世の中のカメラマンは、より多くの売上を上げるために日々努力しています。しかし、なかなか思うように売上が上がらないというカメラマンも多いのではないでしょうか。
その原因は、顧客の心理を理解できていないことが考えられます。
お客さんは、商品やサービスを購入する際に、さまざまな心理が働いています。その心理を理解し、顧客のニーズを満たすことができるかどうかが、売上を上げるためには重要です。
そこで、今回は、顧客の心理を理解するための3つのポイントをご紹介します。
1. 返報性の原理
誰かに何かをしてもらったら、その人に何かを返したいと感じてしまう心理的傾向を「返報性の原理」といいます。
例えば、誰かにプレゼントをもらったら、その人に何かをプレゼントしたくなる、誰かに親切にしてもらったから、その人に親切にしたくなる、といった経験をしたことがあるのではないでしょうか。
この原理をビジネスに活用すれば、お客さんに商品やサービスを買ってもらったり、利用してもらったりする可能性が高まります。
具体的には、無料トライアルや割引などのサービスを提供することで、お客さんに何かをしてもらっているという心理を働かせることができます。
活用例
- 無料撮影キャンペーンを実施する
- 撮影後、写真データの一部を無料でプレゼントする
- 撮影後にアンケートを実施し、回答者に割引券をプレゼントする
結婚式の撮影を行っている写真スタジオでは、無料撮影キャンペーンを実施することで、お客さんに何かしてもらっているという心理を働かせることができます。また、撮影後、写真データの一部を無料でプレゼントすることで、お客さんに返報を求めることができます。
2. 一貫性の法則
一度何かを決めたり、行動したりしたら、その行動や判断を維持したいという心理的傾向を「一貫性の法則」といいます。
例えば、一度何かを買ったら、その商品を使い続けたい、一度何かを信じたら、その考えを貫きたい、といった経験をしたことがあるのではないでしょうか。
この原理をビジネスに活用すれば、顧客に商品やサービスを買ってもらったら、継続して利用してもらったりする可能性が高まります。
具体的には、定期購入や会員制度などのサービスを提供することで、お客さんに一度決めたことを貫いてほしいという心理を働かせることができます。
活用例
- 定期的に撮影プランを提供する
- 会員制度を設け、特典を提供する
ポートレート撮影を行っているカメラマンの場合、定期的に撮影プランを提供することで、お客さんに継続して利用してもらいたいという心理を働かせることができます。また、会員制度を設けることで、お客さんに一度決めたことを貫いてほしいという心理を働かせることができます。
3. 好意性の原理(好意の返報性)
誰かに好意を抱いている人に対しては、好意的な反応を返したいと感じてしまう心理的傾向を「好意性の原理」といいます。
例えば、誰かに褒められたら、その人に好感を抱く、誰かに親切にしてもらったから、その人に好感を抱く、といった経験をしたことがあるのではないでしょうか。これが脳内で何が起きているのというと、オキシトシンというものが大量に出ています。
この原理をビジネスに活用すれば、お客さんに好感を持ってもらい、商品やサービスを買ってもらったり、利用してもらったりする可能性が高まります。
具体的には、お客さんの声を積極的に聞く、クライアントの成功を喜ぶ、といったことで、お客さんに好意を持ってもらえるような対応を心がけましょう。
オキシトシンとは?
オキシトシンは、愛着や信頼感などの感情に関わるホルモンです。また、社会的つながりや親密感を促進する効果があるとも言われています。
オキシトシンは、お客さんとの関係構築に活用することができます。
活用例
- 撮影前にヒアリングを行い、顧客のニーズを把握する
- 撮影後、お客さんに感謝の気持ちを伝える
- おきゃくさんのSNSなどの写真投稿をリツイートやいいねする
イベントの撮影を行っているカメラマンの場合、撮影前にヒアリングを行い、顧客のニーズを把握することで、顧客に好意を持ってもらい、商品やサービスを買ってもらったり、利用してもらったりする可能性が高まります。また、撮影後、顧客に感謝の気持ちを伝えることで、お客さんに好意を持ってもらい、その好意に応える形で商品やサービスを買ったり、利用したりしてくれる可能性が高まります。
まとめ
お客さんの心理を理解することは、売上を上げるために欠かせません。
今回ご紹介した3つのポイントを参考に、顧客の心理を理解し、顧客のニーズを満たすための取り組みを実践してみてください。
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