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カメラマン経営者のためのSEO講座Vol.2 SEOを業者に依頼するのってどうなの?問題

前回、「SEOって結局どういう対策をすべきか?」について簡単に説明しました。けど、これを徹底的に理解する必要はありません。ナントナークだけで問題ありません。

Googleとの死闘の歴史を知ること

いわさき

その歴史と事実を知らないと「絶対に安全だし順位が上がる」なんて無責任で根拠のない断言をする変な業者に高いお金を払っちゃったり、危険な古い情報を実践しちゃって逆に順位が下るなんてことが起きてしまいます。

Googleとの歴史的な戦いを知るなんて重要なの?

前回の記事をちょっと振り返ると、過去の成功や失敗を知らないと、無責任な業者に高額な料金を支払ってしまったり、古い情報で誤った行動をとってしまうかもしれません。

この点は非常に重要です。

「SEOの過去の歴史を知る必要があるのか?」と疑問に思うかもしれませんが、実際にはこれが非常に重要です。実際、私が提供している有料サービス「DIY!いわさき写真教室」では、2023年の最新のSEO対策に関する話をしています。

なぜなら、「SEOには確固たる答えがない」からです。

この理念は、今後のSEOの重要な要素です。

確固たる答えがないので、予測して「これは、過去の歴史を参考にして考えればこっちの方が正解確率が高いよな」って判断できるようになります。

だから、過去の歴史を知ることは非常に重要です。

SEOに関する断言…それホント?

また、多くの場合、SEO業者の営業担当者は「必ず上位に表示させます!」「Googleのシステムを完全に理解していますから安心です!」もしくは、「上位表示されたら売上3倍です」などとSEO業者さんも頑張って営業してきます。

いや、それありえねーっス

この営業トークには慎重になりましょう。私はそんな時は、営業マンの目が泳いでいないかをチェックします。

実際、このような主張をする場合は、SEOの素人である可能性が高いか、あなたをだますつもりの可能性が高いのかもしれません。

Googleがやりたいことは広告費を稼ぐこと

他のプラットフォーム(SNS、プロバイダーなど)もほぼ同じですが、Googleの一番の目的は「広告費を増やすこと」です。

SEOって「こうやれば順位が上がりますよ!」ってことをGoogle側が教えてくれるわけじゃありません。

「ユーザーの役に立つサイトを作るための対策」ということに関してはGoogleのSEO責任者が情報発信したり質門に答えたりすることもあります。

むしろ大部分は隠したいし、絶対にバレちゃダメ。

なんでかというと…

Googleの主要な収益源は広告費であり、Googleは広告を見るユーザーを増やすことだから。そのために、Googleを利用するユーザーが増える必要があります。

参考

米グーグル、MSともに増益 4~6月期、クラウド好調

アメリカのテクノロジー企業、グーグルの親会社であるアルファベットが2023年4月から6月までの決算を発表しました。この決算によれば、アルファベットの純利益は15%増の183億6800万ドル(約2兆5900億円)で、6四半期ぶりに増益となりました。

そして、ユーザーがGoogleをより多く使用するためには、Googleが優れた検索エンジンであることが不可欠です。ちょっと考えてみましょう。

クイズ王

じゃ、Googleはどうやったら広告でさらに儲けられるんでしょう?

Google

広告を見る人が増えればいいですよね。

クイズ王

じゃ、Googleはどうやったら広告でさらに儲けられるんでしょう?

Google

Googleを使うユーザーが増えればいいですよね。

クイズ王

じゃ、Googleを使う人ってどうやったら増えるんでしょう?

Google

超便利な検索エンジンにすればいいですよね。

クイズ王

じゃ、超便利な検索エンジンってどんな検索エンジンでしょう?

Google

検索する人が「そうそう!これが知りたかったんだよ!Google超便利🎶」って思うような検索結果を見せることができれば良い。

つまり、Googleの最優先事項は「検索結果の精度の高さ」なんです。

a person using a laptop
何を探そうかな?

結局は、役に立つか立たないか

ユーザーの役に立つサイトは上位に上げたいし、ユーザーの役に立たないサイトは上位にしたくないわけですね。

つまり意図的に細工をして、検索結果をコントロールされるなんてもっての他。

検索結果を決めるプログラム要素のことを「アルゴリズム」って言います。

ただし、Googleは多くの情報を秘密にし、そのアルゴリズムは極めて機密事項です。全部で200個以上のアルゴリズムで順位が決まると言われています。

さらに、このアルゴリズムは頻繁に変更され、アップデートが行われます。E-A-T、Core Web Vitals、BERT、Page Experienceなどの要素が含まれます。

日々変動し、年に数回大規模なアップデートが行われます。

black android smartphone on top of white book
絶対に教えない

なので、これらのアルゴリズムを完全に理解している人はほとんど存在せず、その情報は漏れることはまずありません。もし情報が漏れれば、Googleのビジネスに深刻な影響を及ぼすわけです。

Welq問題

2018年、Welqという健康情報サイトでDeNAがゴリゴリにSEOをかけて上位を独占していたけど、医療情報の中身がまったく嘘だったり著作権問題で大炎上。そんなサイトを上位にしていたってことでGoogleも叩かれた問題。

LINE Yahoo!問題

2023年3月にLINEとYahoo! JAPANの検索結果の表示順位の変更は、ユーザーの検索意図や行動を重視するアルゴリズムの普及につながった。Googleも、ユーザーの検索意図や行動を重視するアルゴリズムに変更した。

ChatGPT問題

2023年10月にGoogleは、AI倫理に関するガイドラインを更新し、大規模言語モデルの開発と使用において、偏り、信憑性、安全性、透明性に関する課題があるモデルに対してレッド信号を出しました。

結局、SEOのノウハウはどのようにしてわかるのでしょうか?

答えは単純で、予測と検証です。

例えば、「この方法を試したら順位が向上した」とか、「順位が下がったサイトには共通点があるので、現在のアルゴリズムはその要素に重点を置いている可能性がある」といった具体的な情報を通じて、SEOの方法を理解し、それを公開または有料で教える人々も現れ、その情報が広まります。

しかし、その情報はあくまで予測に過ぎず、専門家によって意見が異なることがよくあります。さらに、過去に通用していた方法でも、現在では効果がないことが多いって事です。

つまり、あなたのビジネスはあなたにしかわからないって事です。

具体的な流れとして(私の場合)

「カメラマン」で検索上位に上げたいと考える
全世界のカメラマンの中で一番になるなんてムーリー

「日本 カメラマン」で検索上位にあげたいと考える
日本の中で一番になるなんてムーリー

「東京 カメラマン」で検索上位に上げたいと考える
東京だってチョー広いからムーリー

「新宿 カメラマン」で検索上位に上げたいと考える
これも無理だと思って、専門性をプラス

「新宿 カメラマン 金魚」で検索上位に上げたいと考えた。

結果的に、カメラマンで上位にランクイン!

GoogleもSEOされないように必死

結局、GoogleもSEOの操作を防ぐために努力しています。毎日何千人ものエンジニアが新しいアルゴリズムを開発し、SEO対策者を出し抜くために努力しています。ある意味で、SEOを完璧に攻略することは非常に難しい。

Google

あ、今のアルゴリズムが対策され始めてるぞ!よーし!対策されないようにもっと複雑で賢いアルゴリズムに変更だ!

これを世界中の超絶有能なGoogle社員たちが、SEO対策者を叩き潰すために何万人もの人員でやってるんですよ。

毎月数千万円かけてもよくわからない

古くからの友人に、SEO専門家として研究している人がいます。

数十人ものスタッフと毎月数千万円もの費用を使ってSEOを何年も研究しています。

で、その友人でも「(今の)SEOよくわからん」って言うこともあるんですよ。

もちろんこれは本当にまったくわかんないって意味じゃないんですけど、それくらい複雑化しているし、コントロールすることが難しくなっているってことです。

つまりもう「これだけやれば絶対にサクッと上がりますよー」なんて時代じゃないってことです。

ということで、私たち一般人が完全にコントロールできると思うのはもう諦めましょう。

SEO業者よりもあなたの方がSEOに向いてるかも

「じゃ、SEOのことをよく知らんから、なおさらSEOはムリじゃん」って夢も希望もないように思うかも知れません。

でも安心してください。逆です。

今のこの状況って、たしかにSEO業者には厳しいけど実はあなたには有利です。

その理由は、さっき言ったように今のGoogleが

Google

検索する人が「そうそう!これが知りたかったんだよ!Google超便利🎶」って思うような検索結果を見せられれば良いんですよね。

って状態をかなり高い精度で作り出せるようになっているからです。

つまり私たちがやるべきはひとつ!

検索する人が欲しい情報をちゃんと丁寧に提供していくってこと。テクニックに頼るんじゃなくて。

あなたはその道のプロ

これはSEO業者にはなかなかできないんですよ。

SEO業者はカメラの知識もないですし、ユーザーに役立つ情報を書くこともできませんから。 あと、クライアントの何十個何百個ものサイトの対策をしなきゃいけないですから。

でも、あなたは違いますよね。

あなたはそのジャンルのプロなんですからユーザーに役立つ内容は作れるし、自分のサイト1つに集中すればOK。だから「SEOが難しくなった」って言うけど実は人によっては良い時代です。

ユーザーに求められるものをちゃんと提供した人が正当に評価されるんですから。

でも逆に言えば、それができないならSEOはかなり厳しいってことです。

SEO以外の手段も検討する

なので身もフタもないこと言いますけど、リアルな話「ちゃんとした内容の濃い記事を書くのはムリくせー」「あんまそういうのに興味もない」って場合は基本的にはSEO以外の手段を選んだ方が早いです。

テクニックだけじゃ厳しいし、焦らずにまじめに手間と労力をかけてやった人が評価されるってルールなので。今は。

そして今後はもっとです。

すっごくつまんない結論になっちゃいましたが、これが真実だし、ある意味では良い時代ですね。

別にSEOを諦めるって悪いことじゃないです。

人には得手不得手がありますし、好き嫌いもありますので。 上位に上がるまでかなりの時間もかかります。そのリソース(労力・時間・お金)を他にかけて集客するのも立派な戦略。

ってことで、最後はなんかSEOをやらないって方向の話も出てきちゃいましたけど、一応これが私たちが2023年以降やっていくSEOのベースの考え方になります。

カメラマン経営者の方々へ

SEO対策は、地道な努力が必要な分、効果が出ると大きな成果を上げることができます。

ぜひ今回の内容を参考に、あなたのホームページのSEO対策に取り組んでみてください。

「SEOってなんか難しそう」と思われる方も多いと思いますが、基本的な考え方を理解すれば、誰でも取り組むことができます。

この講座が、カメラマン経営者の方々のSEO対策の第一歩になれば幸いです。

リスティング広告をやろう

ちなみにこの対策を「そんなめんどくせぇことせずにお金で買っちまおうぜ!」ってのがリスティング広告です。

不定期ですが、ブログの更新をお知らせいたします

いわさきじゅん

1998年に広告制作会社で写真が始まり、アートイベント会社の広報として活動していました。まだあまりウェブマーケティングが普及していない2006年からSEO(検索エンジン対策)・リスティング広告(PPC広告)・LPO(ホームページ対策)・コピーライティングなど、サポートをしています。