新しいスキルを身につける際、繰り返しの練習が不可欠ですが、2019年のアメリカ国立衛生研究所(NIH)の研究によれば、練習の合間に短い休憩を取ることがスキルの定着に効果的であることが示されました。
この研究では、被験者が可能な限り早く「4・1・2・3・4」の5桁の数字を10秒間タイピングし、その後10秒間の休憩を35回繰り返すプロセスを脳磁図を用いて解析しました。結果として、休憩のたびにタイピングのスキルが向上していることが明らかになりました。
また、後に同研究チームが行った新たな研究では、休憩中に脳内でタイピング中の活動が高速で再生されていることが示されました。休憩時に脳内での活動が多いほど、その後のスキルの向上が報告されており、適度な休憩がスキルアップに寄与していることがうかがえます。
これらの発見から、スキルアップには単なる練習だけでなく、その合間に適切な休憩を挟むことが効果的であることがわかりました。ひたすら練習に取り組むだけでなく、休憩を上手に活用することで、より効果的なスキルの習得が期待できるでしょう。
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