。ちなみにプッシュ型もあります。
プル型集客とプッシュ型集客
マーケティングにおいて、集客は重要な要素です。集客を成功させるためには、2種類の集客の特徴を理解して、正しく使い分けることが大切です。
SEOの基本的な対策
SEOの対策は大きく分けて2つあります。
- 内部対策:ホームページそのものの品質に関する対策
- 外部対策:他のサイトからのリンクを集める対策
❶内部対策
内部対策は、ホームページそのものの品質を高める対策です。具体的には、以下のようなものがあります。この辺りは、ホームページ業者が得意なので、マルっと投げても大丈夫でしょうね。
チェックポイント
- 狙ったキーワードの出現率
- タイトルとかサイト情報の書き方
- プログラム言語の正確さ
- 表示速度
- ユーザビリティ(使いやすさ)
- ホームページ(ドメイン)の運用歴
- サイトのボリューム(ページやコンテンツ数)
- 読み手の満足度(めちゃたくさんの要素で機械的に判断)

❷外部対策
外部対策は、他のサイトからのリンクを集める対策です。リンクの数や質が多いほど、ホームページの評価が高くなります。
例えば「このカメラマンいいっすよー!→(リンク)」って他の人のブログとかから紹介されれば、それはサイトととしての評価が高くなるってことです。
もちろん実際に良いカメラマンなのかはわかりませんが、少なくともWeb上の世界ではたくさん引用されていれば、それはニーズがあるってことです。
論文の世界って「どれだけ引用されたか?」で評価が決まるんですけど、それと同じですね。
もともと検索エンジン自体が、世界中の論文を探すために作られたものだったりしますし。
で、リンクを貼ってくれるサイトのことを「バックリンクサイト」とか「被リンクサイト」なんて言うんですけど、外部対策はこのバックリンクサイトを集めていきましょーってことですね。
じゃ、どうやって集めるか?

基本的には自分で作ります。自作自演ってことですね。
リンクを貼ってくれるサイトを集めるったって、よほど大きなメディアじゃなければそんな簡単には集まりませんからね。
リンクを集めるには、以下のようなものがあります。
- ブログやSNSで積極的に情報発信する
- 業界関連のサイトやメディアに情報を掲載してもらう
- 有益なコンテンツを作成して、他のサイトからリンクを集める
ここまでがSEOの基本的な解説です。
SEOの歴史
Googleとの死闘の歴史を知らないと危ない
SEOは、Googleが検索結果の品質を向上させるために、常にアルゴリズムを更新しています。なので、SEO対策も常にどんどん変化しています。
過去には、キーワードの詰め込みや自作自演のリンクなど、ブラックハットSEOと呼ばれる手法が有効でしたが、現在ではGoogleの対策によって効果がありません。

その歴史と事実を知らないと「絶対に安全だし順位が上がる」なんて無責任で根拠のない断言をする変な業者に高いお金を払っちゃったり、危険な古い情報を実践しちゃって、逆に順位が下るなんてことが起きてしまいます。
でも、これまでのGoogleのSEOの歴史を知っておくと、このようなリスクがものすごく減ります。
やったらヤバいこととかは、過去の歴史を見れば一目瞭然ですからね。
そして「じゃ、今はどういう対策をするべきか?」っていうことも自分で判断できるようになってきます。
なので歴史を知っておくことはすごく大事です。もちろんザックリの理解で充分なんですね。
それだけでも全然違いますから。
SEO対策を行う際の注意点
SEO対策を行う際には、以下の点に注意が必要です。
- 最新のアルゴリズムを理解する
(誰かが言っている事を信用するのではなく、Googleが出している情報を信用しよう) - ブラックハットSEOを避け(こんなのはやっちゃダメよ)
- キーワードの乱用
- 隠しテキストや隠しリンクの使用
- サテライトサイトからのリンクの購入
- クローキング
- リダイレクトの悪用
- コンテンツの盗用
- ドメインの大量取得
- 継続的な対策を行う
2019年に発表されたE-A-Tの対策
2019年、Googleは検索結果の品質向上を目的として、E-A-T(Expertise, Authority, Trust)の重要性を強調したわけです。E-A-Tとは、こんな要素があります。
- Expertise(専門性):その分野の知識や経験が豊富であること
- Authority(権威性):その分野で信頼されている存在であること
- Trust(信頼性):正確で信頼できる情報であること
Googleは、信頼できる情報を提供できるサイトを高く評価するため、E-A-Tの向上がSEO対策においてますます重要になってきています。
E-A-Tを向上させるための具体的な方法
専門性(Expertise)を高める
- 撮影技術や知識に関するコンテンツを作成して、その分野の専門家であることをアピールする
- 写真業界や専門家による認定資格を取得する
- セミナーや講演を開催して、他のカメラマンや写真家から信頼を得る
権威性(Authority)
- 業界誌やメディアへの掲載を狙う
- 口コミやレビューを積極的に集める
- 他のカメラマンや写真家から推薦を受ける
信頼性(Trust)
- 正確で信頼できる情報を提供するようにする
- 出典を明記する
- サイトのデザインやレイアウトを整える
もし優先順位をつけるとしたら
一番簡単だと思われるのは、専門性→信頼性→権威性の順番で攻略していくと良いと思います。なぜかというと、専門家が専門的な内容をブログなどで書くのは、難しく無いからです。
E-A-Tが重要なの、でSEO対策に与える影響
E-A-Tの重視は、SEO対策において以下の2つの影響を与えると考えられます。
- 検索結果の上位表示のしやすさ:E-A-Tが高いサイトは、ユーザーにとって有益な情報を提供しているという評価を受けやすいため、検索結果の上位表示がしやすくなります。
- コンバージョン率の向上:E-A-Tが高いサイトは、ユーザーからの信頼を得やすいため、コンバージョン率の向上が期待できます。
2019年以降、E-A-Tの重視はさらに強まっていくと考えられます。SEO対策を実施する際には、E-A-Tの向上を意識することが重要です。
次回以降では、SEOの歴史について解説します。
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